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読み応えあり!中谷美紀さんの本「オーストリア滞在記」が面白い

Salzburg,Austria

中谷美紀さんの「オーストリア滞在記」が面白く、久しぶりに読書熱が再燃しております。

2018年にドイツ人のビオラ奏者 ティロ・フェヒナーさんと結婚された中谷さんは、現在 日本とオーストリアを約半年ずつ過ごされています。

この著書は、2020年 新型コロナウイルスでヨーロッパ諸国が入国制限を始めた5月から7月までの3か月間を、オーストリアで過ごした中谷さんの暮らしがしたためられた日記となっています。

中谷美紀さんといえば、現在は別会社に移籍しているようですが、美形が集結している芸能プロダクションに所属している美しい俳優さんというイメージだけで、特段 なんの感慨もなかったのですが(ファンの方はごめんなさい)、私生活が一切 未知である方の日常生活を垣間見るうちに、不思議と親近感を覚えました。

読み応えたっぷりの「オーストリア滞在記」は、中谷さんの優れた洞察力、勉強家・努力家であること、そしてご本人の人となりがわかる1冊であると思います。

今回はその一部をご紹介いたします。

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中谷美紀さんの本「オーストリア滞在記」

alm,Salzburg,Austria

日本に半年、オーストリアに半年

当方が中谷美紀さんの本、「オーストリア滞在記」に興味をもったのは、中谷さんのオーストリアでの生活が写真付きで掲載されていた婦人公論の記事を読んだのがきっかけでした。

ウィーン国立歌劇場管弦楽団、ウィーンフィルハーモニー管弦楽団、そして管弦楽アンサンブル「フィルハーモニクス」に所属するドイツ人のビオラ奏者、ティロ・フェヒナーさんと結婚された中谷さんは、オーストリアに半年滞在し、もう半年は日本で仕事をされるいう生活を送られています。

オーストリアに滞在されている間は、ウイーンのアパートと、ザツルブルクの山小屋で過ごし、著書にて日々の生活がしたためられています。

※ 婦人公論に掲載の記事は、本文最後にリンクを貼っています。

ガーデニング

flowers (★)

日記の前半は、中谷さんと夫君によるザルツブルクの山小屋のガーデニングについてしたためられています。

どのような植物を植えるか、その配置など、中谷さんが幾たびもシミュレーションし、夫君が傾斜のある丘の木の根っこや石を片付けるさま、宿根草などの買い付けなどの記録です。

お二人とも、芝を刈り込み、華やかな草花が咲き誇る「いかにも」というガーデンは好まず、あくまでも自然に沿った雰囲気を出すよう設計してゆく様子や、お手伝いに来てくれる若いアルバイトさんへ思い、提供する美味しそうなランチなどが書かれています。

家事

brooms-214717 (★)

意外だったは、ザルツブルクの山小屋にて、中谷さんはご自身で毎日 掃除・洗濯等の家事をなさっているようです。

そしてもちろん1日3度の食事づくりもご本人が行っています。

日記の中で、20年にわたる役者生活で、私たちにとっては当たり前ともいえる日常生活を、中谷さんは「犠牲にしてきた」と述べられています。

新型コロナウイルスのまん延により、職業を問わず、今までの暮らしを誰もが見直し始めていることを感じます。

義理の娘について

 

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週に1~2回ほど訪れる、夫君の娘さんJについて。

当方は、Jと中谷さんとのやりとりが書かれている日記が好きで、義娘が訪問した日の記録を楽しみながら読みました。

中谷さんは「パッチワーク家族」と称していましたが、ヨーロッパでは お別れしたパートナーとの間に授かった子供を、その後も協力し合って普通に育てるそうですね。

食べず嫌いがあるJに、いかに興味をもって食べてもらえるか、中谷さんの奮闘ぶりが楽しめます。

また、少しずつ義娘との距離が近づいてきたこと、中谷さんのJに対する心情を吐露するところは、彼女も血の通った人間なのだなと思いました。

ドイツ語レッスン

夫君と結婚された当初、中谷さんは英語にて会話をされていたようですが、ドイツ語のみ話す義娘とのコミュニケーションを、より図らなければと思うようになったようです。

ここで中谷さんのお人柄が垣間見えたのですが、ほかの人が自分に合わせて英語を話してくれているのが申し訳ないと感じはじめ、ドイツ語圏ではドイツ語を話そうと決心します。

しかし、コロナ渦でドイツ語のレッスンに通うことが叶わず、オンライン授業を始めます。

ドイツ語教師とのやり取りが詳細に記され、ある時は差別的な行為をされたこと、尊敬できる教師との出会い、ドイツの歴史的背景をも総括している学習内容の記述が詳細に記載されており、大変ためになりました。

食生活

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ザルツブルクとウイーンにて、美味しそうな食材を調達する様子が大変魅力的にしたためられています。

日本では容易に手に入るものでもオーストリアではかなわない。しかしながら、オーストリアならではの新鮮で安全な食材、ワインについてなど。

ところで、この日記で知ったのですが、中谷さんは糖質を控えた食生活を送られているようです。

著書の冒頭あたりから、砂糖を召し上がらないことに触れていましたが、その後の記録にて何故 糖質を取らないようになったかという理由がわかってきます。

中谷さんの日記の魅力は、ある内容をその場で説明するのではなく、後日の記録にさりげななくしたためていることで、その筆法に脱帽しました。

余談ですが、当方は好きなものを目一杯いただき、体重計にのっては下がらない数値に落胆する日々を送っておりますが、なるほど、このような食材を自分も採り入れてみようかなと思うものがいくつも登場しますので、非常に参考になっています。

夫君について

julio-rionaldo-xIoze9dH4WI-unsplash (★)

中谷さんというと、ストイックなまでの役作りをされているようなイメージをもっていたのですが、ご自身でもいかに役作りなどで自分を追い込んでいたかを、述べられています。

そんな中谷さんに、「Life is too short(人生は、とても短いよ)」と、示したのが夫君です。

音楽家である彼は、コロナの影響でコンサートなどの音楽活動を行うことが出来ず、ロックダウン中は失業状態で、中谷さんとほぼ毎日顔を合わせた生活を送っています。

しかしながら、3つの管弦楽団を掛け持ちしているだけあり、そのバイタリティたるや すざまじいものがあります(笑)。

ところで、オーストリアをはじめ、ヨーロッパ諸国では婚姻手続きをとらず、生涯パートナー関係でいることもあるようですが、中谷さんの場合は、「結婚という手続きを行わないと、わずらわしいことが多い」という理由で結婚したそうで、ご本人曰く、決してロマンチックではなかったようです。

しかし、このコロナ渦において、別の国に滞在しているパートナー同士が家族と証明されないがために、1年以上も会うことがかなわない方々もいるため、結婚がすべてではないものの、そうしておいて良かった。ありがたかったと述べられています。

まとめ

 

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2020年、コロナ渦におけるオーストリアでの3か月の日々の生活が綴られた、「オーストリア滞在記」を、わずかではありますが、ご案内いたしました。

この1冊は中谷さんの人となり、人生観、世界観をうかがい知ることが出来るかと思います。

美味しそうな料理もふんだんに出てきますので、ご興味のある方は お手に取ってみてください。

[紹介本]

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[婦人公論.jp]

中谷美紀「国際結婚、夫の一人娘・・・・・・オーストリアで私を変えた新しい家族」

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この記事を書いた人
カジトラ

関東在住の専業主婦です。
夫と二人暮らし。

家族の介護、某シンクタンクで馬車馬のように働き詰めだった日々に一区切りして、現在はコンパニオンプランツ栽培で野菜を育てています。

文明の利器を取り入れつつ、古き良きモノ・慣習を大事にしながら丁寧に暮らしてゆくことを目指しています。

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カジトラ