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ミョウガのコンパニオンプランツ|ローズマリーと柿|栽培のポイント

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農学博士の木嶋利男先生が紹介されている、ミョウガのコンパニオンプランツ栽培について、ご案内いたします。

ミョウガは半日陰を好む野菜ですが、ローズマリーや柿のそばに植えますと、空間を利用しながら互いの生育が促進すると言われています。

追肥の必要もないミョウガのコンパニオンプランツ栽培は、植えっぱなしでお手軽ですので参考になさってください。

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ミョウガのコンパニオンプランツ「ローズマリー」

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株元に空間をつくるローズマリー

ローズマリーは、香りの高いシソ科の常緑低木で、先端のやわらかい枝や葉は、肉料理や魚料理など、多目的に使える人気のハーブです。

ローズマリーを プランターや鉢、地植えで何年も栽培し続けますと、草丈が少しずつ伸びてブッシュ状の株になります。

ローズマリーは他の動植物を寄せ付けない「アレロパシー(多感作用)」が強いためか、株元の広い範囲で裸の状態になるのが特徴です。

アレロパシーの影響を受けないミョウガ

農学博士の木嶋利男先生によりますと、ローズマリーのアレロパシーの影響を受けない、おそらく唯一の例外と言えるのが「ミョウガ」なのだそうです。

ローズマリーの株元にミョウガの種株を植え付けますと、芽吹いて茎葉を伸ばし、生長します。

実はこれは、科学的に解明されていない不思議で貴重な現象なのだそうです。

この現象を活かし、ローズマリーが作る空間にミョウガを栽培しますと、一ヶ所に2つの作物を栽培することが出来ます。

ミョウガとローズマリーのコンパニオンプランツ栽培のポイント

品種選び

ミョウガ、ローズマリーともに特に品種を選びません。なんでもOKです。

土づくり

日当たりの良い場所を選びます。

苗を植え付ける1週間ほど前に、土を耕しておきます。

やせた畑の場合、完熟たい肥とぼかし肥を施します。

畑でハーブを栽培する場合は、野菜の生育が悪くなりますので、畑の隅のほうに植え付けることをおすすめいたします。

ローズマリーの栽培

挿し木でも栽培OK

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苗で購入するほかに、すでに育っているローズマリーの枝の先端を7~8センチに切って、挿し木して苗を作る方法もあります。

挿し木のローズマリーは、2~3週間ほどで発根します

ローズマリーの栽培適期

ローズマリーの栽培に適した時期は、4~6月です。

20センチ程度まで枝が伸びましたら 先端を切り戻します。

わき芽が伸びてきた場合は、収穫を兼ねて随時切り戻してゆきます。

ミョウガの栽培

ミョウガの栽培適期

ミョウガの植え付けに適した時期は、3月中旬~4月上旬です。

ローズマリーがすでに育っている株元に、幹から20センチ程度離して植え付けます。

半日陰を好みますので、夏の真昼の日光が避けられる場所を選びましょう。

追肥は不要

肥料を与えなくてもよく育ちます。

敷きわら

ローズマリーは水はけが良い場所を好みます。

一方でミョウガは、乾燥を嫌います。

乾燥しやすい場所の場合、ミョウガの周囲に敷きわらを置きましょう。

収穫

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ローズマリーは、新しく伸びたやわらかい枝の先端を切って使います。

ミョウガは、1年目は秋、2年目以降は夏に花ミョウガとして収穫します。

ミョウガとローズマリーのコンパニオンプランツ栽培のポイント

ローズマリーは次第にぐんぐん大きく育ちますので、ミョウガの栽培が3年程度たちましたら、種株を掘り上げて、少しずつ外側に植えて場所を広げてゆきましょう。

ミョウガのコンパニオンプランツ「柿」

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昔は、庭に柿の木を植えているお宅が多かったですね。

私の実家には柿の木がなかったので、最近まで知らなかったのですが、昔は柿の木の根元にミョウガを植えるのが定番だったのだそうです。

ミョウガを植えてカキの実の収穫アップ

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柿は、5月の下旬に花が咲いた後、6月下旬~9月中旬にかけて未熟果が自然に落ちる「生理落果」という現象が起こります。

その原因の1つは、夏の乾燥にあります。

そこでミョウガをカキの株元で育てると保湿になり、生理落果が減るため収穫量がアップします。

ミョウガは強い日光と乾燥を嫌いますので、カキの木の下の半日陰で育てると良く育ちます。

11月中旬になりますとミョウガは茎葉が枯れて地表を覆います。

これが冬の雑草を防ぐ働きもあります。

また、ミョウガの枯れた茎葉は切って、カキの木の周りにマルチのように敷いておきますと、冬の間に分解され、カキの養分になります

ミョウガと柿のコンパニオンプランツ栽培のポイント

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※ 2023年春からミョウガと柿のコンパニオンプランツを始めました

ミョウガは、カキの株元から30センチほど離し、ミョウガどうしは、株間を40センチほど空けて植え付けます。

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ミョウガは1年目には秋、2年目以降は夏に花ミョウガとして収穫します。

地面に頭が見えてきましたら、こまめに掘り取ります。

またミョウガは3年ほど経ちますと株が増えて生育が悪くなってきますので、種株を掘り上げ、カキの樹冠の広がりを考慮しながら、少しずつ外側へ移植するのがポイントです。

まとめ

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※ 2024年6月撮影

農学博士の木嶋利男先生が紹介されている、ミョウガのコンパニオンプランツ栽培についてご案内いたしました。

ローズマリーの株元、カキの株元にミョウガを植え付けますと、半日陰の環境でミョウガがすくすく生長します。

この栽培は、一か所に、2品種を栽培することが出来る大変効率的な方法ですので、参考になさってください。

[参考文献]

木嶋利男著育ちがよくなる! 病害虫に強くなる! 植え合わせワザ88 決定版 コンパニオンプランツの野菜づくり

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キッチンガーデンのこと野菜づくり
この記事を書いた人
カジトラ

関東在住の専業主婦です。
夫と二人暮らし。
2023年の春、海に近い地域に移住しました。

家族の介護、某シンクタンクで馬車馬のように働き詰めだった日々に区切りをつけ、現在は農学博士 木嶋利男氏が提案するコンパニオンプランツ栽培で野菜を育てています。

文明の利器を取り入れつつも、古き良きモノ・慣習を大事にしながら暮らしてゆくことを目指しています。

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