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知って得する!野菜のよい苗の選び方と植え方|野菜づくり初心者さん必読です

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園芸店にたくさん並んでいる野菜の苗。

どれを選んだら良いか、迷ってしまいますね。

今回は、農学博士の木嶋利男先生が紹介されている、良い野菜苗の選び方・苗の植え方についてご案内いたしますので、野菜づくり初心者の方は参考になさってください。

※ トマトやキュウリ、ナスなどの個別の苗の選び方につきましては、別ページにてご案内する予定です。

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野菜づくり初心者さん必読!知って得する野菜のよい苗の選び方

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野菜づくりを始めたばかりの方は、種苗店やホームセンターなどで販売されている苗を植えるのがおすすめです。

苗選びは、野菜の栽培において とても重要で、元気の良い苗はすくすく育ちますので、お世話が容易になります。

苗の選び方のポイント1「茎が太くしっかりしているもの」

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たくさん並んでいる野菜の苗で、おおきなものを選びたくなりますが、茎が太くしっかりしているものを選びましょう。

苗の選び方のポイント2「子葉がきれいに残っているもの」

子葉(しよう=一番最初に出る葉のこと)がきれいに残っているものを選びましょう。

緑色のまま残っている苗は、育苗の間、適切な肥料が施されていた証です。

なお、黄色い子葉は、肥料不足が原因と考えられます。

苗の選び方のポイント3「節の間が詰まっているもの」

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葉と葉の間の間隔が短いものを選びましょう。

節の間が詰まっている苗は、育苗中の生育が順調であった証拠です。

なお、ひょろひょろと徒長(間のび)しているものは、育苗中や店に出荷されたあと、日当たりの悪い環境に置かれた場合などが原因と考えられます。

徒長した苗は、土に植え付けた後の生育が悪いため避けましょう。

苗の選び方のポイント4「病害虫に侵されていないもの」

虫食いがないかチェック

葉が害虫に食べられているものは、苗が弱っているか、肥料過多(メタボ苗)の可能性があり、よく育たない場合があります。

土壌病害に侵されていないかチェック

苗の株元を見て、地際の茎がえぐれたようになっていたり、表皮が剥がれていたり、ケロイド状になっているような場合は、土壌病害に侵されていることがあります。

葉や茎、葉の裏側も確認してみてくださいね。

苗の選び方のポイント5「葉の色につやがあり、厚みがあるもの」

葉につやと厚みがあり、色は濃すぎず、薄すぎず、やや淡い色をしているものを選びましょう。

葉が黄色くなっていたり、下葉が落ちている場合は、肥料切れや育ちすぎになっている可能性があります。

知って得する「野菜苗の植え方」

苗を植え付ける前に水分補給

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この章では、木嶋先生が紹介されている野菜苗の植え方について、ご案内いたします。

野菜の苗は、植え付け穴に水を注ぎ、水が引いたら苗を植える方法や、苗の定植後、水をたっぷり与える方法など さまざまなやり方があります。

木嶋先生がおすすめされている苗の植え方は、野菜苗をポットのままバケツの水に浸し、葉と根に十分水分を行き渡らせたあと、植え穴に苗を植え付けます。

苗を植え付けた後は、3~4日は水やりをせず、苗の力で根っこを張らせてゆくのを待ちます。

苗を定植した後、すぐに水を与えてしまいますと、野菜の根は深く伸びようとせず、浅いところで根を張りはじめます。

根を浅く張った野菜は、萎れやすく常に水を必要として、丈夫に育たなくなります。

なお、苗の植え付けの具体的な方法は、下記を参考になさってください。

[詳細]
野菜苗の植え付けの裏ワザ!水やりしないで元気に育てる「ブクブク植え」をご紹介します

苗を植え付ける時間帯

トマトやナスなどの夏野菜、ハクサイやブロッコリーなどの秋冬野菜は、苗を植え付ける時間帯を変えることで、その後の生長が大きく変わると言われています。

夏野菜は晴天の午前中に植えつけ

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トマトやナスなどの夏野菜の苗は、高温を好みますので、晴天の午前中に植えるのがおすすめです。

苗の植え付け方法は、先にご紹介した「ブクブク植え」を行います。

秋冬野菜は曇天の夕方に植えつけ

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一方で、ハクサイやブロッコリーなどの秋冬野菜は低温を好みますので、曇りの日の夕方に植え付けます。

秋冬野菜を植え付ける秋口は、気温が低下し、日が短くなってくる頃ですので、十分におおきく育った苗を植え付けることが大切です。

小さい苗の場合、ハクサイやキャベツなどは外葉が大きくならず、結球しないことがあります。

また、お彼岸の後になりますと、生育が極端に遅れますので、お彼岸以降の定植は、苗の大きさと質にとくに気を付けましょう。

なお、苗の植え付け方法は、先にご紹介した「ブクブク植え」を行います。

まとめ

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農学博士の木嶋利男先生が紹介されている、良い野菜苗の選び方・苗の植え方についてご案内いたしました。

野菜づくりを始めたばかりの頃は、私もどのような苗を選んだらよいか大いに悩みましたが、木嶋先生がおすすめされている方法を繰り返し実践し、少しずつ苗を見る目が肥えてきたように思います。

なお、トマトやキュウリ、ナスなどの個別の苗の選び方につきましては、別ページでご案内する予定です。

[参考文献]

木嶋利男著「学研ムック 有機・無農薬 野菜別 土づくりと栽培テクニック

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キッチンガーデンのこと野菜づくり
この記事を書いた人
カジトラ

関東在住の専業主婦です。
夫と二人暮らし。
2023年の春、海に近い地域に移住しました。

家族の介護、某シンクタンクで馬車馬のように働き詰めだった日々に区切りをつけ、現在は農学博士 木嶋利男氏が提案するコンパニオンプランツ栽培で野菜を育てています。

文明の利器を取り入れつつも、古き良きモノ・慣習を大事にしながら暮らしてゆくことを目指しています。

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