ニンニクの発芽を早くする裏ワザを、ご紹介いたします。
わが家は毎年、種ニンニクの薄皮を剥いて植え付けておりますが、今年 初めて一晩 水に浸けておいたものを植えてみたところ、芽が出るスピードが早く、とても驚いています。
前年と育てている地域、種ニンニクの種類が異なりますので断定はできませんが、過去におけるニンニク栽培の中で、最も発芽の早さを実感しておりますので、ご参考にしていただければ幸いです。
この方法は、愛媛県の島で自然農を営まれている山岡亨さんが紹介されたものを、参考にさせていただきました。
具体的なやり方をご案内いたしますので、参考になさってください。
2023年「ニンニクの種まきの裏ワザ|水につけて発芽を促進する方法」
種ニンニクの下準備
今回、わが家が行った下準備は以下の2点です。
1.種ニンニクを植える前日に、薄皮を剥きます。
2.薄皮を剥いたニンニクを、水に浸します。
1.種ニンニクの薄皮を剥きます
2.12時間、水に浸けます
持ち運びやすいようにネットに入れて水に浸けましたが、直接 浸水させても良いと思います。
すべてのニンニクに水が行き渡るよう、大きい容器の中に入れるほうが良いですね。(小さい丼に入れたため、何度も裏返す作業が面倒でした)
ニンニクを水に浸ける時間
愛媛県で自然農を営んでおられる山岡さんは、12時間ほど水に浸けられていましたので、わが家もそれに倣って12時間水に浸けました。(深夜0時に起きて水に浸けて~午後2時まで浸しました)
種ニンニクの植え付け
水に浸けた種ニンニクを、畑に植え付けました。
芽が出る先端を上にして、植えます。
効果を実感!水に浸けた種ニンニクの発芽の早さ
種ニンニクを植え付けて、わずか4日で芽が出てきました。
ご覧いただいている上の画像は、植え付けから4日目のものですが、芽の長さからすると、もっと早く発芽していたかもしれません。
ちなみに、昨年の2022年は、薄皮を剥いた種ニンニクを植え付けてから、10日で発芽しました。
栽培記録をみますと、毎年 10日~2週間前後で発芽しており、それに慣れていましたので、4日で発芽とは驚くばかりでした。
例年にくらべ、2023年のニンニクは、発芽がよく揃っているように思います。
理由が 水に浸けた効果なのか、それとも、購入種だったからなのか(管理されたしっかりした種だったからなのか)分かりません。
また、今年から、同じ県内の比較的温暖な地域へ転居しましたので、気候状況も昨年と異なります。
来年は、水に浸けたニンニクと、水に浸けないニンニクをそれぞれ植え付けて、比較してみたいと思います。
2024年「ニンニクの種まきの裏ワザ|水につけて発芽を促進する方法」
2024年9月
2024年も、ニンニクの種は購入したものを使います。
本当は、自家採種したものを定植したいのですが、出来が悪かったらガッカリしてしまうので、やむを得ずです。
今年は、3つの方法で植えようと思います。
① 普通に植える(皮付きのまま水に浸けずに植える)
② 皮付きのものを水に浸けて植える
③ 皮を剝いたものを水に浸けて植える
なお、浸水時間は 昨年と同様 12時間です。
今年は、お彼岸を境にすっかり涼しくなりました。
ニンニクは、お彼岸を過ぎた頃が植え時といわれていますので、9月25日にニンニク種を定植しました。
左から、普通に植えたもの、皮のまま水に浸けたもの、皮を剥いて水に浸けたもので、それぞれ約30片です。
種ニンニクを植え付けた後は、草マルチをしました。
無事に発芽しますように。
2024年10月
2024年10月3日
10月になりました。
ニンニクの植え付けから約1週間になりました。
雨の日が続いていたので、数日間 庭に出ていなかったのですが、ニンニクの芽が出ていました。
皮付きで浸水したものと、皮を剥いて浸水したものが同じくらいよく芽が出ています。
一方で、普通のニンニク(皮付きで水に浸けなかったもの)の発芽は、少し遅れをとっているような印象です。
こちらの画像がわかりやすいかなと思います。
左から、何もしない普通に植えたニンニク、皮付きで浸水したもの、皮を剥いて浸水したものです。
2024年10月10日
ニンニクの芽が伸びてきました。
発芽時には遅れをとっていた普通に植えたニンニクも、どんどん生長してきました。
なお、普通植えの発芽は30本(発芽率100%)、皮付き浸水が27本、皮剥き浸水が27本です。
小さなニンニクもあったので、発芽の有無は誤差と判断しました。
— 引き続き、レポートいたします —
発芽が揃う?水に浸けたニンニクの発芽率
昨年との比較
植え方 | 播種日 | 発芽日 | 発芽日数 | 種について | |||
2022年 | 薄皮剥き | 9月26日 | 10月6日 | 10日 | 自家採取 | ||
2023年 | 薄皮剥きと浸水 | 9月27日 | 10月1日 | 4日 | 購入種 | ||
2024年 | 普通 | 9月25日 | 購入種 | ||||
皮付浸水 | 植え付けから7日未満に 発芽した模様 |
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皮無浸水 |
まとめ
ニンニクの発芽を早くする裏ワザを、ご紹介いたしました。
わが家は毎年、種ニンニクの薄皮を剥いて植え付けておりましたが、今年 初めて一晩 水に浸けておいた種ニンニクを植えてみたところ、芽が出るスピードが早く、とても驚いています。
前年と育てている地域、種ニンニクの種類が異なりますので断定はできませんが、過去におけるニンニク栽培の中で、最も発芽の早さを実感しておりますので、ご参考にしていただければ幸いです。
この方法は、愛媛県で自然農を営まれている山岡亨さんが紹介されたものを、参考にさせていただきました。
山岡さん、ありがとうございました。
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[山岡亨さんの動画:島の自然農園]