農学博士の木嶋利男先生が紹介されている、トウガラシを使ったコンパニオンプランツ栽培をご案内いたします。
トウガラシの株が害虫対策になり、一緒に育てると相性の良い野菜をご案内いたしますので、参考になさってください。
害虫対策|トウガラシでコンパニオンプランツ栽培|おすすめの野菜一覧
トウガラシの効果「菌の繁殖を抑える」
トウガラシの辛み成分は、「カプサイシン」と呼ばれている物質で、菌の繁殖を抑える抗菌作用があると言われています。
トウガラシの効果「虫を忌避する」
トウガラシは、野菜に付く さまざまな害虫を寄せ付けなくする「忌避効果」を期待することができます。
その昔、米びつの中にトウガラシを入れておく習慣がありましたが、これはカプサイシンがもつ害虫に対する忌避効果を利用した害虫対策といえますね。
トウガラシで忌避効果のある害虫
トウガラシを苦手とする害虫は、ハダニやモンシロチョウ、コナガなどです。
トウガラシのコンパニオンプランツ栽培|おすすめの野菜一覧
木嶋先生は、トウガラシをコンパニオンプランツにすると害虫忌避に効果があるとされる野菜は、とくに「アブラナ科の作物」であると、紹介されています。
―アブラナ科の野菜例―
・キャベツ
・ハクサイ
・ブロッコリー
・カリフラワー
・ケールなど
ハダニやモンシロチョウ、コナガなどの害虫は、アブラナ科の野菜に付きやすいので、トウガラシをコンパニオンプランツにすることで 害虫の産卵・繁殖を抑えて、野菜の生育を助けます。
トウガラシとアブラナ科野菜のコンパニオンプランツ栽培の方法
5月頃、トウガラシを株間90cmに植えます。
そして9月頃、キャベツやハクサイなどのアブラナ科野菜を その間に植えて育てます。
ご参考:トウガラシの害虫忌避(わが家の場合)
わが家は、庭のコンポストの周辺に 唐辛子やミントを栽培して虫よけしております。
虫を完全にシャットアウトすることは難しいですが、効果を期待しながら育てております。
唐辛子の栽培期間は意外に長く、赤くなるのを待っていますと (畑のスペースが空かないので)、次の野菜を育てることができませんが、ちょっとしたスペースで栽培するとよいですね。
また、トウガラシを大きめの鉢で育てますと移動することができるので、次回の栽培から挑戦してみようと思っております。
まとめ
農学博士の木嶋利男先生が紹介されている、トウガラシを使ったコンパニオンプランツ栽培をご案内いたしました。
薬剤を使用しないで 虫を忌避する方法ですので、参考になさってください。