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実験!野菜の苗の植え方どちら良く育つ?2つの方法で試してみます!

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野菜づくりを初めて3年目。夏野菜の苗の植え付けが近づいてまいりました。

苗の植え付ける方法はいろいろ紹介されていますが、今年は2つの植え方でどちらがよく育つか実験してみようと思います。

苗の健康具合にも左右されるかとは思いますが、植え付けから収穫までをレポートいたしますので、ご参考にしていただけましたら嬉しく思います。

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苗の植え方1「土に浸水させて植え付ける方法」

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まず1つめの方法です。

苗を軽く浸水。植え付け前後に水やりをしっかり行う方法

バケツに水を入れて苗ポットを30分ほど浸水。ウネに穴を開けて水を注ぎ苗を植え付け、最後に水をたっぷり与えます。

これは野菜の苗の植え付けで一般的に行っている方法のようですね。

私もこの植え付けでずっと行ってきました。

苗の植え方2「ブクブク植え」

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2つ目の方法です。

苗をしっかり浸水。植え付け前後は水やりをしない方法

バケツに水を入れて苗ポットを浸し、ブクブクと気泡が出終わりましたらポットを取り出し、日陰で2~3時間ほど放置します。

苗を植え付ける前後は、水やりを行いません。

定植(苗を植え付ける)する土の状態は、お団子が作れるほど湿らせておきます。

病原菌の感染リスクを防ぐ!?

こちらの「植え方2」は、農学博士の木嶋利男先生がご紹介されている方法です。

木嶋先生によりますと、苗の植え付けるタイミングは病原菌の感染リスクが高いため、植え方を工夫する必要があるとおっしゃっています。

この方法が病気を出さない苗植えのコツで、たっぷり水を吸い込んだ苗は自前の水分を使って活動的に根を生やし、速やかに活着するのだそうです。

定植後に水を与えてしまいますと苗は根を伸ばそうとせず、病原菌の侵入を許してしまいます。

根幹がヘルメット代わりに

根っこの先端に「根幹(こんかん)」と呼ばれるヘルメットのような組織があり、粘液を出して根の生長点を保護しながら土の中を進んでゆきます。

粘液の中にはいろいろな微生物がひそんでいて、外部から侵入しようとする病原菌を排除する役目を果たします。

木嶋先生によりますと発根は非常に重要で、「スムーズな活着 = 病気にならない」のだそうです。

実験「苗の植え方1」「苗の植え方2」

使用した苗はナス、キュウリ、トマト、ピーマンです。

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苗の植え方1

1番の方法は、バケツに水を入れて苗ポットを30分ほど浸水させ、植え付ける土の穴に水を注ぐ方法です。

苗を植え付けた後、水やりをしました。

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苗の植え方2

もう1つの方法は、水を入れたバケツにポリポットの苗を入れ、ブクブクと気泡が出終わるまで浸けて吸水させます。

次にポットを取り出して、風のない明るい日陰に2~3時間置き、葉先まで水をいき渡らせます。

そして苗を植え付けます。4~5日は水やりを行わいません。

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しっかり水を吸った苗を植え付けました。ナスと一緒に写っている野菜はニラです。

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まとめ

「野菜づくりに正解はなし」と言われていますように、様々な育て方があります。

今回ご紹介します2つの苗の植え方も正解ではありませんが、家庭菜園を初めて3年になり、野菜づくりというものは失敗を繰り返し、模索をしながら少しずつ上達してゆくものだと実感しています。

4月の終わりに夏野菜のトマト、ナス、キュウリ、ピーマンの苗を2つの方法で植え付けました。

苗の大きさや健康状態が異なるため、完全に比較をすることは難しいかとは思いますが、これから数か月このページで苗の生長をレポートしてまいりますので、また遊びにいらしてくださいね。

[参考文献]

・野菜づくりBOOKサポート付 貸農園 シェア畑

・木嶋利男著(GAKKEN)農薬に頼らない病虫害対策 (学研ムック 学研趣味の菜園)

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キッチンガーデンのこと野菜づくり
この記事を書いた人
カジトラ

関東在住の専業主婦です。
夫と二人暮らし。
2023年の春、海に近い地域に移住しました。

家族の介護、某シンクタンクで馬車馬のように働き詰めだった日々に区切りをつけ、現在は農学博士 木嶋利男氏が提案するコンパニオンプランツ栽培で野菜を育てています。

文明の利器を取り入れつつも、古き良きモノ・慣習を大事にしながら暮らしてゆくことを目指しています。

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