いちごの苗の増やし方|丈夫な苗を取るポイントをご紹介いたします
いちごの苗の増やし方をご紹介いたします。
いちごは ほかの野菜と異なり、「ランナー」と呼ばれるひもの様な長い茎を伸ばして繁殖してゆきます。
伸びたランナーを、土を入れたポットにのせておきますと、自然に根を出して活着し、秋にはその苗を植え付けることが出来ます。
今回は農学博士の木嶋利男先生が紹介されている「いちごの苗の増やし方(苗採り)」「丈夫な苗を取るポイント」についてご案内いたします。
丈夫ないちごの苗の増やすポイント
健康ないちごの株で苗採りしましょう
いちごの苗採りは、病気にかかっていない株を使います。
三番目以降の株が最適です
丈夫ないちごの苗を取るポイントは、ランナーの3節目にあたる株を使うことです。
1番目(太郎株)、2番目(次郎株)は親株の病気を受け継いでいる可能性がありますので、3番目(三郎株)以降の株を採苗して育てましょう。
いちごの苗の採り方
準備するもの
🍓 ポリポット
🍓 赤玉土または、育苗土
🍓 Uピン・洗濯ばさみなど、ランナーを留めるもの
いちごの苗の採り方
ポリポットに土を入れ、水を注いで土を湿らせておきます。
葉が付いた三番目の株をポットの上にのせておきます。すると自然に根を出して活着します。
ランナーのしなりが良いと、株がポットから飛び出てしまいますので、洗濯ばさみやUピンなどでランナーを留めると安定します。
ランナーを切り離していちご苗を育てます
根が活着して株が育ってきましたら、ランナーを切り離して秋まで管理します。
採苗中・育苗中も、いちごの病気(炭疽病、立枯病など)が出ますので、泥はねや過湿に気を付けましょう。
秋口まで苗を元気に育てるポイント
夏の暑い日差しで、苗どりした株が弱って枯れる場合がありますので、ポットを土の中に半分埋めておきますと、秋口まで苗が元気に育ちます。
いちごの苗採りで気を付けたいこと
🍓清潔なハサミでランナーをカット
ランナーをカットする際は、必ず清潔なハサミを使いましょう。
🍓病気の株で採苗しないで
ランナーや葉っぱに黒っぽい斑点があるいちごの株は、炭疽病におかされている可能性がありますので、使わないようにしましょう。
まとめ
農学博士の木嶋利男先生が紹介されている、いちごの苗の増やし方をご紹介いたしました。
病気にかかっていない健康ないちごの茎(ランナー)の3番目以降の株をポリポットに植えて育てますと、次の植え付けに使うことが出来ます。
ランナーを切るときは、清潔なハサミを使い、泥はねや過湿に気を付けながら、秋まで育ててゆきましょう。
[参考文献]
[関連記事]
イチゴのコンパニオンプランツ|害虫忌避・病気予防・生長促進する野菜をご紹介します
[参考アイテム]