トマトの越冬栽培に挑戦しております。
私たちが家庭菜園で育てるトマトは、秋になる前に株を片付けて、栽培を終了します。
実は、トマトは南米アンデス高地が原産で、多年草の作物です。
日本は寒い冬がありますので、一年草の扱いになっていますが、環境が整いさえすれば、ずっと生長する野菜なのです。
温かい室内で越冬させたトマトを、どこまで育てることが出来るか、今年もレポートしてまいります。
2020年トマトの越冬栽培にチャレンジレポート
室内で育てるトマトの苗
かき取ったわき芽
トマトの苗は生長するとわき芽が出てきますので、こまめにかき取ります。
これを土に挿して日当たりの良い場所に置き、時々水やりをし続けてゆきますと発根し、トマトの株に生長します。
上の写真は今年8月の終わりにかき取ったトマトのわき芽を何本か植木鉢に挿したものです。
いくつか挿してみましたが、息絶えてしまうわき芽が多く、生き残ったのわき芽は2本でした。
11月になりました。草丈は1mほどにも伸びて花が咲き、先日小さな実が付きました。
室内でトマトを冬越しさせる方法
トマトを室内で冬越しさせる条件
トマトは夏の強い日差しの下で生長する野菜ですので、日差しが弱くなり気温が下がる11月にもなりますと、生長が悪くなり枯れてしまいます。
そこで今後は 日が当たる家の中に移動させて育ててみようと思います。
🍅日がよく当たるガラス窓のそばに置いて栽培します(20℃~25℃)
🍅2週間に1回程度、液体肥料をほどこします。
🍅花が咲いたら指先で人工受粉を行います。
🍅1日1回、コップ1杯程度 水やりをします。
トマトの冬越し観察レポート
11月上旬
11月になり、トマトの鉢を室内に入れました。
普段はカーテンを開けてお日様の光を取り込んでいます。
暖かい日で20℃近くになります。
たくさん花が咲いています。小さな実も付いてきました。
今のところ上の写真が一番大きな実ですが、お尻にひびが入っています。
11月下旬
11月下旬になりました。
トマトの葉の下のほうが だんだん枯れてきましたので取り除きました。
家庭菜園でも実が付いたそばの葉は次第に枯れてきますが、室内栽培のほうが劣化する速度が早いように感じます(心配です)。
一番大きく実が付いているトマトです。少し色が黄色くなってきました。
赤くなるのはまだまだ先になりそうですが、その前に苗が枯れてしまわなければ良いのですが・・・。
今年は「プチぷよ」という品種を育てていますが、実の付きが良く 現在30個ほどなっています。
先端は花が満開です。
室内栽培のため昆虫に受粉をしてもらえませんので、花が咲いたら都度 指先でちょんちょんと人工受粉をしているだけですが、実の付きが良いようです。
12月
12月になりました。
一番初めに成った実が赤く色付き始めました。
美味しいかどうか、いささか不安ではありますが、トマトが赤く染まってゆく過程を毎日観察していますと、こんな風に色付くんだ~と、畑では味わえない楽しみがあります。
下のほうの葉がずいぶん枯れたので取り除きましたが、上のほうは わき芽が出ています。
ゆっくりながらも 一応 生長している証として、これからも観察を続けてゆきます。
12月22日
年末が近づいてきました。
トマトの葉はすべて枯れてしまいました。
葉がここまで枯れてしまいますと、もう生長しないですね。
実は少しずつ色づいてきました。もう少し赤くなったら収穫です。
12月30日
年末になりました。
トマトの実が真っ赤に色づきましたので、収穫しました。
12月30日。完全に枯れた茎、青い実とお別れしました。
夏からの長い付き合いでしたのでさみしかったです(その割に、クモの巣が張っているという管理のずさんさ)。
直射日光に当てずに赤くなりましたので、美味しいかどうか不安ですが、さっそく食べてみました。
畑で栽培していたときと同じように濃厚な味わいでしたが、甘い品種にもかかわらず非常に酸っぱかったです。
生で食べるには勇気が要るほど酸味が強いので、ピザにのせていただきました。
熱を加えると酸味が少しだけやわらぎますね。
同じく室内で育てていた青唐辛子と一緒に焼いていただきました。
残りのトマトはソースにして料理に使おうと思います。
2021年トマトの越冬栽培にチャレンジレポート
2021年10月
畑で育てていたトマトのこぼれ種が発芽したので、植木鉢に移植しました。
今年はこちらを育ててゆこうと思います。
2021年11月
トマトの花が咲きました。
11月になりましたが、晴天で20℃近い日が続いておりますので、まだ室内には入れず、玄関のドアの前に置いています。
今年の夏、畑で育てていたトマトのこぼれ種がたくさん発芽しましたので、引き抜いてきました。
大きい芽、小さい芽など大きさはバラバラですが、これらを大きめのポットに入れて、越冬させてみようと思います。
ポットの中に育苗用の土を多めに入れて、水をたっぷり注ぎました。
土を多めに入れたのは、越冬期間が長いので、土が減ることを考慮しています。
農学博士の木嶋利男先生によりますと、苗を植え付ける際、根を切ると株が若返るようですので、短くカットしてみました。
全部で15ポットにもなりました。
これがどれだけ冬越し出来るか未知ではありますが、引き続き、レポートしてまいります。
2021年12月
12月になりました。
2020年の実験では、トマトは年末に枯れてしまいましたが、今年は株が小さいからなのでしょうか、何とか生きております。
12月1日
ポットのトマトは、最も温度が高い、2階の窓際に置きました。
鉢に植えたトマトです。
温かい室内とはいえ、少し痩せてきたようです。
それでも小さな実が付きました。
12月13日
寒い日が続いたせいか、ポットのトマトが1株枯れました。
これからどんどん脱落者が増えてゆくのでしょうか・・・。
がんばってほしいところです。
12月21日
霜が降りた日の朝、1階の窓際に置いておいた鉢のトマトが枯れてしまいました。
室内で育てているとはいえ、やはり温度が低いのですね。
2022年2月
2022年2月11日
年が明けて、2月になりました。
室内で育てているトマトの株は痩せていますが、何とか生きています。
部屋の温度は、日中は20℃近くまで上がり、明け方は2℃くらいになります。
実も付きました。
枯れてしまったポットもあります。
弱そうな株ばかりですので、畑には植えられそうにありませんが、”わき芽”が伸びてきたら、それを植え付けてみようかなと思い付きました。
2022年3月
3月になりました。
日中の室内の気温は、暖房がなくても20℃を越えるようになりました。
青い果実だったトマトが色付きました。
こちらは黄色いトマトです。
昨年、畑で「きら~ず」という品種を育てていたことを思い出しました。
夫が出張から帰ってきたら、味見をしてみようと思います。
なお、トマトの株は御覧のように すっかりやせ細ってしまい、移植して育つような体力はなさそうです。
しばらく静観し、もしわき芽が出てきたらそれを挿し芽にしてみようかと考えております。
2022年3月9日
収穫したトマトです。
ツルツル光ってとっても可愛いです!
すこし皮がかたい気がしましたが、美味しくいただくことが出来ました。
残った株は、傷みが進んでいますので、苗として植え付けることは難しそうです。
2022年4月
2022年4月29日
唯一、生き残った株1本を、畑に植え付けてみようと思います。
購入したトマトの苗よりとても小さいので、育ってくれるかは分かりません。
2022年4月30日
いよいよ植え付けです。
植え穴にニラを入れて、トマトと一緒に育ててゆきます。
トマトは、ずっと同じ方向に実を付けますので、花芽を畑の通路側に向けて植えつけます。
このように植えますと、収穫が手軽になります。
2023年トマトの越冬栽培にチャレンジレポート
2023年11月
2023年11月1日
2022年は、トマトの越冬栽培をお休みいたしました。
2023年の春に引越しをしまして、新しい地域での生活が始まりました。
夏の間、家の庭で育てていたトマトのこぼれ種で発芽した苗を、植木鉢に植え付けました。
今年はこの2本の苗がどこまで育ってゆくか、レポートしてまいります。
2023年11月8日
夏の間、トマトを庭で栽培しておりましたが、まだ生き残っている株がありました。
その株から脇芽が出ていましたので、10本ほどかき取って、先日の植木鉢に挿し木をしてみました。
ほとんどは枯れてしまうと思いますが、チャレンジしてみますね。
2023年11月13日
11月に入り、いよいよ寒くなってきました。
今日から、夜間はトマトの鉢を 室内(ダイニング)に置くことにしました。
そして、天気が良い昼間は、 外に出して日光を浴びさせようと思います。
数年前は、もっと大きな株を室内で育てていましたが、今年はどうなるでしょうか。
2023年11月27日
二十四節気の小雪を過ぎ、いよいよ寒くなってきました。
今日の日中の気温は14℃ほどあります。
陽も出てきましたので、外に置いて光合成をさせています。
2023年12月
2023年12月17日
昨日(12月16日)は、日中が20℃を超える暖かい日でした。
夜も暖かく、外に出していたトマトのことをすっかり失念してしまい、翌朝、ご覧のとおり萎れてしまいました。
光合成もさせたいので、日中はできるだけ外に出してあげたいのですが、午後には室内に取り込む習慣をつけなければ・・・。
自分のうっかりさを、本当に呪います。
2023年12月22日
萎れて元気がなかったトマトの鉢ですが、天気の良い日に外に出して水やりをしたところ、少し回復したみたいです。
温度のことを考えますと、温かい室内に置いておいたほうがトマトには良いかもしれませんが、天気の良い日はどうしても光合成をさせてあげたくて、外に出してしまいます。
先日の失敗を教訓に、午後 日が陰ってくる前に忘れずに鉢を取り込むようにしています。
2023年12月30日
挿し木した小さな脇芽は枯れてしまいました。
彼てしまった挿し木の脇芽や、葉を取り除きました。
今日は天気が良かったので、日が陰る前まで外に出して、光合成をさせました。
そして初めて液肥を施しました。
2024年1月
2024年1月4日
2024年になりました。
年末に、枯れた挿し木や葉を取り除いたので、すっきりしました。
トマトの鉢は、ダイニングの片隅に置いています。
日中は暖房を入れるので20℃前後になりますが、夜から早朝までは寒い日は5℃くらいになります。
寒暖差のある環境で、どこまで育ってくれるでしょうか。
2024年1月17日
トマトの鉢を室温の高い2階へ移動させました。
ところが数日後、株元の葉が黄色く萎れてきてしまいました。
水が足りないのかな?と思い、水やりをして陽の光を当てました。
傷んでしまった葉は回復しないのでカットしようと思います。
元気そうに見えても、ギリギリのところで頑張っていると思います。
2024年1月19日
枯れた葉を取り除きました。
株元ちかくの葉から枯れてきますね。下のほうがスカスカになってしまいました。
今日の室温(暖房なし)は、午前10時で11℃です。
2024年2月
2024年2月24日
鉢植えのトマトの苗は、茎が弱って折れてしまったので、切り取って水に漬けています。
数日後、根が出てきました。
4月まで、何とか頑張ってほしいです。
鉢に植えたトマトは室内で管理すれば順調に育ってくれると思った時期もありますが、気温が下がったり、乾燥しすぎたりなど、人間にとっては多少平気なことでもトマトにとってはダメージが大きいことがわかりました。
2024年3月
2024年3月11日
3月11日。
13年前の今日、忘れられない日です。
トマトの株を液肥に漬けておいたものの、ついに枯れてしまいました。
今年も越冬に失敗です。
今年の秋に、また挑戦します。
まとめ
2023年のトマトの冬越しは残念ながら失敗しました。
なかなか成功しませんが、2024年も冬越しに挑戦してみようと思います。
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