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根菜類の種をまくタイミングは「新月」に。昔農家さんから学ぶ畑仕事

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昔農家さんが行ってきた「根菜類の種まき」のタイミングについてご紹介いたします。

旧暦で暮らしていた昔の農家さんは、「新月」に大根などの種まきをしていたと言われています。

今回は農事歴の研究をされている久保田豊和さんの月の満ち欠けに合わせた畑仕事の考え方についてご案内いたしますので、参考になさってください。

※満月の5日前〜満月の間に種まきする方法もあります。今回は新月に焦点を絞りご案内いたします。

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根菜類の種をまくタイミングは「新月」

旧暦で生活をしていた昔農家さんは、新月を1日とし、次の新月までの30日間を1か月としていました。

月の満ち欠けで畑仕事

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農事歴を研究されている久保田豊和さんは、野菜づくりを月の満ち欠けに合わせて行いますと、畑仕事の割り振り方が見えてきますと述べられています。

具体的な方法は、新月に大根などの種まきを行い、満月になるまでの15日間は葉物野菜や根菜類のお世話を、満月の翌日から次の新月までの間は果菜類のお世話、収穫、次回種をまくための土づくりを行います。

昔の農家さんは、植物の生長は 新月から月が満ちる満月までの間は 葉っぱ・根っこ・茎が大きく育つ「栄養生長」、満月から次の新月までは花が咲いたり実がなったりする「生殖生長」が盛んになると考えていたそうです。

畑仕事のサイクル

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新月~満月までの畑仕事

・根菜類の種まき 新月に行う
・葉肥(はごえ) 栄養生長のための葉物野菜・根菜類への追肥
・中耕除草 葉物野菜、根菜類
・草取り

満月~次の新月までの畑仕事

・土づくり 次の新月に備える
・実肥(みごえ) 生殖生長のための果菜類への追肥
・中耕除草 果菜類
・花がら摘み、収穫

旧暦のよい部分を取り入れる

昔農家さんは、満月から次の新月の間の15日間に実もの野菜を収穫していたようですが、現実的にトマトやキュウリ、オクラなどは毎日大きく生長しますので、とても満月を待っていられないこともありそうです。

その場合は 融通をきかせ、無理のない範囲で行うとよいですね。

まとめ

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昔農家さんが行ってきた「根菜類の種まき」のタイミングについてご紹介いたしました。

月の満ち欠けは、潮の満ち引きや人間の出産など、自然の動きに連動していると耳にされたことはないでしょうか。

私は野菜を自分で栽培するようになってから、旧暦に沿って畑仕事をするほうが野菜に合っているのではないかと個人的に思うようになり、ところどころで伝承農法を取り入れておりますが、先人の知恵と知識に深い感銘を受けています。

今回は新月に焦点を絞ってご案内いたしましたが、満月になる5日前から種まき、新月になる5日前に苗を植える方法もありますので、別の機会にご紹介いたします。

[参考文献]

久保田豊和著「新版 暦に学ぶ野菜づくりの知恵 畑仕事の十二ヵ月 」

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キッチンガーデンのこと野菜づくり
この記事を書いた人
カジトラ

関東在住の専業主婦です。
夫と二人暮らし。
2023年の春、海に近い地域に移住しました。

家族の介護、某シンクタンクで馬車馬のように働き詰めだった日々に区切りをつけ、現在は農学博士 木嶋利男氏が提案するコンパニオンプランツ栽培で野菜を育てています。

文明の利器を取り入れつつも、古き良きモノ・慣習を大事にしながら暮らしてゆくことを目指しています。

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