ジャガイモの種イモを植え付ける時期は、一般地で2月下旬がスタートと言われています。
しかしながら、あなたが北海道や東北地方など、寒い地域にお住まいの場合、2月の終わりの畑はまだ雪が積もり、霜柱が立っているかもしれませんので、とてもとても植え付けることは出来ませんね。
同じ県でも山間部と平地の気候も異なりますので、昔農家さんはあることを目安にジャガイモを植え付けていました。
今回ご紹介するジャガイモの植え付ける時期を判断する方法は、どの地域にお住まいの場合でも目安になるかと思いますので 参考になさってください。
いつ植える?昔農家さんから学ぶ、ジャガイモの植え付けの時期を判断する方法
カレンダーはあくまでも目安で
家庭菜園を始めた当初、関東在住の私は ジャガイモの種を植え付ける時期は「2月下旬から植えるのが常識」と考えており、種袋に地域別に書かれている植え付けの時期やカレンダーを眺めながら ジャガイモの種イモを植え付けておりました。
しかし、ある年は雪が降り、ある年は霜で畑がガチガチ凍っていることもありましたので、カレンダーで判断するのは難しいと思っておりました。
梅の花が咲いたらジャガイモの植え付け
昔農家さんは、カレンダーを見ながらの農作業は行わず、「梅の花が咲いたタイミング」でジャガイモを植え付けておられました。
この時期から植物はスイッチが入り 本当の新春が始まることを、昔の方は知っていたのですね。
梅の花でその年の気候が判る!?
昔農家さんは、咲いた梅の花の向きで、その年の気候を予測していたと言われています。
梅の花が上を向いていたらその年は空天気(からてんき)、横を向いていたら雨は平年並み、下を向いていたらその年は雨や台風が多い
引用「畑仕事の十二か月(46頁)」久保田豊和 著
まとめ
ジャガイモの植え付けの時期を判断する方法を、ご紹介いたしました。
家庭菜園を始めたばかりの頃は、教科書やSNSの情報にとらわれすぎておりましたが、昔農家さんの知恵と知識が野菜づくりに役立つことを最近になってようやく知り始めたところです。
二月は陰暦で「如月(きさらぎ)」と書きますが、「衣更着(きさらぎ)」とも記します。
梅が咲く時期はまだまだ寒いので、上着をもう一枚羽織って、ジャガイモの種を植え付けに参りましょう。
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