農学博士の木嶋利男先生が紹介されている、「野菜苗の植え付け時間帯」について、ご案内いたします。
木嶋先生によりますと、野菜の苗は、植え付ける時間帯で その後の生育に違いが出てきますと、紹介されています。
今回は、午前に植え付けるとよい苗、夕方に植え付けたほうがよい苗を一覧でご案内いたします。
元気に育つ裏ワザについてもお伝えいたしますので、参考になさってください。
野菜別 苗の植え付け時間帯一覧
夏野菜は晴天の午前中に、秋冬野菜は曇天の夕方に苗を植え付けますと、その後 苗が元気に育ってゆきます。
作物 | 植付ける時間帯 | ||
夏野菜 | ナス科 | トマト・ナス・ピーマン・シシトウ・トウガラシ・パプリカなど | ☀晴れた午前中 |
ウリ科 | キュウリ・ズッキーニ・スイカ・カボチャ・メロン・ゴーヤなど | ||
秋冬野菜 | アブラナ科 | ブロッコリー・ハクサイ・カリフラワー・ケール、菜花、キャベツなど | ☁曇りの夕方 |
マメ科 | エンドウ、ソラマメなど | ||
バラ科 | イチゴ |
夏野菜の苗を植え付ける時間帯「晴れた午前中」
スイカやトマトなどの夏野菜の苗を 晴れた午前中に植え付けますと、その後 元気に育ってゆきます。
農学博士の木嶋利男先生によりますと、野菜は生長のリズムを作るために、植え付けの当日が肝心ですと、紹介されています。
夏野菜の苗を、晴れた午前中に植えると良い理由
(夏野菜の苗は)日照時間が長く気温の高くなる夏に向かって生育するため、畑に植えられた当日に、長時間の日照と高温に遭遇させると、生長のリズムが生まれ、旺盛に生育します。
引用 伝承農法を活かす 野菜の植えつけと種まきの裏ワザ 木嶋利男著(家の光協会)
秋冬野菜の苗を植え付ける時間帯「曇りの夕方」
一方でブロッコリーやエンドウマメなどの秋冬野菜は、日照時間が短く 気温が低くなる冬に向かって生育してゆきますので、冬時間のリズムにする必要があります。
そのため、秋冬野菜の苗を植え付ける当日は、日照時間を短くし 低温状態にさらす必要がありますので、曇りの夕方に行います。
まとめ
季節ごとに 野菜の苗の植え付ける時間を変えますと、生長のリズムが整います。
農学博士の木嶋利男先生は、「野菜の苗は、植え付ける時間帯で その後の生育に違いが出てきます。」と、紹介されています。
夏野菜の苗は晴れた日の午前中、秋冬野菜の苗は曇りの夕方に植え付けますと、苗が元気になり生育がよくなってゆきますので、おためしになってみてくださいね。
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