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トマトの脇芽を挿し木にする方法|1本の苗から次々つくれる脇芽植え

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トマトの脇芽(わきめ)を挿し木にする方法をご紹介いたします。

トマト栽培で「芽かき(脇芽とり)」は、欠かすことが出来ない作業ですが、生えてきた脇芽を利用して、新しい苗を作ることが出来ます。

この方法は、農学博士の木嶋利男先生が紹介されている裏ワザで、1本のトマト苗から次々に苗をつくることが出来ますので、参考になさってください。

本ページでは、木嶋先生が紹介されている方法と、わが家のやり方の2つをご案内いたします。
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トマトの脇芽(わきめ)を挿し木にするメリット

🍅 ミニトマト・トマトの株が使えます。

ミニトマト、トマトの脇芽を使って 挿し木にすることが出来ます。

🍅 1本でたくさん挿し木が作れます

トマトは1本の株でも 次々と脇芽が生えてきますので、それを挿し木として植え付けますと、10本以上苗を増やすことが出来ます。

🍅 常に新鮮な苗を維持することが出来ます

収穫が終わりに近づいたトマトは、だんだん味が落ちてきたと感じることがありますね。

トマトは栽培期間が3~4か月と長いため、時間が経ちますと株が古くなり、果実の味が落ちて採れる量が減ってきます。

そこで生えてきた脇芽を挿し木に利用して新しい苗を作りますと、若い株から次々と果実を収穫することが出来るようになります。

🍅 収穫時期をずらして長く美味しく食べられます

私たちはトマトを栽培するとき、複数の苗をまとめて植え付けますね。

すると収穫期が重なりますので、食べきれないほど採れてしまうことがあるかと思います。

そこでトマトの脇芽を利用しますと、挿し木をした順に育ってゆき、収穫時期がずれますので、果実を順番に採ることが出来ます。

🍅 挿し木苗の脇芽も育てられます!

木嶋先生は、挿し木で繁殖させた株から脇芽をとって、さらに挿し木にすることも出来ますと、述べられています。

そのため、次々と若い元気な芽を常に更新できますので、新鮮な果実を収穫することが出来ます。

「木嶋式」トマトの脇芽を挿し木にする方法

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🍅 脇芽を植え付けるタイミング

かき取った脇芽を、いきなり畑に植え付けますと、萎れたり枯れたりする場合がありますので、雨が降った翌日(もしくは、雨が降る前)の土が湿っている状態の時や、カンカン照りでない曇天の日など、脇芽の水分が発散しない日を選びますと、成功率が上がります。

🍅 脇芽をとる株について

最初の苗は、購入したものでも、ご自身で育てたものでも いずれも使うことが出来ます。

🍅 挿し木にするトマトの脇芽の大きさについて

トマトの脇芽の葉が2枚以上開いたものを挿し木に使います。

🍅 脇芽の植え方

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脇芽の葉が2枚以上開きましたら、つけ根から横に曲げて折り取ります。

折り取った脇芽を湿った土にブサっと挿して、植え付け完了です。

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🍅 脇芽と脇芽の間隔について

普通のトマト栽培と同じように、60cmほど間隔をとって栽培します。

🍅 花芽の向きについて

トマトの花は最後まで同じ向きに咲きますので、トマトの花芽を畑の通路側に向けて植え付けますと、果実の収穫が容易になります。

🍅 挿し木をした後の栽培ポイント

脇芽の根が張るまで、土が乾燥しすぎないように適度に湿り気を帯びる程度に水やりをしましょう。

土にブサっと挿したばかりのトマトの脇芽は ややしおれますが、4~5日で発根して立ち上がってきます。

さらに4~5日生育させて支柱に誘引し、普通のトマトと同じように育ててゆきましょう。

🍅 木嶋式で行った感想

木嶋先生が紹介されている方法をわが家て行ってみたところ、発根処理をしないで脇芽を直接 土に挿しますので、しおれる傾向にありました。

そこで、梅雨の時期に実施したところ、ほとんど萎れることなく脇芽は再生し、大きくなってきました。

今年(2023年)の画像を、近日アップいたしますので、参考になさってください。

[応用]トマトの脇芽を挿し木にする方法

わが家は、木嶋先生の方法をアレンジして、トマトの茎を水に浸け、発根させてから植え付けております。

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[応用1]根出し後、畑に定植する方法

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トマトの脇芽を1週間ほど水に浸け、発根させたものを畑に植え付ける方法です。

[応用2]根出し後、鉢上げして育苗し、畑に定植する方法

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発根させた脇芽が小さい場合、ポットで育ててから定植する方法です。

まとめ

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次々と出てくるトマトの脇芽を挿し木にして、苗を増やす方法をご紹介いたしました。

一番初めに植え付けたトマトの苗から生えた脇芽を 順に挿し木をしてゆきますと、生長が少しずつずれますので、収穫が重なることなく、一度にたくさん採れて困ってしまうことがなくなります。

また、挿し木で大きくなったトマトの株から生えた脇芽を さらに挿し木にすることも出来ます。

農学博士の木嶋利男先生が紹介されている「トマトの脇芽植え」は、常に新鮮な苗にバトンタッチしながら育ててゆくことが出来ますので、おためしになってみてください。

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[参考文献]

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キッチンガーデンのこと野菜づくり
この記事を書いた人
カジトラ

関東在住の専業主婦です。
夫と二人暮らし。
2023年の春、海に近い地域に移住しました。

家族の介護、某シンクタンクで馬車馬のように働き詰めだった日々に区切りをつけ、現在は農学博士 木嶋利男氏が提案するコンパニオンプランツ栽培で野菜を育てています。

文明の利器を取り入れつつも、古き良きモノ・慣習を大事にしながら暮らしてゆくことを目指しています。

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