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畑が強くなる!野菜の病気対策|土に鋤き込んで良いもの・悪いものをご紹介します

wilt disease

農学博士の木嶋利男先生が紹介されている、「野菜の病気対策」にちて、ご案内いたします。

野菜が病気にかかった場合、畑の外に持ち出して処分しなければならないと思っておりましたが、畑の土に鋤き込んでもよいものがあることが分かりました。

薬剤を使わず、病気の発生を抑える畑づくりを目指す対策ですので、参考になさってください。

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野菜の病気対策

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病気の株を土に鋤き込み、強い畑をつくる対策

農学博士の木嶋利男先生によりますと、トマトが萎凋病、ナスが半枯病などにかかってしまった場合、株を丸ごと土に鋤き込みますと、病気に強い畑がつくられてゆきますと、述べられています。

病気の株を土に鋤き込む理由

野菜が病気にかかってしまった時に、一番症状の重いときに丸ごと土の中に鋤き込みます。

これを行いますと、病原菌をエサにする拮抗菌が増え、同時に病原菌がすみつく残渣の分解も早くなり、病気がほとんど発生しなくなります。

さらに分解が得意な微生物が増えて、畑の中で物質循環がよくなりますので、結果として少ない肥料で野菜を育てることが出来るようになってゆきます。

萎凋病にかかったトマトの例

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画像はイメージです

当年

トマトが萎凋病にかかってしまった場合、症状が一番重いときに刻んで土の中に鋤き込みます。

萎凋病の病原菌は土の中のトマトの残渣や、その周辺に生き残って翌年感染します。

この時点で、土の中の善玉菌(土壌拮抗菌)はごくわずかです。

翌年

翌年になりますと、病原菌をエサにする善玉菌が増えて病気が発生しにくくなります。

善玉菌が増えるため、残渣の分解も早くなり、完全に分解されますと、病原菌は生き残りにくくなってゆきます。

病気の株を土に鋤き込むことが出来るもの

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トマトの萎凋病と同様に、病気の株を土の中に鋤き込んでもよいものを、ご紹介いたします。

ナス科

・ナスの半枯病
・半身萎凋病

ウリ科

・つる割れ病
・べと病
・うどんこ病
・モザイク病

ヒユ科

・ホウレンソウの立枯病

病気の株を土の鋤き込むことが出来ない病気

鋤き込みを避けたほうが良い病気です。

ナス科

・青枯病

アブラナ科

・根こぶ病
・軟腐病など

まとめ

tomato

農学博士の木嶋利男先生が紹介されている、家庭菜園で野菜が病気にかかってしまった時の対策について、ご案内いたしました。

病気の種類にもよりますが、やみくもに薬剤を使わずとも、野菜の力で畑を強くしてゆくことが出来る場合もあるのですね。

もし、あなたの畑の野菜が病気にかかってしまわれた場合、木嶋先生の対策をヒントにしてみられてはいかがでしょうか。

[参考文献]

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キッチンガーデンのこと野菜づくり
この記事を書いた人
カジトラ

関東在住の専業主婦です。
夫と二人暮らし。
2023年の春、海に近い地域に移住しました。

家族の介護、某シンクタンクで馬車馬のように働き詰めだった日々に区切りをつけ、現在は農学博士 木嶋利男氏が提案するコンパニオンプランツ栽培で野菜を育てています。

文明の利器を取り入れつつも、古き良きモノ・慣習を大事にしながら暮らしてゆくことを目指しています。

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