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トウモロコシ栽培のポイント|木嶋先生に学ぶ、元肥と追肥にオススメの肥料

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農学博士の木嶋利男先生が紹介されている、トウモロコシ栽培における 元肥と追肥にオススメの肥料、栽培のポイントについてご案内いたします。

トウモロコシの原産地は現在のメキシコ辺りの乾燥地帯です。砂漠のような痩せた土で育っているトウモロコシは、動物が落としたふんを養分にしています。

木嶋先生は家庭菜園でも原産地のような環境にして栽培すると トウモロコシがよく育つと紹介されていますので、参考になさってください。

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トウモロコシ栽培の元肥と追肥にオススメの肥料

オススメの「元肥」

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木嶋先生がオススメされている元肥は「牛ふんたい肥」と「米ぬか」、アンモニア臭がするようなものです。

なお「油かす」はアンモニアがよく効く有機物ですが、効果が出すぎてかえって病害虫が出やすくなってしまいます。

元肥の量について(ウネ幅60cmで約1㎡あたり)

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・牛ふんたい肥 1リットル
・米ぬか 100グラム

粘土質の畑は2割減、砂地の畑は2割増しが目安で、土の状態によって異なります。

元肥をほどこすタイミング

トウモロコシの種を直まきする場合、1週間前に元肥をウネの表層10cmにすきこみます。

「追肥」にオススメの肥料

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トウモロコシの追肥にオススメの肥料は「米ぬか」です。

木嶋先生によりますと、悪食家のトウモロコシは米ぬかの追肥でアンモニア態窒素を吸ってよく育ちます。

「油かす」の追肥は害虫アワノメイガが寄り付きやすくなりますが、米ぬかの場合はその被害が軽減されます。

トウモロコシの追肥をするタイミング

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本葉5枚の頃、1株あたり米ぬか30グラムを株の周囲に薄く広くまき、しっかりと土寄せをします。

トウモロコシの栽培ポイント

ウネの高さについて

・水はけのよいウネ ➡ 平らでOKです。
・水はけが悪い畑・粘土質の畑 ➡ 高さ20cm

間引きのタイミング

トウモロコシは肥料を吸う力が強いため、芽を間引いた後は一ヶ所に1本で育ててゆきます。

間引きのタイミングは、本葉1枚半の頃が適しています。

なぜならその頃トウモロコシは自立生長に切り替わり、根面微生物が変化するためです。

土寄せは2回

トウモロコシ栽培は、土寄せを2回行います。

🌽 1回目 本葉1枚半で間引きをした時 土を軽く寄せます。
🌽 2回目 本葉5枚の頃、米ぬか(30g)を株の周囲にまいた後、株元に4~5cmの高さに土をしっかり盛ります。

土寄せする理由

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トウモロコシは乾燥した土地が原産ですので 水を嫌いますが、寄せられた土を好む性質があります。

芽を出したトウモロコシは節々からタコの足のような根っこを出して表層にのばします。

これは光合成に必要な水分と養分をがんばって吸い上げるためです。

トウモロコシの栽培中にタコ足の根が地表に出てきましたら、土寄せをして根の働きを助けます。

地際から出てくるわき芽について

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地際の節から出てくるわき芽については、間引かずそのまま伸ばしておきます。

まとめ

農学博士の木嶋利男先生が紹介されている、トウモロコシ栽培における元肥と追肥にオススメの肥料、栽培のポイントについてご案内いたしました。

トウモロコシの原産地は現在のメキシコ辺りの乾燥地帯で、動物が落としたふんを養分にしていますので、家庭菜園でも牛ふんたい肥と相性が良いのが分かりますね。

木嶋先生はトウモロコシ本来の性質に基づき、ウネ立て、間引き・追肥について紹介されていますので 参考になさってください。

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[参考文献]

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キッチンガーデンのこと野菜づくり
この記事を書いた人
カジトラ

関東在住の専業主婦です。
夫と二人暮らし。
2023年の春、海に近い地域に移住しました。

家族の介護、某シンクタンクで馬車馬のように働き詰めだった日々に区切りをつけ、現在は農学博士 木嶋利男氏が提案するコンパニオンプランツ栽培で野菜を育てています。

文明の利器を取り入れつつも、古き良きモノ・慣習を大事にしながら暮らしてゆくことを目指しています。

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