秋ジャガイモの保存方法をご紹介いたします。
今年は 2kgの種イモで、バケツいっぱい収穫することが出来ました。
今回は同じ菜園のベテランのおじいさんに室内で保存する方法を伺いましたので、ご紹介いたします。
秋ジャガイモの収穫
ジャガイモは、5~6月頃に収穫する春ジャガイモと、11~12月頃に収穫する秋ジャガイモがあります。
同じ菜園のおじいさんによりますと、「秋ジャガイモは、ウネが湿っていない日を狙って収穫し、よく乾燥させて保存する」のが春先まで美味しく貯蔵できるポイントなのだそうです。
秋ジャガイモは、地上部の葉っぱが完全に枯れてから(葉が黄色くなってきたら)収穫します。
ところがわが家の秋ジャガイモは、12月なってもまだ青々した葉が旺盛に茂っており、早く枯れないかなと、ヤキモキしていました。
なぜなら 霜が降りる前に収穫しなければ、イモが傷んでしまうからです。
そして12月の中旬、私が住む地域はグっと気温が下がり、黄色くなる前に葉が霜でしなびてしまいました。
おじいさんによりますと、これが秋ジャガイモ栽培の悩ましいところであるようです。
ただ、霜にあたったのが地上部だけで、ジャガイモが埋まっているウネの中は凍結をまぬかれましたので、今後 霜にあたるリスクを避けるためにも、急遽 収穫することにしました。
雨でウネが湿っていない日に収穫することが出来たのが幸いでした。
上の写真は葉が霜にあたったジャガイモです。ジャガイモの食べる部分である地下茎は まだ若くみずみずしく、もう少し土の中で育てていたかったなという感想です。
秋ジャガイモの保存方法
手順
収穫した秋ジャガイモを天日で乾燥させる
⇩
保存する秋ジャガイモを選別する
⇩
室内で保存
収穫した秋ジャガイモを天日で乾燥
収穫した秋ジャガイモを天日にさらして乾燥させます。
このとき茎もきれいに取り除きます。
🥔 晴れの日は半日乾燥・天気が悪い日は日陰もしくは室内で数日間乾燥させます。
🥔 湿った状態で秋ジャガイモを収穫した場合は 乾くまでに時間を要しますので、決して光に当てないようにしましょう。
秋ジャガイモの選別
秋ジャガイモの表面が乾きましたら、傷がないものを選びます。
傷んでいるイモは腐敗が早く、ほかのジャガイモをも傷めるもとになりますので、保存群に入れずに早めにいただきましょう。
室内の暗い場所で保存
新聞紙などを敷いたカゴ、箱などに 秋ジャガイモを出来るだけ重ならないように入れて、室内で保存します。
ジャガイモを重ねて保存しますと、下のジャガイモが重みで潰れ、傷んでしまうことがあります。
また、ジャガイモは明るい場所で保存をしますと芽が出てきたり、緑色になって毒素が出てきますので、暗い場所に置きます。
秋ジャガイモを春まで美味しく貯蔵するポイント
収穫は雨でウネが湿っていない日がベスト
わが家は霜が降りた翌日に大急ぎで掘り起こしましたが、幸い晴天だったため、湿った秋ジャガイモを収穫しないですみました。
イモの湿り具合で、長期間 保存できるか否かが左右されることもあるようですので、出来るだけ晴れの日に収穫されることをおすすめしたいです。
しっかり乾燥させてイモを腐らせない
ジャガイモは湿気に弱く、少しでも水気を帯びていますとたちまち腐敗が始まります。
天日干しする際、決して水で洗わずに土を振り落として乾燥させましょう。
美味しい秋ジャガイモに熟成させる
ジャガイモ栽培.comさんのサイトによりますと、秋ジャガイモは5℃前後の環境で保存しますと、デンプンが旨味と甘みに変化して ぐーんと美味しくなるのだそうです!
したがいまして、室内の温度が「高すぎず、氷点下にならない場所」での保存が良いですね。
まとめ
同じ菜園で野菜づくりをしているベテランおじいさんのアドバイスのもと、秋ジャガイモの保存方法についてご紹介いたしました。
秋ジャガイモの収穫は今年で2回目ですが、葉が完全に枯れる前に掘り起こしたため、味が薄いかな?と心配な部分もありますが、室内でじっくり熟成させて美味しく食べられたらいいなと思っています。
🥔 水で洗わず、土を払ってしっかり乾燥
🥔 新聞紙などを敷いたカゴや箱などに出来るだけ重ならないように置く
🥔 室温5℃前後で保存
[参考サイト]
ジャガイモ栽培.com「秋ジャガイモの保存」
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