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とうもろこしの糖度を上げる「お湯かけ植え」病害虫に強くなる栽培方法です

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とうもろこしの「お湯かけ植え」をご紹介いたします。

この方法は、農学博士の木嶋利男先生が紹介されているもので、とうもろこしの苗を植え付ける時にお湯をかけることで 糖度を上げ、病害虫に強くなる栽培方法ですので参考になさってください。

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とうもろこしの糖度を上げ、病害虫に強くなる「お湯かけ植え」

お湯をかけると病害虫に強くなる理由

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農学博士の木嶋利男先生によりますと、植物は熱の刺激(ヒートショック)を受けるとタンパク質(プロテイン)を生産します。

このヒートショックプロテインは、植物に抵抗性を誘導し、病害虫に強くなることが証明されており、キュウリ栽培では科学的に解明されているのだそうです。

この方法は、とうもろこしにも応用することができ、苗を植え付ける前にお湯をかけることで、体質が強くなり病害虫の被害が受けにくくなります。

木嶋先生は、普通栽培の株とお湯かけ植えの株の両方を育て比較してみたところ、普通の株はアワノメイガの大きな被害を受けたようですが、お湯かけ植えをした株は被害がほとんど見られなかったと、ご自身の著書にて紹介されています。

お湯をかけると糖度が上がる理由

熱に対する防御反応として、ヒートショックプロテインを生産した とうもろこしは、ポットから畑への栽培環境が急激に変化します。

ヒートショックプロテインには適応性を高める働きがありますので、草勢が強くなり、光合成がしっかり行われるようになりますので、糖度が上がります。

とうもろこしの「お湯かけ植え」の方法

とうもろこしの苗を普通の栽培と同じようにポリポットで育てます。

本葉が3~4枚に生長しましたら、ポットの土に50℃のお湯をたっぷり注ぎ、すみやかに畑に植え付けます。

植え付けた後に根鉢の土壌温度が急激に下がる場合は、お湯の温度を55~60℃と高くしたものを注ぎます。

植付けた以降は、普通のとうもろこし栽培を行います。

苗の植えつけるタイミング

お湯をかけて畑に植え付けるタイミングは、晴天の午前中がおすすめです。

木嶋先生は、夏野菜の苗は一般的に晴れの日の午前に植えることをおすすめされています。

まとめ

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農学博士の木嶋利男先生が紹介されている、とうもろこしの「お湯かけ植え」についてご案内いたしました。

とうもろこしの苗にお湯を注ぐなど、にわかに信じがたい栽培に思えますが、病害虫に強くなることが科学的に解明されているそうです。

わが家は畑にたっぷりのお湯を用意するのが課題ですが、ぜひとも試してその効果をご報告できればと考えております。

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キッチンガーデンのこと野菜づくり
この記事を書いた人
カジトラ

関東在住の専業主婦です。
夫と二人暮らし。
2023年の春、海に近い地域に移住しました。

家族の介護、某シンクタンクで馬車馬のように働き詰めだった日々に区切りをつけ、現在は農学博士 木嶋利男氏が提案するコンパニオンプランツ栽培で野菜を育てています。

文明の利器を取り入れつつも、古き良きモノ・慣習を大事にしながら暮らしてゆくことを目指しています。

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