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べと病の対策|きゅうりが発病しやすい理由と防止策

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べと病は4月~9月頃に発生しやすいカビによる病気で、水の多いところに出やすくなります。

今回は、きゅうりを始めとする野菜に多くみられる「べと病」の対策について、ご紹介いたします。

この対策は、農学博士の木嶋利男先生がご紹介されている方法で、べと病とはどのような病気で、きゅうりが発病しやすい理由、防止策、発病してしまった時の対策についてご案内いたします。

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べと病とはどんな病気?

カビが原因のべと病

べと病とは、カビによる病気で梅雨の時期に多く発生します。

べと病の菌は葉っぱに寄生しますと繁殖し、葉の裏に薄い黄色の病斑が出てきます。

そして次第に葉脈で区切られた形の病斑になり、その裏側にはスス状のカビが生えます。

葉に白い斑点が出る「うどんこ病」との違いは、感染してから白い胞子が葉に現れるまでに大変長い時間がかかるのに対し、べと病は感染しますと、すぐに病斑が現れるのが特徴です。

きゅうりがべと病にかかりやすい理由

発病しやすい葉物野菜と地面を這う野菜

きゅうりがべと病にかかりやすい理由は、葉っぱが大きくカビが付きやすいためです。

しかしながら べと病は、きゅうりに限らずいろいろな野菜に発生し、例えば、コマツナなどの葉物野菜や、泥のはねを受けやすい地面を這う野菜がかかりやすくなります。

その一方で、同じウリ科のカボチャはべと病があまり出ません。その理由は、地面より少し高い位置に葉を這わせてて生長するためです。

窒素が多いとべと病になりやすい

農学博士の木嶋利男先生によりますと、べと病はウネに窒素が多いと発症しやすくなります。と、おっしゃっています。

べと病の防止対策

マルチングで泥はねを防ぎましょう

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べと病は、泥はねを受けると発生しやすくなりますので、マルチフィルムやワラなどを敷きますと、予防することが出来ます。

肥料を適量に施しましょう

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肥料の与え過ぎ、肥料不足で生育不良になりますと 病気を発病しやすくなりますので、適量の肥料を施しましょう。

べと病にかかってしまった時の対策

葉を摘み取り、土に埋めます

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べと病の葉を見つけましたら、ほかの枝に感染させないように 病斑の出た葉をすぐに摘み取ります。

べと病は好気性のカビですので、土に埋めてしっかり鎮圧しますと死滅します。

株全体を土に埋めます

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なお、株の全体に病気が広がってしまった場合は、株ごと土に埋めてしっかり鎮圧しましょう。

まとめ

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べと病は、梅雨の時期に多発するカビの病気です。

きゅうりがべと病にかかりやすい理由は 葉が大きくカビが付きやすいためですが、葉物野菜など、ほかの野菜も発病します。

一番のべと病対策は、「泥はねを防ぐためにワラやマルチを張って防止すること」ですが、発病してしまった場合は、「葉っぱ(または株全体)を摘み取り土に埋め、しっかり鎮圧すること」です。

家庭菜園における野菜づくりは、病気や害虫被害など心配事が多いですが、日々野菜の様子を観察することが大切ですね。

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キッチンガーデンのこと野菜づくり
この記事を書いた人
カジトラ

関東在住の専業主婦です。
夫と二人暮らし。
2023年の春、海に近い地域に移住しました。

家族の介護、某シンクタンクで馬車馬のように働き詰めだった日々に区切りをつけ、現在は農学博士 木嶋利男氏が提案するコンパニオンプランツ栽培で野菜を育てています。

文明の利器を取り入れつつも、古き良きモノ・慣習を大事にしながら暮らしてゆくことを目指しています。

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