白菜(ハクサイ)の種を直まきして、育ててみようと思います。
今年の春、引越しをしまして、家の小さな庭で野菜の栽培を始めました。
何年も人の手が入っていなかった新居の荒れ地で、以前から興味があった無農薬・不耕起栽培に挑戦いたします。
耕作放棄地のような庭
※ 引越当時の東の庭。伐採された木の枝が山盛りになっていました。
私たちが契約した家は、年に1回ほど、庭の草刈りがされていたようですが、もう十何年もの間、人の手が殆ど入っていなかったのだそうです。
農地ではない普通の家の庭ですので、地面は耕されることもなく、いわゆる耕作放棄地のような状態でした。
私は 数年前から 不耕起で野菜を育てる「自然農・自然農法」に興味がありましたので、荒れ地の庭をあまりいじらず、野菜を育ててみようと思い立ちました。
2023年_白菜の直まき栽培に挑戦
※ 引越し当時の南の庭。東の庭と同じく、伐採された木の枝が積み上がり、地面は落ち葉で覆われていました。今年はこちらの庭に白菜を栽培します。
2023年9月
2023年9月17日
白菜の種をまく前に、宿根を取り除きます。
地中には、なぞの球根や、手ごわい木の根っこなどが張り巡らされていますので、のこぎりカマでガシガシ取り除きました。
おかげで、春から 右手がすっかり腱鞘炎になりました・・・。
白菜の種をまきました。
小さな青い粒が、白菜の種です。
草と宿根を取り除いただけで、肥料も施さず、直まきです。
小さいサイズの白菜を栽培してみたかったので、つる新種苗さんで購入した、「わわさい」という品種にしてみました。
2023年9月20日
3日後に、発芽しました。
(種をまいた直後に、もみがらで覆って保湿しました)
2023年9月26日
発芽から1週間になりました。
虫に食べられている葉もありますが、防虫ネットを張らなくても 何とか生長しています。
引越しをする前、家の近くに借りていた共同菜園では、発芽した直後からたちまち虫の食害にあっていましたので、ここまで葉が残っているのが信じられない気持ちです。
まだ、油断はできませんが、見守ってゆきたいと思います。
2023年10月
2023年10月2日
10月になり、ようやく涼しくなってきました。
2日間、雨降りだったので 庭に出ることなく過ごしておりました。
そして今朝、久しぶりに白菜の様子を見てみたところ、なんど全滅しているではありませんか。
かろうじて、1株だけ残っていましたが、弱っています。
雨にもかかわらず、虫に食べられてしまったみたいです。
順調に大きくなってきていただけに、とてもショックです。
もう今年は栽培するのをやめようかしらとも思いましたが、あと1回だけ種をまいてみようと思い、急遽 種を購入いたしました。
2023年10月3日
今回は、郷愁という早生品種を、購入いたしました。
種は、消毒されていないようです。
1穴に2~3粒、種をまきました。
籾殻をまいて、保湿しました。
発芽したら、今度は虫の対策をしようと思います。
2023年10月25日
10月上旬に再まきした白菜です。
いくつか発芽して、本葉が出てきましたが、この時期にこの小ささでは とても生長するとは思えません。
このまま、どうなってゆくのか、見守ってゆこうと思います。
1回目に播種した白菜の生き残りです。
虫に食べられて全滅したものと思っておりましたが、1株だけ生存していたのがここまで大きくなりました。
こちらも、大きな株に育つとは思えませんが、観察を続けてゆこうと思います。
2023年11月
2023年11月9日
11月になりました。
今年の夏はとても暑かったですね。
先日まで夏日が続いていましたが、11月に入った途端、ひんやりしてきました。
虫も減り、白菜の苗は無事ですが、もう大きくならないような気がします。
2回目の種まきで、発芽した苗です。
11月の時点で、これだけ小さい苗ですから、もう生長しないように思いますが、念のため間引きをしました。
農学博士の木嶋先生は、胚軸切断挿し木法という作物の根を切って栽培する方法を紹介されていますので、根が切れても気にしないことにします。
間引いた苗を、移植しました。
2023年11月29日
11月に入ってすっかり寒くなりましたので、庭にはびこっていたバッタやアオムシなどの虫もめっきり減りましたが、一番大きく育っていた白菜の株が見るも無残な状態になっていました。
折角、大きくなってきたのに残念ですが、ここまできれいに食べられたの見たのは初めてで、ちょっとキレイと思ってしまったほどです。(笑)。
先日、間引きをした白菜の苗です。
あと数日で12月になりますので、大きく育つのは不可能でしょう。
今年は、失敗です。
まとめ
不耕起・無農薬で、白菜の種を直まきして、どこまで育てられるか挑戦しております。
2023年は、虫食い被害で ご報告ができない結果となりましたが、来年再びチャレンジしようと思います。