丈夫に育つトウモロコシの種のまき方について、ご紹介いたします。
トウモロコシの種まきは、ポットに種をまいて苗を植え付ける方法、畑に直まきする方法がありますが、今回 ご案内する栽培は、「畑に直まき」する方法です。
この栽培は農学博士の木嶋利男先生が紹介されている方法で、畑に直まきすることにより トウモロコシの根が地中深く伸ばし、丈夫に育って草勢が強くなり台風被害に遭いにくくなる裏ワザですので参
考になさってください。
トウモロコシの種のまき方|丈夫に育ち台風被害に遭いにくくなる裏ワザ
畑に直まきするとトウモロコシが丈夫に育ち草勢が強くなる理由
農学博士の木嶋先生によりますと、植物は芽が生えた場所の環境に適応して育つよう進化してきましたので、種を畑に直まきしますと 苗を育てて植え付けるよりも、生育がよくなると述べられています。
ピーマン、ナスなどは発芽に高い温度が必要であるため、温室で苗を育てなければなりませんが、トウモロコシは低い温度でも発芽するため、直まきで栽培することが出来ます。
畑に直まきしたトウモロコシは ポットで育てた苗より根を地中深く伸ばし、水分と養分をたっぷり吸収しますので、草勢が強くなり根が土にしっかりと固定されますので、雨風にも強くなり、台風被害に遭いにくくなります。
畑にトウモロコシの種を直まきするポイント
畑にトウモロコシの種を直まきする時のポイントは、ポットで苗を育てるより土づくりを丁寧に行います。
種まきの3週間以上前に土づくり
トウモロコシの種まきの3週間以上前に、完熟たい肥とボカシ肥を施し、よく耕しておきます。
種まきの1週間前に除草
種をまく1週間以上前に、土の表層をレーキなどで軽く耕して除草し、雑草の発芽を促進させます。
種まきの当日
ウネの表面をならし板などでならして、新しく生えてきた草を取り除きます。
トウモロコシの種まき
地域によって前後しますが、トウモロコシの種まきは 苗の植え付けと同じ時期(5月上旬~6月下旬)にまきます。
間引きについて
本葉が2~3枚になりましたら、健全な株を1本残して ほかは間引きします。
そのあとは、普通栽培と同じように育ててゆきます。
まとめ
丈夫に育つトウモロコシの種のまき方をご紹介いたしました。
この栽培は農学博士の木嶋利男先生が紹介されている方法で、畑に直まきすることにより トウモロコシの根が地中深く伸ばし、草勢が強くなり台風被害に遭いにくくなります。
なお、トウモロコシと他の野菜を混植しますと害虫防除・生長促進する効果のあるコンパニオンプランツ栽培については、下の関連記事を参考になさってくださいね。
[関連記事]
とうもろこしのコンパニオンプランツ栽培|害虫忌避・生育促進に効果的な8つの野菜
[参考文献]
[完熟たい肥・ボカシ肥]
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