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美味しくなるエダマメ栽培の3つのポイント|木嶋利男先生の裏ワザは高確率で発芽します!

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美味しくなるエダマメ栽培の3つのポイントをご紹介いたします。

初心者の方でも比較的育てやすいと言われているエダマメですが、なかなか発芽せずヤキモキしたり、収穫の段階で意外にサヤが付いていなくてガッカリされたことはないでしょうか。

今回ご案内する方法は、農学博士の木嶋先生が紹介されている栽培法で、わが家はこの方法で高確率で発芽に成功し、サヤがたくさん付いたエダマメを収穫することができましたので、参考になさってください。

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美味しくなるエダマメ栽培の3つのポイント

ポイント1「同じ穴に種まきします」

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エダマメは、ポリポットに種をまく方法や、畑やプランターに直まきする方法がありますが、わが家に関してですが、どの方法でも「同じ穴に2~3粒」まきますと、高確率で発芽しました。

エダマメのサヤに入っているマメの数は2~3粒ですね。

木嶋先生は、1サヤに入っているマメの数をまくと、発芽とその後の生育が良くなると述べられています。

これはダイズに備わった特長で、1粒まきに比べ、2~3粒の種を一緒にまきますと、根が太くなります。

密植したエダマメは、根が土の中によく伸びて水分をたっぷり吸収し、立派な根に育ちます。

ポイント2「土寄せして根を守ります」

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当方が野菜作りを始めた頃、エダマメ栽培は タネまきをして発芽すれば 収穫までほぼ放任でよいと思っていましたが、木嶋先生は「土寄せ」をすることにより、より生長が促進しますと述べられています。

なぜならエダマメの根には根粒菌が共生し、空気中の窒素を固定しますので、エダマメの生長が促進するからです。

また土寄せをすることにより不定根が生えますので、根がよりしっかり張り、旺盛に育ちます。

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根粒菌が共生したエダマメの根は、乾きすぎた土や過湿を嫌がりますので、土を寄せて根を守ります。

ポイント3「主茎を摘心してわき芽をのばします」

エダマメはいろいろな栽培法がありますが、木嶋先生の裏ワザは「主茎を摘心」してわき芽を伸ばします。

エダマメの茎は生育状態が強すぎますと、生殖生長に移らず花芽が付きにくくなるのだそうです。

そこで主茎を摘心することにより わき芽が伸びて、栄養生長→生殖生長に転換して花芽が付くようになります。

摘心のタイミングは本葉が5~6枚になった頃です。
この他にも本葉が開きはじめの頃に行う方法もあります。

木嶋利男先生の裏ワザ「エダマメ栽培」

土づくり(直まきの場合)

エダマメをはじめとするマメ科の野菜は、肥料を施さずに栽培します。

痩せた土であれば、種まきの3週間くらい前に、完熟たい肥とボカシ肥を施してよく混ぜ、土壌微生物相を安定化させておきます。

1穴2~3粒まき

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1穴に2~3粒、エダマメの種を点まきします。

木嶋先生の裏ワザ
1サヤに入っているマメの数にそろえて種まきするイメージです。

間引きして2本立ち

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発芽して本葉が2枚になりましたら、元気そうな株を2本残します。

子葉のかたちが悪いもの、本葉がいびつなかたちのものを間引きましょう。

木嶋先生の裏ワザ
2本立ちにしますと根が深く伸びます。

土寄せは2回

1回目 本葉が出始めた頃、行います。
2回目 1回目の土寄せを行った2~3週間後に行います。

木嶋先生の裏ワザ
2回目の土寄せをするとき、葉の色が悪い場合は株元にボカシ肥を施します。

本葉5~6枚の頃に摘心します

本葉が5~6枚になりましたら、主茎を摘心してわき芽の発生を促します。

サヤがふくらんだら収穫です

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サヤがふっくらして押さえるとマメが飛び出す頃が、収穫に適した時期です。

枝から切り離しますと急激に鮮度が落ちますので、収穫しましたらすぐに茹でるのが美味しさを保つ秘訣です。

エダマメの晩生品種の場合は、サヤがふっくらして緑色が少し褐色がかった頃が収穫時期になります。

追肥がいらないエダマメ栽培

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マメ科のエダマメは、自ら空中の窒素を固定する能力がありますので、追肥の必要はありません。

肥料分を与えすぎてしまいますと、葉っぱにタンパク質の成分が残り(未同化の窒素成分)、これらを好むカメムシやアブラムシなどの害虫が集まる原因になってしまいます。

エダマメの水やりについて

エダマメは基本、水をあまり与えずに栽培しますが、次の2つの条件の時に水やりをします。

1.晴天で乾燥する日が続く場合
2.花が咲き始めた頃🌼

木嶋先生によりますと、エダマメのタンパク質は 根っこに共生する根粒菌が空気中から固定した窒素と葉っぱの光合成によって作られた炭水化物から合成されます。

このとき水分が不足しますとどちらも働かなくなります。

エダマメのマメが大きくなる時期は夏の暑い時期にあたりますので、晴天が続いて土が乾燥した場合は水やりをしましょう。

木嶋先生の裏ワザ
エダマメは湿度に弱いため、水の量は少なく、回数を多めにするのがポイントです。

まとめ

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農学博士の木嶋利男先生が紹介されている、美味しくなるエダマメ栽培の3つのポイントをご案内いたしました。

💡ポイント1  1穴に2~3粒まくと、高確率で発芽します。
💡ポイント2 土寄せを2回行いますと、生育が促進します。
💡ポイント3 本葉5~6枚の頃に摘心しますと、わき芽が出て収量が増えます。

エダマメの栽培はいろいろな方法がありますが、わが家は木嶋先生の裏ワザで発芽した時に感動し、1株にたくさんサヤが付いているものを収穫できた喜びを味わい、より野菜作りが楽しくなっているところです。

なお、木嶋先生は「多粒まき」という裏ワザも紹介されており、この方法は エダマメ、オクラ、トウモロコシにも応用することができます。

また、昨年余ったキュウリなどのウリ科の古い種と一緒にまく「混ぜまき」も驚くほど発芽しましたので、関連記事を参考になさってください。

[関連記事]

エダマメの種まきのコツ|芽が出なくて困った時は多粒まきで解決!オクラ・トウモロコシにも応用できます。

[参考文献]
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キッチンガーデンのこと野菜づくり
この記事を書いた人
カジトラ

関東在住の専業主婦です。
夫と二人暮らし。
2023年の春、海に近い地域に移住しました。

家族の介護、某シンクタンクで馬車馬のように働き詰めだった日々に区切りをつけ、現在は農学博士 木嶋利男氏が提案するコンパニオンプランツ栽培で野菜を育てています。

文明の利器を取り入れつつも、古き良きモノ・慣習を大事にしながら暮らしてゆくことを目指しています。

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