えん麦を敷き藁にする方法をご紹介いたします。
今年の夏に活躍してくれたえん麦を、来年の夏野菜用のマルチにするために刈り取って敷き藁づくりを行いました。
刈り取って乾燥させるだけで簡単に天然のマルチを作ることが出来ますので、参考になさってくださいね。
天然マルチ作り!えん麦を敷き藁にする方法
株元から刈り取り
12月年末に、えん麦を刈り取りました。
今回は来年の夏野菜用の敷きわらにするため、乾燥しているこの時期に刈り取りましたが、土にすき込んでネグサレセンチュウ対策をする場合は、翌年の穂が出てくる前(5月頃)に刈り取り、細かくカットして土にすき込みます。
まとめて紐で縛ります
畑で乾燥させるため、風で飛ばされないようにひとまとめにして麻ひもで縛ります。
時々ひっくり返して1か月ほどでカラカラに乾燥しました。天然マルチの完成です。
えん麦の種まきの時期の目安
えん麦の種をまく時期は、暖地・中間地は1年に4回、冷涼地は2回です。
えん麦の使い道いろいろ
天然マルチ(敷き藁)にする方法のほかに、えん麦の使い道はいろいろありますので、ご紹介いたします。
おとり作物として栽培
えん麦は「おとり作物」とも呼ばれていて、野菜のそばにえん麦を植えておきますと、害虫の天敵であるクモやテントウムシが寄ってきてすみかにし、害虫を捕食してくれますので、野菜の食害が軽減されます。
アブラナ科野菜の病気予防に
えん麦はアベナシンという抗生物質を分泌しており、ハクサイやキャベツなどアブラナ科の野菜の根こぶ病を防ぐ効果があります。
害虫を寄せ付けない効果
モンシロチョウやコナガはえん麦を嫌う性質がありますので、アブラナ科野菜のそばに植えておきますと、害虫被害が軽減される効果があります。
病原菌の密度を下げます
えん麦を細かくカットして土にすき込みますと、ネグサレセンチュウなどの病原菌の密度を下げる効果があります。
これを行うタイミングは、えん麦の穂が出てくる前(5月頃)が最適です。
まとめ
えん麦を敷き藁にする方法をご紹介いたしました。
わが家は夏に活躍してくれたえん麦を、来年のマルチにするために刈り取って敷き藁づくりを行いました。
刈り取りから1か月、ときどきひっくり返して乾燥させて完成です。
あなたも えん麦を使って天然資材のマルチを作ってみられてはいかがでしょうか。
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