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鉄のフライパン簡単お手入れ法「油ならし、焦付かない使い方・サビ対策」

seam akao fe iron pan 24cm

「鉄のフライパン」のお手入れは簡単です。

特別な手間をかけなくても一生使える調理道具になります。

鉄のフライパンは「焦げ付きやすそう」「お手入れ(メンテナス)が面倒そう」と思われている方もいらっしゃるかもしれません。

私たちは日常生活で、ごはんを食べたら歯を磨く、髪の毛を洗ったらタオルやドライヤーで乾かす、顔を洗ったら化粧水を付けたり日焼け止めを塗ったりしていますよね。

鉄のフライパンも同じようなことをしてあげるだけで特に難しいお手入れはありませんのでご安心ください。

ご紹介する内容
・新品の鉄のフライパンを使うときにおこなう「空だき・油ならし」
ふだんの料理で「焦付かない方法」
料理のあとの簡単な「お手入れ」
万が一「サビてしまった時の対策」
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新品の「鉄のフライパン」最初に1回だけおこなうこと

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新品の鉄のフライパンで、一番最初に行う作業を「油ならし」と言います。

この目的は、

① 鉄のフライパンに被膜(ひまく)をつくり、
② 金属の臭いや汚れを取り除くことです。

最近はユーザーの手間を考慮して、買ってすぐに使える鉄のフライパンも販売されているようですが、このページでは「一般的な油ならしの方法」をご紹介いたします。

新品の鉄のフライパンで最初に1回だけおこなう手順

① 最初だけ、やわらかいスポンジに中性洗剤を付けてきれいに洗います。水かお湯で洗剤をよく洗い流して水気をよく切ります。

② 油をぬって、中火で白い煙がでるまで熱し「空だき」します。これを2回おこないます。

③ つぎに中火で白い煙がでるまで熱し、多めの油をひいて くず野菜を入れます。大根の皮やキャベツの芯など使いましょう。くず野菜を入れたら弱火にして、フライパンの全体に(側面も)野菜がいきわたるように「じっくり」炒めます。

④ くず野菜を処分します。(ここで鉄のフライパンを中性洗剤などで、うっかり洗わないで!!!)油分が気になる場合は、お湯を張って5分ほど沸騰させた後お湯を捨てて、キッチンペーパーなどで拭き取ってもかまいません。

⑤ これで初回のみ行う「油ならし」は終わりです。このあと いよいよ料理ができます。

油ならしを1回だけ行えば、2回目以降の使い方は、毎回おなじです。

「鉄のフライパン」で食材を焦付かせないコツ

鉄のフライパン=焦げ付きやすい+こびり付きやすいイメージが定着していますね。

しかしこれからご紹介する方法で、あなたも鉄のフライパンをあやつる「達人」になることが出来るでしょう。

食材を焦付かせない・こびり付かせない最大のポイントは「十分に予熱する」だけなのです。

しかしながら「十分に予熱する」とは一体どういう状態なの?と疑問に思われるかもしれませんので、4つのポイントをご紹介いたします。

料理で焦付かせない4つのポイント

① 中火で鉄のフライパンを熱します。
② 白いけむりがうっすら立ちはじめるのを待ちます(これ大事)
③ 油を入れます。
④ フライパンを水平にゆっくり回します(傾けないで水平です!)

この4つのプロセスが、十分に予熱することになります。

作業④の「フライパンを傾けずに水平にゆっくり回す」を行いますと、鉄のフライパンに熱がしっかり伝わります。

実は、鉄のフライパンはフッ素加工のものより熱の伝わりにムラがあるため、クルクル傾けずに水平にゆっくり回して熱することで、均等に熱が伝わり食材がこびり付かなくなります。

焦げ付かないコツ
空だきで高温にして油をなじませますと、焦付き・こびり付きがなくなります。

「鉄のフライパン」のこびり付き対策は?

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前の章で、鉄のフライパンを十分に予熱して調理をすると、焦付きづらくなりますとご紹介いたしましたが、こびり付かせてしまうこともあります(汗)。

忙しさを理由に熱する時間が足りなかったり、油を入れてからゆっくり回しませんと、今でもうまくいかないことがしばしばあります・・・。

そんな時の対策をまとめましたので、ご参考になさってください。

お湯と亀の子たわし・ササラでシャカシャカするだけ

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鉄のフライパンのこびり付きは水で落ちますが、お湯で洗うほうが油が溶けてよく落ちます。

日常の「鉄のフライパン」のお手入れ

調理のあとに行う日常のお手入れの手順をご紹介いたします。

① 水・湯で洗います。
② 水分をふきんで拭き取ります。
③ 綿の布などに食用油をたらして、鉄のフライパンの表と裏にうすく塗り、被膜(ひまく)を作ります。

水・お湯で洗います

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亀の子だわし・ササラなどを使ってシャカシャカ洗います。

水でも汚れは落ちますが、お湯のほうが簡単に落ちますのでオススメです。

水分を拭き取ります

akao fe iron pan 24cm and linen

鉄製品の天敵は「水」です。

サビの防止のために、洗い終わりましたら ふきんで水分を拭き取ります。

食用油で被膜(ひまく)を作ります

akao fe iron pan 24cm and oil

とくに使いはじめの頃は、油を塗りましょう。

鉄のフライパンに油を塗ることによって、浸透&なじんで「使いやすく=焦付きづらく」なってゆきます。

食用油の量は、24cmの鉄のフライパンに小さじ1杯程度です。

木綿の布にしみこませ、ササっと「表と裏」の両面にぬります。

キッチンペーパーでも構いませんが、種類によっては繊維がボロボロくずれてしまうことがありますので、木綿の布が無難でしょう。

「鉄のフライパン」の乾かし方について

使い込んできた鉄のフライパン

前の章で、鉄のフライパンを洗い終わったら、「ふきんで水分を拭き取る」とご紹介いたしました。

拭き取るだけで良いの?火にかけて乾かさなくて良いの?と、疑問に思われた方もいらっしゃると思いますが、使い込んだ鉄のフライパンは、皮膜が作られているため、拭き取るだけでよくなります。

新しい鉄のフライパン

使い始めの鉄のフライパンは、火にかけて乾かし食用油を塗られると良いでしょう。

なぜなら、「鉄を熱くして中に油をドンドンしみ込ませるため」です。

わが家のような11年も使い続けている鉄のフライパンになりますと、長い年月をかけ油がしみ込んでいますので、火にかけて乾かさなくてもよくなっています。

「鉄のフライパン」に洗剤を使うことについて

鉄製品を洗うとき「洗剤を使ってはいけません」と、聞いたことはないでしょうか。

むかし観たNHKの「ためしてガッテン」で、中華料理の達人が中華鍋を

・洗剤を使って洗い、
・乾かすこともなく、
・朝までその状態でふせておく

という、一般的に鉄製品におけるタブーのようなお手入れをしていました。

達人はなぜ、常識破りのようなことをされていたのでしょうか。

そもそも、洗剤を使ってはいけないと言われている理由は、「被膜(ひまく=油の膜)が落ちてしまうから」です。

しかし、何十年も使っている鉄のフライパンや中華鍋は、ぶ厚い被膜が張られているためちょっとやそっとの洗剤で皮膜が落ちてしまうようなヤワでないのです。

したがいまして中華料理の達人は、洗剤を使っているのですね。

わが家の鉄のフライパンは11年になりますが、確かに丁寧なお手入れをしなくても、ますます使いやすくなってきていることを実感しています。

大きな声では言えませんが実はちょっとテキトーで、ニンニクなどニオイが強いものや、油が多かった料理の場合、洗剤をたくさん付けて洗っちゃっています。

つまり、年季が入って厚い被膜が付いた鉄のフライパンは、洗剤を使ってもへこたれず、水分を丁寧に拭き取らなくても問題がなくなってくるのです。

サビてしまった「鉄のフライパン」を復活させる方法

鉄は「塩分」や「酸」に反応して、赤茶けたサビが出る場合がありますので、料理したものをフライパンに入れた状態で保存することは避けましょう。

この章では、もしもサビてしまった時の対策をご紹介いたします。

水に濡らして金属タワシでこすります

鉄のフライパンを水に濡らして、金属のタワシやSCOTCH BRITEなどの粗いタワシで表面のサビをゴシゴシ削ります。力強くこすってかまいません。

この作業で鉄のフライパンの表面に付着しているコーティングが削られますが、次の作業で被膜(ひまく)を作ってあげるので心配ありません。

換気扇を回します

強火で煙が出ますので、換気して行います。

油たっぷり強火にかけます

鉄のフライパンの中にたっぷり目の油を垂らして強火にかけます。白い煙がモクモクでてきますので、油がなくなるまであぶり、被膜を作ってゆきます。

布で拭き取れば復活します

余分な油を布などで拭き取ります。黒光りして光沢がでてくれば復活です。

白いモヤっとしたものはなに?

ときどき鉄のフライパンの表面に白いモヤっとしたものが現れることがあります。

これはサビではなく「地金(じがね)」が出ている状態です。この場合も、油を塗って加熱しますと白いモヤはなくなります。

「鉄のフライパン」の最大のメリットは料理が美味しいこと

baked steak in akao fe iron pan 24cm

本日は、鉄のフライパンのお手入れについてご案内いたしましたが、鉄のフライパンを使うメリットはいろいろありますね。

・つよい。壊れない。
・そのまま食卓で食器がわりとして使える。
鉄分が微量に溶けだすので身体に良い。

一番のメリットは「料理を美味しく作ることができる」

これに尽きるのではないでしょうか。

鉄という素材は蓄熱性が非常にすぐれていますので、食材の「うま味」を存分に引き出してくれます。

したがいまして、野菜の素焼きは甘く美味しくなりますし、ステーキ肉は香ばしいうま味が出ます。

最後までアツアツの料理を美味しく食べられるのは、鉄のフライパンならではですね。

「鉄のフライパン」の重さ対策は?

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片手で持って料理すると重い。これが鉄のフライパンの難点ですね。

重い鉄のフライパンは、ガスコンロに「置いて」調理をすれば良いのです。

鉄のフライパンは熱の伝わり方がテフロン加工のものより鈍いので、火から離さないほうが都合が良いので、レストランのシェフのように片手でブンブン振り回す芸当ができなくても十分に美味しくなります。

鉄のフライパンおすすめメーカー

10years used akao fe iron pan 24cm

アカオ

わが家が愛用しているメーカーで、重くないフライパンというコンセプトのもと製作されています。

今年で11年になりましたが、時間が経過するごとに こびり付きがなくなり大変使いやすくなってきました。

価格は2,000円程度でしたので、非常にリーズナブルな鉄のフライパンと言えるでしょう。

山田工業所

横浜中華街でもっとも使われている中華鍋が「山田工業所製」で、日本で唯一「打ち出し」という技術でつくられています。

「打ち出し」とは、フライパン1個に対して、巨大なハンマーで「3,000回、15分間たたくこと」をいいます。

鉄は叩けばたたくほ鍛えられて、プレス(型押し)したものより丈夫になります。

取っ手の接合部は今でも職人さんが手でたたいて本体に取り付けています。

山田工業所の秘儀「打ち出し」は肉眼では分かりませんが、フライパンの表面に微妙な凹凸ができて、美味しそうな焼き色が付くのだそうです。

まとめ:使い続けてゆくほど強く育つ「鉄のフライパン」

seam akao fe iron pan 24cm

鉄のフライパン簡単お手入れ法「油ならし、焦付かない使い方・サビ対策」をご紹介いたしました。

わが家の鉄のフライパンは今年で11年ですが、時間が経つにつれて扱いやすくなってきた「手ごたえ」を感じています。

こびり付いたらお湯で洗って、ときどき油を塗ってあげるだけで使いやすいフライパンに育ってゆきますので、おためしになってみてください。

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