鉄のフライパンの洗い方・お手入れの方法についてご紹介いたします。
鉄のフライパンを使ってみたいけれど、お手入れが大変そうというイメージをお持ちの方もいらっしゃるかもしれませんが、特別なコツというものもなく、わが家は安価な鉄のフライパンを12年使っております。
本日は、わが家で毎日行っている鉄のフライパンの洗い方を具体的にご紹介いたします。
大丈夫!鉄のフライパンのお手入れについて不安なことはありません
わが家で使っている鉄のフライパンは、今年で12年になりました。
東京のかっぱ橋道具街で1,700円程度で購入したものですが、毎日活躍しております。
この記事を訪れてくださった方の中には、「鉄のフライパンを使ってみたいけれどお手入れが大変そう」「くっついちゃうから扱いが面倒そう」と、躊躇されている方がいらっしゃるかもしれません。
また、評価の高い鉄のフライパンを購入して使ってみたものの、「くっついちゃうじゃない。洗いづらいわね」と、不満に思われている方もいらっしゃるかもしれませんが、鉄のフライパンの洗い方(お手入れ)にコツと言うほどのことはありませんのでご安心ください。
コツは要りません「鉄のフライパンの洗い方」
この章では、料理をした後の鉄のフライパンの洗い方を、ご紹介いたします。
麻婆豆腐
鉄のフライパンで麻婆豆腐を作りました。
ちなみに「一晩洗わず、汚れたまま」の状態のものであります(汗)。
食べ終わった後、夫がフライパンにフタをして置いておいたので、私はてっきり洗ったものだと思いこみ、そのままにしておりました。
翌朝、目玉焼きを焼こうとフタをパカっと開けたらこの状態・・・。
夫がボコボコにされたかどうかは置いておきますが、一晩放置されたフライパンを洗ってみます。
1.水を張ります
鉄フライパンに水(お湯)を入れます。
結論を先に申し上げますと、鉄のフライパンは、水よりお湯のほうが汚れが落ちやすくなります。
2.コンロに火をかけます
鉄のフライパンのお手入れは、基本 洗剤は使いません。
お湯と亀の子束子(かめのこたわし)をこするだけで、汚れは落ちます。
今回は、一晩おいた「熟成された汚れ」ですので、ガスコンロに火をかけます。
水の温度が高くなりますと、汚れが浮いてきます。
3.亀の子束子(かめのこタワシ)が活躍します
沸騰しましたら、汚れたお湯を捨てて、亀の子束子でこすります。
スポンジを使う場合もありますが、お湯の温度が高い場合はスポンジが煮えそうで怖いため、亀の子束子を使っております。
力を入れなくても、亀の子束子とお湯のパワーで汚れは完全に落ちます。
4.水道水で流します
水道水を流しながら、亀の子束子をくるくる回して洗います。
フライパンの中の水がきれいになれば、終わりです。
鉄のフライパンを乾燥させる方法は、後ほどご紹介いたします。
ゴーヤチャンプルー
写真は、ゴーヤチャンプルーの調理後です。
鉄のフライパンは、よく熱してから扱いませんと、このようにこびり付いてしまいます。
これもお湯で洗います。
1.水(お湯)を張ります
水(お湯)をフライパンに注ぎます。
2.コンロに火をかけます
火にかけて沸騰させます。(泡は洗剤ではありません)
ブクブク沸騰させなくても大丈夫です。
ある程度、水の温度が高くなりますと、こびりつきは簡単に落ちます。
3.ササラも活躍します
お湯が温かいうちにササラでこびりつきを落とします。
クルクルと回すだけで、簡単にこびりつきは取れます。
4.水道水で流します
水道水を流しながら汚れを落とします。
鉄のフライパンの乾かし方
火にかけて乾かせる方法
ガスコンロの火で、鉄のフライパンを乾かします。
フキンで拭く方法
鉄鍋の伝道師、山口壮一さんがNHKのあさイチで、鉄のフライパンは火にかけて乾かさなくても良いとおっしゃっていました。
鉄がサビないように乾かせればよいだけですので、火にかけて乾燥させる方法、フキンで拭く方法のどちらでも構いません。
なにもしない「自然乾燥」も
わが家の鉄のフライパンは、12年使っておりますので、フライパンの表面に「被膜(ひまく)」が作られています。
この被膜で水が弾けますので、錆びにくくなり、水洗いした後は なにもせず自然乾燥しております。
鉄のフライパンに相性が良い道具「タワシ」と「ササラ」
鉄のフライパンを洗うのに最強な道具は、「束子(タワシ)」と「ササラ」です。
束子(タワシ)
束子(タワシ)は、「汚れをかき出し、こすり取る洗浄が得意な道具」です。
鉄のフライパンに付着した「焦げ」も簡単に落とすことができます。
ササラ
中華鍋を洗う時によく使われている「ササラ」は、植物の鉄筋ともいわれている「竹」で作られていますで、こちらも大変優秀です。
ササラは鉄のフライパンと一緒に購入したもので、12年使っています。
まとめ
鉄のフライパンの洗い方で、特段「コツ」というものは何もないことが、おわかりいただけましたでしょうか。
・お湯で洗う。
・こびり付きがある場合は水を入れて火にかけて汚れを落とす。
・洗う道具は、亀の子束子かササラ
ニンニクや、ギトギト料理の際は洗剤を使うこともありますが、麻婆豆腐レベルではわが家は洗剤を使っておりません。
鉄のフライパンは、毎日の暮らしで 使えば使うほど育ってゆくということを、12年という年月を経てわかってきたように思います。
なお、鉄のフライパンを初めて使う時に行うこと、フライパンの性質、焦付かない方法などについては別の記事にてご紹介していますので、関連記事を参考になさってください。
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