鉄のフライパンを使ってみたいと思われている方、鉄のフライパンの洗い方やお手入れが大変だと思われているへ、「コツは要りません」ということをお話したいと思います。
世の中で言われているほど鉄のフライパンは、手がかかりませんし、お手入れは簡単です。
きょうは、鉄のフライパンの洗い方に焦点を絞って、お話したいと思います。
大丈夫!鉄のフライパンのお手入れについて不安なことはありません
わが家で使っている鉄のフライパンは11年になりました。
東京のかっぱ橋道具街で2,000円もしないで購入してきたものですが、いまでも毎日活躍しています。
この記事を訪れてくださった方で、「鉄のフライパンを使ってみたいけれどお手入れが大変そう」「くっついちゃうから面倒な道具ではないかしら?」と、躊躇されている方が中にはいらっしゃるかもしれません。
また世間で鉄のフライパンが「良い」と言われたから買ってみたけれど、「くっついちゃうじゃない。洗いづらいわね」と、不満に思われている方もいらっしゃるかもしれません。
鉄のフライパンの洗い方(お手入れ)にコツと言うほどのことはありませんのでご安心ください。
コツは要りません「鉄のフライパンの洗い方」
この章では、料理をした後の鉄のフライパンの洗い方をご紹介いたします。
麻婆豆腐
鉄のフライパンで麻婆豆腐を作りました。ちなみに「一晩洗わずに汚れたまま」の状態のものであります(汗)。
食べ終わった後、夫がフライパンに土鍋のフタをして置いていたので、私はてっきり洗ったものだと思いこみ、そのままにしておりました。
翌朝、目玉焼きを焼こうと土鍋のフタをパカっと開けたらこの状態・・・。夫がボコボコにされたかどうかは置いておいて、一晩放置されたフライパンを洗いました。
1.水を張ります
鉄フライパンに水(お湯)を入れます。
結論を先に申し上げますと、鉄のフライパンは「水よりお湯のほうが汚れが落ちやすい」です。
2.コンロに火をかけます
普通はお湯と亀の子束子(かめのこタワシ)をこするだけで汚れは落ちます。
今回は一晩おいた「熟成された汚れ」ですので、ガスコンロに火をかけます。水の温度が高くなると、汚れが浮いてきます。
ちなみに洗剤は使いません。
3.亀の子束子(かめのこタワシ)が活躍します
沸騰したら、汚れたお湯を捨てて、亀の子束子でこすります。
スポンジを使う場合もありますが、お湯の温度が高い場合はスポンジが煮えそうで怖いので、亀の子束子を使っています。
力を入れなくても、亀の子束子とお湯のパワーで汚れは完全に落ちます。
4.水道水で流します
水道水を流しながら、亀の子束子をくるくる回して洗います。フライパンの中の水がきれいになれば、終わりです。
鉄のフライパンを乾かせる方法は、後ほどご紹介いたします。
ゴーヤチャンプルー
鉄のフライパンは、よく熱してから焼かないと、このようにこびり付いてしまいます。
写真はゴーヤチャンプルーの残骸です。これもお湯で洗います。
1.水(お湯)を張ります
水(お湯)をフライパンに注ぎます。
2.コンロに火をかけます
火にかけて沸騰させます。(泡は洗剤ではありません)
ブクブク沸騰させなくても大丈夫です。ある程度、水の温度が高くなれば、こびりつきは簡単に落ちます。
3.ササラも活躍します
お湯が温かいうちにササラでこびりつきを落とします。クルクルと回すだけで、簡単にこびりつきは取れます。
4.水道水で流します
水道水を流しながら汚れを落とします。
鉄のフライパンの乾かし方
火にかけて乾かせる方法
ガスコンロの火で、鉄のフライパンを乾かします。
フキンで拭く方法
鉄鍋の伝道師、山口壮一さんがNHKのあさイチで、鉄のフライパンは火にかけて乾かさなくても良いとおっしゃっていました。
これはカジトラも賛同します。結局のところサビないように乾かせればよいだけですので、火にかけて乾燥させても良いですし、フキンで拭いても良いということなのです。
なにもしない方法
カジトラが鉄のフライパンを11年使っている感想ですが、洗ったあとは乾かさなくても平気になります。
わが家は水が付いたまま放置することが多くなってきました。
なぜならフライパンは長い年月を経ると表面に「被膜(ひまく)」が作られるからです。この被膜によって水がはじけて「サビ」にくくなるのです。
鉄のフライパンに相性が良い道具「タワシ」と「ササラ」
鉄のフライパンを洗うのに最強な道具は「束子(タワシ)」と「ササラ」です。
束子(タワシ)
束子(タワシ)は、「汚れをかき出して、こすり取る洗浄が得意な道具」です。
鉄のフライパンに付着した「焦げ」も簡単に落とすことができます。
ササラ
中華鍋を洗う時によく使われている「ササラ」は植物の鉄筋ともいわれている「竹」で作られていますで、こちらも大変優秀です。
ササラは鉄のフライパンと一緒に購入したので、11年使っています。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
鉄のフライパンの洗い方で、特段「コツ」というものは何もないことが、おわかりいただけましたでしょうか。
・お湯で洗う。
・こびり付きがある場合は火にかけて汚れを落とす。
・洗う道具は、亀の子束子かササラ
これだけの作業です。
ニンニクや、ぎっとぎとの料理の時に洗剤を使うこともありますが、麻婆豆腐レベルではわが家は洗剤を使っていません。
鉄のフライパンは、毎日の暮らしで使えば使うほど「育ってゆく」ということを、11年使って、わかってきたように思います。
鉄のフライパンを初めて使う時に行うこと、フライパンの性質、焦付かない方法などについては別の記事でご紹介していますので、よろしければこちらをご覧になってくださいね。
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