家庭菜園の初心者が、キュウリの種まきから収穫まで挑戦します。
キュウリの栽培は今年で3回目。種まきは今回が初めてで、コンパニオンプランツと一緒に栽培しようと考えています。
果たして無事に芽が出て収穫することが出来るか不安ではありますが、約半年間レポートしてゆきたいと思います。
キュウリの種をまく時期
種まきの時期
畑などに直接 種まきする場合は、4月中旬以降がおすすめです。肌寒い季節は温かい室内で育てます。
・高冷地 3月下旬~7月上旬(加温育苗 3月下旬~5月上旬)
・中間地 3月上旬~7月中旬(加温育苗 3月上旬~4月下旬)
・暖 地 2月中旬~8月上旬(加温育苗 2月中旬~4月中旬)
発芽適温と生育適温
キュウリは25~30℃が発芽適温で、20~25℃が生育適温です。
キュウリ栽培「種まき」
用意する道具
・黒ポリポット(直径約9cm鉢)
・種をまく土
種まきの土は畑の土はやめて、花と野菜の培養土を買ってきました。
畑の土には病原菌や害虫の卵などが入っている心配があるからです。
ポリポット
野菜の土
キュウリの種のまき方
ポリポットに土を入れます
土に水スプレーを吹きかけます
スプレーで水を吹きかけ、お団子が作れるくらい湿った土を作ります。
種を2~3粒まきます
ポリポット1個に、キュウリの種を2~3粒まきます。
5mm 土をかけてしっかり鎮圧
種をまいたら土を5mmほどかけて、指でしっかり鎮圧します(これ大事!)
親指で鎮圧するとが楽でした。
土をかけたら再び水スプレーします
じょうろで水やりしますと、種が流れ出てしまう場合がありますので、水スプレーして土を湿らせます。
日当たりの良い温かい室内に置きます
条件が良ければ、3~4日で発芽します。無事に芽が出ますように!
キュウリ栽培「発芽」
種まきから2週間以上経ってようやく発芽しました。
しかしながら、芽が出たのは9ポット中2個だけです(涙)。
種をまいて陽当りの良い室内に置いておきましたが、温室とは違うのでしょうね。
キュウリのコンパニオンプランツ
農学博士の木嶋利男先生によりますと、キュウリを単独で栽培するより異なる野菜と一緒に育てると、キュウリがかかりやすい病気を予防したり、害虫から守ってくれる効果があるそうです。
同じウネで空間を利用した効率的な栽培方法ですので、今年初めて挑戦します!
病気を予防「長ネギ・チャイブ」
キュウリと長ネギ(チャイブ)の根っこを絡めて栽培しますと、根ネギの根に付く細菌が抗生物質を出して、土の中の病原菌を減らすのだそうです。すごいですね。
マルチになって病気と害虫のおとりになる「ムギ」
ムギは食べることは出来ませんが、大変頼もしいコンパニオンプランツです。
キュウリがかかりやすい代表的な病気は「うどんこ病」ですね。
ムギは自らうどんこ病にかかり、「菌寄生菌」を呼び寄せて増やし、キュウリのうどんこ病の被害を大幅に減らしてくれるのだそうです。
また、ムギにアブラムシなどの害虫が寄ってきますが、天敵のテントウムシやアブラバチもやってきて、キュウリに付くアブラムシなどの害虫を食べてくれる「おとり作物」になってくれます。
またムギはマルチ代わりにもなり、枯れた後は土に鋤き込むと「緑肥」になります。
キュウリの苗の植え付け「4月終わり」
4月の終わりに苗の植え付け
種をまいたキュウリが少し大きくなりました。苗を買わずに植え付けることが出来そうです!
植え付け前にバケツの水で吸水させます
苗を植え付ける前にバケツに水を張り、日陰で2時間ほど吸水させました。
これは木嶋先生がご紹介されている方法です。野菜は苗の植え付け時に病気にかかるリスクが高まるそうなので、苗を植えた後は水やりを行いません。
長ネギと同時に植え付け
ウネに穴を開けて、長ネギの根と絡ませるようにキュウリの苗を植え付けました。
苗を支柱で固定しました。
キュウリの株間に大和芋を植え付けました
木嶋先生の著書では長形のナガイモをコンパニオンプランツとして紹介されていましたが、ホームセンターで売っていなかったため、迷いましたが「大和芋」を植え付けることにしました。
キュウリの栽培日記
6月
4月の終わりに植え付けたキュウリの苗です。
キュウリは水分を好み、乾燥を嫌いますので、敷きわらをしきました。
市販の苗より生長が遅いようですが、6月に入ると花を付け始めました。
大和芋の芽も出て、今ではネットの一番上まで伸びました。
大和芋のツルです。芽が出てきたと思ったらみるみるネットの一番上まで伸びました。
8月
今年は長い梅雨だったせいか、大和芋のツルが枯れてしまいました・・・。
まとめ
家庭菜園の初心者が、キュウリを種からまいて、コンパニオンプランツ栽培に挑戦しています。
市販のキュウリの苗より生長が遅いようですが、6月になり花が咲き始めました。
大和芋のツルの誘引が大変そうですが、ネットを共有して栽培できるのは便利ですね。
このページは随時更新してまいりますので、ご参考にしていただければ嬉しく思います。
[参考文献]
木嶋利男著「育ちがよくなる! 病害虫に強くなる! 植え合わせワザ88 決定版 コンパニオンプランツの野菜づくり」
[参考サイト]
サポート付 貸農園 シェア畑