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病害虫を防ぐ!白菜とソラマメのコンパニオンプランツ栽培|防寒対策のポイントなどご紹介いたします

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※ 白菜とソラマメ

農学博士の木嶋利男先生が紹介されている、「白菜とソラマメのコンパニオンプランツ栽培」について、ご案内いたします。

冬野菜の代表格ともいえる白菜は、秋口からアオムシやシンクイムシ、ナメクジなどの害虫が発生しやすくなり、軟腐病(なんぷびょう)などによる土壌病害が起こりやすい野菜です。

これら病害虫を防ぐ白菜のコンパニオンプランツはいくつかありますが、今回は「ソラマメ」に焦点をしぼり、病害虫を防ぐ栽培法をご案内いたします。

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白菜とソラマメのコンパニオンプランツ栽培のポイント

白菜とソラマメの栽培スケジュール

9月 10月 11月 12月 1月 2~4月 5月
白菜 苗植付 収穫 収穫 収穫
ソラマメ 種まき 苗植付 収穫

※一般地のスケジュールです

白菜の栽培

苗で植え付ける場合

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白菜の苗の植え付けは 9月の中旬で、本葉が5~6枚の頃が定植に適しています。

種から育てる場合

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白菜を種から育てる場合は、8月のまき時を逃さず行います。

種まきが遅れてしまいますと、苗の植え付けが遅くなり、最終的に結球しなくなってしまいますので、種まきの時期を守ることが重要なポイントになります。

ソラマメの栽培

苗で植え付ける場合

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ソラマメを苗で植え付ける場合は、11月中旬頃 行います。

種から育てる場合

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ソラマメを種から育てる場合は、10月下旬にまきます。

11月中旬頃には、本葉が2枚になっているように育てます。

白菜とソラマメを植える位置

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🌱 白菜の株間は約90cmほどにします。
🌱 ソラマメの苗は、白菜と白菜の中間に植えます(もしくは種まきします)。

白菜の冬越し防寒対策

ビニールのトンネル栽培

白菜とソラマメは冬越しの栽培になりますので、寒冷地で育てられる場合は、ビニールのトンネル栽培で防寒するのがオススメです。

トンネルを張る目安は、気温が15度を下回ってきた頃です。

白菜を縛って防寒

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白菜の外葉を縛りますと、霜で葉が傷む「霜枯れ」を防ぐことが出来ます。

ソラマメの枝の整理

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ソラマメは、春先の3月頃から花が咲き始めます。

この時期に、7~8本の茎を残し、ほかの茎は株元からカットして土寄せをします。

ソラマメのアブラムシ対策

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コンパニオンプランツ栽培は、害虫を完全に除去するのは難しいため、ソラマメにアブラムシが発生しましたら芯を止めますと、それ以上増えなくなります。

ソラマメの残渣(ざんさ)も有効活用

ソラマメを収穫した後、残渣を細かくカットしてウネに埋めておきますと、その年の春作、夏作の生育がよくなります。

まとめ

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農学博士の木嶋利男先生が紹介されている、「白菜とソラマメのコンパニオンプランツ栽培のポイント」について、ご案内いたしました。

コンパニオンプランツ栽培は、完全に病害虫を防ぐことは難しいですが、ソラマメが白菜に付きやすいモンシロチョウやシンクイムシ、ナメクジなどの害虫を寄せ付けず、軟腐病(なんぷびょう)などの土壌病害を防ぐのに有効です。

なお、白菜のコンパニオンプランツはソラマメのほかにもありますので、下の関連記事を参考になさってください。

[関連記事]

白菜のコンパニオンプランツ|害虫忌避や病気予防に効果な野菜・草・花をご紹介いたします

[参考文献]

木嶋利男著 コンパニオンプランツで野菜づくり (ひと目でわかる図解)(主婦と生活社)

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キッチンガーデンのこと野菜づくり
この記事を書いた人
カジトラ

関東在住の専業主婦です。
夫と二人暮らし。
2023年の春、海に近い地域に移住しました。

家族の介護、某シンクタンクで馬車馬のように働き詰めだった日々に区切りをつけ、現在は農学博士 木嶋利男氏が提案するコンパニオンプランツ栽培で野菜を育てています。

文明の利器を取り入れつつも、古き良きモノ・慣習を大事にしながら暮らしてゆくことを目指しています。

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カジトラ