皮をむくだけで簡単に作ることが出来る「へちまたわし」をご紹介いたします。
一般的にへちまたわしの作り方は、水に漬け、煮て、皮をむいてというプロセスですが、わが家のレシピは「乾燥させて 皮をむくだけ」ですので、独特の臭みもありません。
たわしから出た種は来年用にお使いになることも出来ますので、参考になさってください。
簡単!皮をむくだけ「へちまたわし」の作り方
へちまたわしの作り方
数日間、乾燥させます
ヘチマの皮が茶色く枯れてきましたら収穫し、乾燥させます。
すると へちまは日が経つにつれ、皮がさらに茶色くなり、カサカサしてきます。
わが家は 雨の日を除き、昼夜問わず ずっと外に置いています。
へちまの軸をちぎって、種を取り出します。
このあと皮をベリベリ剥いてゆきますが、その時に種が出てきますので、この段階で無理に取り出さなくても大丈夫です。
大きな紙の上で、へちまの皮を剥きます。
へちまが乾燥していますので、簡単に皮を向くことが出来ます。
ちぎった軸の口をトントン叩きますと、種が出てきます。
種を無理に取り出そうとしますと、へちまの繊維が破れてしまいますので、取り出せない種は・・・。いつか出てくる日まで待ちましょう(笑)。
皮を剥いて完成です!
色が気になる場合は漂白する方法もありますが、この程度であれば十分ではないでしょうか。
薬品などを使わず、出来るだけナチュラルに使いたいですね。
「へちまたわし」を簡単に作る最大のポイント
へちまの収穫時期がカギ
へちまたわしを簡単に作るポイントは「収穫時期」です。
十分に育ったへちまは 自ら水分を吸収しなくなり、終わりをむかえます。
すると自然に皮が乾燥しはじめ、茶色に変わってゆきます。
このタイミングに収穫するのがおすすめです。
青いヘチマは時間がかかります
成長途中の青々したへちまを収穫しますと、繊維の形成が未熟で 皮も厚く、水分を大量に含んでいますので 皮を剥くのが困難です。
そのため十分生長したへちまを収穫されることをおすすめしたいのですが、茶色くなる前にツルを片付けてしまいたい場合もあるかと思います。
その場合、青いヘチマを収穫しても構わないでしょう。
ただし、皮がむける状態になるまで(乾燥したヘチマになるまで)数か月時間を要すかと思います。
わが家の実績ですが、青いへちまが完全に乾燥したのは、収穫からおおよそ5か月後でした。
気になるヘチマのニオイについて
乾燥したヘチマは臭みがありません。
なぜなら干からびることにより「果実部分」がなくなるからです。
へちまたわしのニオイは、「果実の腐敗臭」なのです。
来年用の種も収穫できます
今回ご紹介した方法は、乾燥した種を取り出すことが出来ますので、来年用としてお使いになることが出来ます。
来年のご参考に:ヘチマと長ネギの混植で病気予防
ヘチマと長ネギを一緒に栽培しますと、ヘチマの病気を予防することが出来ます。
根っこから抗生物質を出すネギは、ウリ科植物(ヘチマ、キュウリ、ゴーヤなど)の病気を防ぐ働きがあります。
ヘチマとネギの混植は、プランターでも地植えでも有効ですので おためしになってみてください。
なお、長ネギはもちろん召し上がることが出来ます。
ネギの株元をカットしますと、再び芽が出てきますので、引き抜かず継続して育ててみてください。
まとめ
「へちまたわしの作り方」をご紹介いたしました。
枯れてきたへちまを完全に乾燥させるだけで、簡単に皮をむくことができ、種は来年用にお使いになることが出来ます。
この方法は、へちまを煮ないため 臭くなることもありませんので、おためしになってみてくださいね。
[へちま栽培 関連記事]