初めてでも楽しめる無農薬のプランター栽培をご紹介いたします。
今回ご紹介します野菜は、ルッコラ・レタス・春菊・みつ葉・クレソン・シソ・エゴマなどですが、あなたのお好みの葉物野菜にアレンジすることが出来ます。
1つのプランターに多品目の野菜を育てますので収穫がとても楽しくなります。
どうぞ、おためしになってみてください。
はじめに:初心者が楽しめるプランター栽培の野菜
1つのプランターに多品目の葉物野菜を栽培します
今回ご紹介します葉物野菜は、レタスや春菊など、1つのプランターに複数の野菜の種をまいて育てます。
違う野菜を栽培して平気なの?と、不安に思われるかもしれませんが大丈夫です。
ある程度の深さがあるプランターを選び、間隔をあけて種をまきますと、異なる野菜を同じプランターで栽培することが出来ます。
異なる科の葉物野菜を選んでみましょう
プランターに限らず、野菜の栽培で悩ましいのがアブラムシなど「害虫」の存在ですが、今回ご紹介しますプランター栽培は、農薬を使わず野菜の力だけで育てます。
あなたが野菜の種を選ばれるとき、害虫を寄せ付けない作戦として、異なる科の野菜を選んでみてください。
例えばクレソンとカブは「アブラナ科」、レタスと春菊は「キク科」、エゴマとシソは「シソ科」と、科が違います。
科の異なる野菜をミックスして育てますと、害虫を寄せ付けない効果があると言われています。
害虫を寄せ付けない作戦
アブラナ科に付く害虫、キク科に付くが害虫は種類が異なります。
害虫は、自分の仲間でない別種の害虫を嫌う性質がありますので、その特性を活かして異なる科の野菜をミックスして栽培します。
するとそれぞれに付く害虫がお互いを敬遠し合い、野菜全体に寄り付かなくなる結果につながります。
メリットたくさん!初心者でも栽培しやすい葉物野菜
葉物野菜は、初心者でも比較的お手軽に栽培することができます。
長い期間 収穫が楽しめます
葉物野菜は、生長した葉っぱを少しずつ摘みとってゆきますので、常に新鮮な野菜を収穫することが出来ます。
収穫後、もう一度栽培できます
野菜はそれぞれ、種をまいてから収穫までの栽培期間が異なります。
例えばサラダ春菊は約30~40日、カブは約50日ですが、ラディッシュ(はつか大根)はその名の通り約20日程度で収穫です。
短い期間で栽培できる野菜は、一度収穫が終わった場所にもう一度種をまいて、再び栽培することが出来ます。
種まき時期をチェック
葉物野菜は、栽培期間が限定されているもの、一年を通して育てられる品種があります。
種をまくタイミングに適した葉物野菜を選んで、種をまきましょう。
プランター栽培で必要なものリスト
プランター栽培で使用する道具
□ プランター(深さ20~30cmくらいのもの)
□ 野菜用の土
□ 鉢の底に敷く石
□ 水スプレー
□ じょうろ
□ 木の板、割りばしなど
□ ネームラベル
プランターの深さについて
葉物野菜の根っこはあまり深く伸びませんので、深さ15~20cmほどのプランターでも構いませんが、今後、ニンジンやトマトなど根が深くなる野菜を植えられることもあるかもしれませんので30cmにてご紹介しています。
野菜用の土
野菜用の土は、野菜にとって最適な条件が整っています。
畑の土と違って病原菌や害虫の卵などが潜んでいないため、良いスタートを切ることが出来ます。
鉢底石
プランターの底に石を敷きますと「水はけ」が良くなり、土の中が蒸れて野菜の根が腐ったりするトラブルを防ぐことが出来ます。
水スプレー・じょうろ
種をまいた直後は水やりで種が流れ出る場合がありますので、細かい目のジョウロがおすすめです。霧吹きで水やりをしても構いません。
ネームラベルの作成
あらかじめネームラベルを作っておきますと、どこに何をまいたか判別しやすくなります。
葉物野菜の種まき前の準備
プランターに鉢底石を敷いて、土を入れます。
土の量は、プランターより少し低めに入れましょう。この空間は「ウォータースペース」と言いまして、水やりをした時に土が溢れないようにします。
土を入れましたら2~3回じょうろでたっぷり水やりをして、土を十分に湿らせます。
プランターで育てる葉物野菜の種まき手順
土に種をまくスジを入れます
水が土に浸透しましtら、木の板や割りばしなどを使って種をまくスジを入れます。
野菜の生長を考慮して15cm以上 間隔を空けましょう。
葉物野菜の種は小粒のものが多く、地中深くまいてしまいますと芽が出てきませんので、土の深さを0.5~1cm程度にします。
ネームラベルを刺します
野菜の名前を書いたラベルを刺します。
科の異なる野菜の種を交互にまきますと、害虫忌避の効果が高まります。
葉物野菜の種をまきます
種袋の説明書にしたがって種と種の間隔を空けてまきます。
小さい種で、まきづらいかと思いますが、この作業を頑張りますと種まきのゴールはもうすぐです。
土を軽くかけて、しっかり鎮圧します
2本指でつまむように種に土をかけて、手でしっかり鎮圧します。
土の押し付けが甘いと、皮がくっついたまま発芽して病気にかかってしまう場合があります。
種をまく前に十分に土を湿らせましたので、最後の水やりは行わなくても構いませんが、土が乾いているようであれば軽く水スプレーをします。
葉物野菜の発芽
乾燥させないように水やりをします
発芽するまで土が乾かないように水やりをします。
発芽しました
ルッコラ
カブ
4~5日後にルッコラとカブの芽が出てきました。
野菜によって、2~3日で発芽するものや、1週間以上かかるものもあります。
2週間たっても芽が出てこないようであれば、もう一度種をまいてみましょう。
葉物野菜の間引き(まびき)
芽が出ましたら混みあってきますで、芽を摘み取ります。これを「間引き(まびき)」といいます。
間引きを何度か行うことにより、最終的に育てる野菜を決めて大きくしてゆきます。
間引きをした芽は食べることが出来ます。小さいながらもとても美味しいです。
他と比べて小さな芽や形の悪いものを摘み取ります。
芽と芽の間隔は、種袋の説明書きをご参照になさってくださいね。
間引きする前
間引きした後
発芽した後のお世話
芽が出た後は、間引きを数回繰り返し、土を乾燥させないように水やりをしてゆきます。
この章につきましては、後日更新いたします。
まとめ
初めての方でもお手軽な葉物野菜のプランター栽培をご紹介しております。
ご自宅で多品目の野菜を楽しく育ててみられてはいかがでしょうか。
わが家は先日種をまき、発芽を楽しみにしているところです。
このページは随時更新してまいりますので、また遊びにいらしてくださいね。