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葉ネギはコンパニオンプランツに便利!生長促進と病気予防に効果的です

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葉ネギがちょこっと お家にあると、薬味や色どりに便利ですね。

家庭菜園で葉ネギを単独で育てているより、他の野菜のそばに植えておくとメリットがあることをご存知でしょうか。

葉ネギを他の野菜と混植しますと、葉ネギ用のスペースをあえて作らずに済みますし、お互いの生長促進、さらには病気予防の効果もあると言われています。

この栽培は農学博士の木嶋利男先生がご紹介されている方法です。

葉ネギをコンパニオンプランツにすると相性の良い野菜をご紹介いたしますので、ご参考になさってください。

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葉ネギと一緒に栽培すると相性の良い野菜「ホウレンソウ」

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葉ネギをコンパニオンプランツにすると良いと言われている野菜は、「ホウレンソウ」です。

ホウレンソウの病気がかかりづらくなる効果

ホウレンソウは、萎凋病(いちょうびょう)という土壌病害にかかりやすい野菜です。

そこで葉ネギを一緒に育てますと、葉ネギの根っこに付く微生物が抗生物質を分泌して、ホウレンソウの萎凋病を引き起こすフザリウム菌を退治してくれます。

ホウレンソウが美味しくなる効果

ホウレンソウは、苦みやえぐみを感じることがありますね。

木嶋利男先生によりますと、この原因は ホウレソウが土の中の硝酸態窒素を吸収しすぎたためなのだそうです。

ホウレンソウは双子葉植物で、アンモニア態窒素からできる硝酸態窒素を好んで吸収します。

反対に葉ネギは単子葉植物で、有機物が分解してできるアンモニア態窒素を好んで吸収する性質があります。

つまり葉ネギは、過剰な養分を吸収してくれる役割があり、ホウレンソウが養分の過剰摂取をしなくなるため、すっきりした上品な味わいになります。

栽培のポイント

ワケギやアサツキでもOK

葉ネギの代わりに「ワケギ」や「アサツキ」などを使っても同じ効果がありますので、お好みで栽培してみてくださいね。

なお、長ネギとホウレンソウを一緒に栽培しても大丈夫ですが、土寄せしづらくなりますのでスリムな葉ネギのほうがおすすめです。

葉ネギは縦に伸び、ホウレンソウは横に広がりますので、お互い邪魔にならずに栽培することが出来ます。

葉ネギは移植してOK

葉ネギは別の場所で栽培しているものを利用してOKです。

木嶋先生によりますと、細い葉ネギは3本ずつ植えると生育が良くなるのだそうです。

また、ホウレンソウの収穫した後は、別の場所に移植して構いません。

土中の酸度はpH7が理想

ホウレンソウは、pH6以下の酸性土壌ではあまり生長しません。

必要であれば、石灰分(貝石灰、苦土石灰)を施して酸度を調整し、中性(pH7)に使づけると良く育ちます。

葉ネギも同じ環境で良く生長します。

品種選び

春まきの場合、葉ネギは九条ネギが一般的です。

ホウレンソウは、トウが立ちにくい品種を選びましょう。

土づくり

種まき、植え付けの3週間前に、完熟たい肥とぼかし肥、または牛ふんと鶏ふんなどを施してウネを立てます。

種まきと植え付け

ホウレンソウ

条まきします。真夏をさけて、春から秋まで種まきすることが出来ます。

葉ネギ

苗から植え付ける場合は、地域によって前後しますが3月と9月が適期で、ホウレンソウと同じタイミングで植えます。

種まきする場合は苗を育てるまで約30日必要ですので、植え付けの時期に合わせて種をまきましょう。

間引きと追肥

ホウレンソウ

本葉1枚で間引きし、株間を3~4cmにします。草丈が5~6cmになりましたら、株間を6~8cmにします。

2回目の間引きの時に、ぼかし肥または、鶏ふんなどを与えます。

葉ネギ

追肥のタイミングは、ホウレンソウと同じにします。

収穫

ホウレンソウ

草丈が25cmくらいになったら収穫です。

葉ネギ

株元を3cm程度残して収穫しますと、また葉が伸びてきます。

葉ネギと一緒に栽培すると相性の良い野菜「アブラナ科の葉物野菜」

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葉ネギと相性の良い野菜は、カブ・チンゲンサイ・コマツナなどの「アブラナ科の葉物野菜」もおすすめです。

今回はカブを例にご紹介いたします。

害虫忌避の効果

葉ネギとアブラナ科の野菜の組み合わせは、それぞれの野菜の害虫被害を抑えることが出来ます。

葉ネギとアブラナ科に付く害虫は種類が異なります。同じ仲間でない別種の害虫は互いを避け合う性質があるため、葉ネギとアブラナ科野菜にそれぞれが寄り付かなくなります。

そのため、野菜全体を害虫から守ることが出来ます。

病気を防効果

葉ネギとアブラナ科野菜は、根圏微生物が大きく異なるため、病気の発生が減少します。

甘い野菜が育ちます

カブを例にご紹介しますと、カブはアンモニア態窒素が分解した硝酸態窒素を好んで窮します。

葉ネギも好んでアンモニア態窒素を吸収しますが、カブほどではありません。

つまり、養分の奪い合いが起こることがなく、肥料過多になることもありません。

その結果、カブは丸く・苦みがなく・甘く・美味しく生長します。

栽培のポイント

品種選び

葉ネギ、カブともに品種は特に選びません。何でもOKです。

葉ネギとの条間を調整しますと、カブは小型から大型まで栽培することが出来ます。

葉ネギは移植してもOK

葉ネギは、別の場所で栽培しているものを利用してOKです。

木嶋先生によりますと、細い葉ネギは3本ずつ植えると生育が良くなるそうです。

葉ネギはカブの収穫後、別の場所に移植して構いません。

土づくり

種まき・植え付けの3週間前に、完熟たい肥とぼかし肥、または牛ふんと鶏ふんなどを入れて、ウネを立てます。

カブの種まき・葉ネギの植え付け

カブと葉ネギの種まき(植え付け)は、同じタイミングで行うことが出来ます。

地域によって前後しますが、春は3月下旬~4月上旬、秋は9月中旬~下旬が適しています。

植付け例
・カブと葉ネギの条間 15cm。
・カブ 1cm間隔で条まきします。
・葉ネギ 株間15cm。

間引き

カブ

・本葉1枚で株間3cmに間引きます。
・本葉3枚で株間5cmに間引きます。
・カブが大きくなりましたら株間10cmに間引きします。

追肥

追肥は特に行いません。

収穫

カブ

ほどよい大きさになったものから収穫します。

葉ネギ

株元から3~5cm程度残して収穫しますと、また葉が伸びてきます。

まとめ

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葉ネギと一緒に栽培すると相性の良い野菜をご紹介いたしました。

ホウレンソウ・アブラナ科野菜を単独で栽培するより、葉ネギをコンパニオンプランツにしますと害虫を寄せ付けず、生育が促進する効果が期待できます。

葉ネギは使い勝手の良い野菜で、事前に育てていたものを利用することができ、野菜の収穫が終わった後は、別の場所に移植することも出来ます。

同じウネで野菜と葉ネギのダブル収穫が楽しめる 農学博士の木嶋利男先生がご紹介されているコンパニオンプランツ栽培をおためしになってみてはいかがでしょうか。

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コメント

  1. うなさく より:

    ホウレンソウの所で述べられている「硫酸態窒素」は、正しくは「硝酸態窒素」ですね。

  2. カジトラ カジトラ より:

    うなさく様
    ご指摘いただきありがとうございました。
    「硝酸態窒素」が正しいですね。本文を修正いたしました。
    カジトラ