バジルは比較的お手軽に栽培することができ、病害虫にも強いと言われているハーブですが、より長く収穫できるコツ、病害虫を予防する方法をご案内いたします。
今回ご案内します バジルの栽培ポイントは、農学博士の木嶋利男先生がご紹介されている方法ですので、ご参考にしていただきましたら幸いです。
わが家はバジルとトマトと一緒に育てておりますが、バジルの葉を虫に食べ尽くされていた株を見つけてショックを受けたのですが、考えられる理由についてもお伝えいたします。
バジルを長く収穫できるコツ
バジルを栽培している途中、花芽が出てきます。
農学博士の木嶋利男先生は、「花芽を見つけたら必ず摘みましょう。」と、述べられています。
なぜなら花が咲いたバジルの株は老化が始まったサインで、病害虫につけこまれやすい体質になるからです。
これは一年草の特徴で、花芽をこまめに摘み取ったバジルは若返り、長く収穫することが出来るようになります。
バジルの害虫対策
バジルは比較的 害虫に強い野菜と言われていますが、バッタ類、コガネムシ類、ヨトウムシなどに葉を食害される場合があります。
害虫に食害される原因1「湿気・乾燥」
わが家はトマトとバジルを同じウネで育てていますが、バジルの葉が害虫に食い尽くされている株を発見して驚きました。
考えられる理由は、加湿で株が弱ったからではないかと思います。
木嶋先生によりますと、バジルをはじめとする野菜は(加湿や乾燥で)株が弱ると害虫の被害が出やすくなるのだそうです。
今年は長梅雨で常に畝がジメジメと湿った状態にありました。そのためバジルやほかの野菜の育ちが悪く、葉が枯れてしまったものがありました。
害虫に食害される原因2「窒素肥料が効きすぎる場合」
バジルが害虫に食害される理由に、窒素肥料が効きすぎているという原因もあります。
肥料過多の野菜は病害虫が出やすくなるため、体質改善をしてあげる方法があります。
次の章で、弱ったバジルの株の代謝をよくする方法をご紹介いたします。
弱ったバジルの葉を元気にする方法
弱ったバジルの株を元気にする方法は、「酢水」を葉にスプレーすることです。
酢は殺菌というよりも、害虫予防に効果的です。
私たちヒトは、夏バテ予防にクエン酸を摂取しますね。これは植物も同じで、クエン酸(酢水)をバジルの葉に散布することにより、代謝がよくなるのだそうです。驚きですね。
まとめ
バジルを長く収穫できるコツ、病害虫を予防する方法をご紹介いたしました。
バジルの花芽が出てきましたら摘み取るだけで株が若返り長期間 収穫することができますので、おためしになってみてください。
バジルは害虫を寄せ付けないコンパニオンプランツとして、トマトやナスなどと一緒に育てると効果的と言われていますが、今回初めてバジルの虫食いを発見しショックを受けました。
野菜にとってよい畑の環境づくりをすることは、天候などに左右されますので なかなか難しい場合もありますが、害虫に強い野菜を作ってゆきたいですね。
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