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見つけた!レモンの木のコンパニオンプランツ|病害虫の忌避に毎年挑戦中

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レモンを栽培しております。

毎年、アゲハ蝶の幼虫や、ハモグリバエによるレモンの若葉の食害、花にはアブラムシが付いて困っており、数年前からコンパニオンプランツ栽培に挑戦しております。

苦戦をしながらも、農学博士の木嶋利男先生が紹介されているコンパニオンプランツ栽培を応用して育てておりますので、参考になさってください。

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レモンの木に付く害虫について

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わが家は、アゲハ蝶の幼虫と、ハモグリバエによる葉の食害、そして花にたかるアブラムシに困っております。

とくにアゲハ蝶の幼虫は、レモンの新芽が好物で、やわらかい葉っぱをたちまち食い尽くします。

レモンを1個実らせるのに20~30枚ほど葉っぱが必要と聞いたことがありますので、若い芽を食べられないよう、害虫を忌避する必要があります。

レモンの木のコンパニオンプランツについて

農学博士の木嶋利男先生は、かんきつ類に有効なコンパニオンプランツは、「ナギナタガヤ」「ヘアリーベッチ」と紹介されています。

ナギナタガヤ

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イネ科の一年草で、冬から春にかけて育つ植物です。

50センチほどの高さに成長し、土の乾燥を防ぎ、夏は雑草をおさえてくれます。

秋になると枯れますが、そのままにしておくと分解されて土の有機物補給にもなります。

ナギナタガヤを栽培しますと益虫のすみかになりますので、レモンの木(かんきつ類)の病害虫被害を減らす効果があります。

ナギナタガヤの種まきの時期
北海道~東北

9月中旬~11月上旬
中間地
9月中旬~10月中旬
暖地
9月下旬~11月上旬

ヘアリーベッチ

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マメ科の一年草で、ヨーロッパや西アジアに自生する植物で「ナヨクサフジ」とも呼ばれています。

茎の長さが1.5~2mに達するつる性で、5~8月頃にレンゲのような花が咲きます。

花の蜜を求めてたくさんの益虫が寄ってきますので、害虫退治の効果があります。

またアレロパシーが強く雑草を抑制します。枯れた後そのままにしておきますと、根に共生する根粒菌の働きで、土が肥沃になります。

 アレロパシーとは、ある植物がほかの植物の生長を抑える物質を出したり、動物や微生物を防いだり、引き寄せる効果の総称です。
ヘアリーベッチの種まきの時期
北海道 

5月上旬~6月中旬/7月下旬~10月中旬
東北
4月上旬~5月上旬/9月上旬~10月中旬
中間地
3月上旬~4月上旬/9月中旬~11月上旬
暖地
2月中旬~3月下旬/9月下旬~11月下旬

レモンの木のコンパニオンプランツを植えるポイント

レモンの木のコンパニオンプランツに、ナギナタガヤとヘアリーベッチが効果的であることがわかりました。

さっそくタネを買ってレモンの木のプランターにまきたいと考えていますが、それぞれ特徴がありますので、どのように生長するかを知ったうえで、検討する必要がありそうです。

どちらも雑草化しやすいのが難点

ナギナタガヤ、ヘアリーベッチはどちらも雑草化しやすい植物です。

畑などの広い場所に植える場合は伸びっぱなしで良いかもしれませんが、植木鉢やプランターなどでレモンの木を栽培されている場合は、繁殖に気を付けたいですね。

見た目も大事

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個人的な見解ですが、ナギナタガヤはシンプルな植物ですので、場合によっては「草が生えている」ように見えてしまうかもしれません。

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一方で、マメ科のヘアリーベッチは可愛らしい花が咲きますが、ツル性でぐんぐん伸びますので、こちらを選ぶ場合は伸びる空間を確保しておく必要がありそうです。

他のかんきつ類に応用できます

ナギナタガヤとヘアリーベッチは、レモンの木のほかに、次の植物にもコンパニオンプランツとして栽培することが出来ます。

🌸 ウメ
🍑 モモ
🍐 ナシ
🍇 ブルーベリーなど

ご参考:無農薬で行う害虫対策について

コンパニオンプンランツ栽培ではありませんが、わが家が行っている害虫対策をご紹介いたします。

いずれも、木嶋先生が紹介されている対策です。

トマトの葉と茎で害虫被害を抑える方法

トマトの葉と茎を煮出し、そのエキスをスプレーすると 害虫の被害を抑えられると言われている方法です。

[参考記事]
トマトの葉と茎で害虫被害を抑える方法|煮出したエキスでアブラムシ対策!

害虫を半殺しにする対策

蛾や蝶の幼虫を半殺しにし、瀕死の状態のものを葉の上に置いておく方法です。

いささかグロテスクな害虫対策ではありますが、ためしてみる価値がありそうな方法ですので、参考になさってくださいね。

[参考記事]
青虫・アワノメイガ 駆除対策の裏技!農薬を使わず畑の害虫被害を減らす方法

牛乳スプレー

アブラムシを窒息させて死滅させる牛乳スプレーです。

[参考記事]
アブラムシやハダニに効果的!牛乳スプレーの作り方レシピ

レモンとコンパニオンプランツの栽培日記(2019年11月~2020年4月)

ヘアリーベッチのタネまき

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迷いに迷ってヘアリーベッチのタネを買ってきました。さっそくまいてみます。

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ヘアリーベッチのタネを「ばらまき」します。

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レモンの木の根っこを傷めないように、土を掘って耕します。

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ヘアリーベッチのタネを、パラパラまきます。

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土で覆います。だいたい3センチくらい土をかけます。

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サポート付き貸農園のシェア畑で、水やりや雨がふったときにタネが流れ出ないように、手のひらでしっかりと鎮圧することが大事と習いました。

種まきをしたあと土が乾いている場合は、水やりをします。

タネが出ないように、目の細かいシャワー状のジョウロがオススメです。

12月発芽

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12月も半ばというのに芽が出て伸びてきました。

来年の春にはベッチの花を咲かせてくれるでしょうか。今から楽しみです。

4月開花

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4月になりヘアリーベッチの花が咲きました。

道ばたに生えているカラスノエンドウ豆にそっくりですね。

しかし、残念なお知らせがあります。

レモンの木を深い鉢に移植したところ、根が張らずに枯れてしまったのです。上の写真はお亡くなりになったレモンの木です(涙)。

ちかぢか新しいレモンの木を買ってきて、植え付けましたら改めてご報告いたします。

ヘアリーベッチを育ててみた感想

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11月にヘアリーベッチのタネをまきましたが(写真はヘアリーベッチとカロライナジャスミンです)、発芽率は非常に高く、プランターを覆うように繁殖しました。

つる性のため、他の植木鉢や植物を巻き込むようになったので、先端を切ったり引き抜いたりしていました。

4月になるとたくさんの花が咲き始め、これがレモンの木に巻き付くように伸びたら益虫のすみかになって害虫を食べてくれたと思うのですが、タネをまき過ぎたため少し管理しづらくなってしまいました。

対策として、タネをたくさんまき過ぎないようにレモンの木に絡みつくように育てると良さそうです。

なお、地植えのレモンの木にヘアリーベッチをコンパニオンプランツにした場合は、問題なく栽培できそうですね。

レモンとコンパニオンプランツの栽培日記(2020年4月~2020年12月)

サイパンレモンを購入

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ホームセンターでレモンの木「サイパンレモン」を購入してまいりました。

大きな鉢に移植します。今度は枯れませんように・・・。

育ったヘアリーベッチはマメ科植物で土を肥沃に効果がありますので処分せず、土の中に鋤き込みました。

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花が終わり結実しているものを選びました。これが全て大きく成れば嬉しいです。

ヘアリーベッチのたねまき

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レモンの木の株元にヘアリーベッチの種を前回より少なめに7~8粒まきました。

種まきの時期より遅くなってしまっているので、発芽するか心配です。

あっという間に発芽しました

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ヘアリーベッチの種をまいてから10日でここまで伸びていました(!)

今回は、芽が出ないかしらと半ばあきらめていたのですが、早くも5cmほどの草丈になっていたので驚きました。

ハーブもコンパニオンプランツにしてみます

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ハーブも害虫を忌避する効果があると言われていますので、ためしに種をまいてみました。

上の写真に写っている芽は、「ルッコラ」です。

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鉢の面積が大きいので「春菊」も植えてみました。

畑で間引きしたものを試しに植え付けてみたところ、根が活着したようです。

2020年5月

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5月半ばを過ぎ、レモンの花が満開になりました。

とてもいい香りがします。

今のところ葉っぱが虫に食べられている様子はありません。新芽が出ていないからでしょうか。

レモンの様子

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4月に購入した時にはたくさん実が付いていましたが、強風で落ちてしまいました。

生き残ったレモンは直径2cmほどになりました。

ヘアリーベッチの様子

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ヘアリーベッチは生命力の強い植物ですね。

あっという間にレモンの木のてっぺんまでツルが絡みつきました。

経験から申し上げますとベッチは旺盛に繁茂しますので、今後いかに伸びてゆくか心配です(笑)。

ルッコラの様子

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サブ的に植えたルッコラですが、ひと月でみるみる大きく生長しました。

しかし写真でお分かりのように虫食いがあります。アブラナ科の野菜は害虫被害に悩まされます。

春菊の様子

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一方で春菊は、虫食いもなく旺盛に育っています。

キク科の野菜は独特の香りで害虫を寄せ付けない効果があると言われていますが、確かに虫にやられていないようです。

2020年6月

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6月になり、ヘアリーベッチのツルが勢いよく伸びレモンの木を覆うようになりました。

種を7~8粒ほどまいただけですが、これほど繁茂します。

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レモンの実が何個か付きました。

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そして新芽が出てきました。いよいよアゲハ蝶との闘いが始まります。

出来る限り葉の表と裏をひっくり返して、卵が産み付けられていないかチェックしてゆきます。

ハモグリバエの食害

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今のところ、アゲハ蝶などの幼虫に新芽を食害されていませんが、上の写真のように葉に白い筋が付いているのに気が付きました。

調べてみたところ、原因は「ハモグリバエ類(別名 エカキムシ)」の食害によるもののようで、葉っぱごと摘み取りました。(新芽がほとんど食べられてしまっています・・・)

🐞ハモグリバエ類
雑食性のハエの仲間で、様々な野菜に付きます。
成虫が葉肉内に産卵して、ふ化した幼虫がトンネルを掘り進むように葉肉を食害します。

🐞ハモグリバエが付く原因
肥料過多や弱った株、天敵の少ない環境に付きやすくなります。

🐞ハモグリバエを防ぐ方法
肥料過多にならないように気を付けます。野菜を栽培している場合は、目合いが1mm以下の防虫ネットで飛来を防止します。

🐞葉を食害された後の対処法
葉っぱごと摘み取るか、葉の食害痕の先端を見て、幼虫やサナギがいたら指でつぶします。

2020年7月

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7月になりました。

お見苦しい鉢になってしまいましたね(苦笑)。

ヘアリーベッチと寄せ植えの植物が伸びに伸びてしまい、著しく美観を損ねましたので、すべての植物を取り除きました。

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これでスッキリしました。

しかし、ヘアリーベッチを取り除いてしまったので、コンパニオンプランツもなくなってしまいました(どうしましょう)。

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新芽を守らなければなりませんので、次の手を模索しています。

2020年8月

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6月と7月の2か月間、すべての新芽がハモグリバエ類(別名 エカキムシ)の食害にあい、春先からずっと付いている古い葉でレモンを育てている状態でした。(食害にあった新芽はちぎって処分していました)

8月になり、あるスプレーを吹きかけてみたところ、ハモグリバエの食害が激減しました。

わが家は害虫よけのスプレーをいろいろ手作りしていますが、今年初めてトマトの葉と茎を煮出した液体をスプレーしてみたところ、二か月も苦しんだハモグリバエの食害から解放されました。

このスプレーは、木嶋先生の著書に書かれているもので、アブラムシや蛾の幼虫を寄せ付けない効果があると言われているものです。

バラの葉に付くアブラムシ除けにも効果がありましたので、トマトを栽培されている方はおためしになってみてください。

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8月のある日、大きめのアゲハの幼虫が古い葉に付いているのを発見しました。

ほぼ毎日、新芽に付いていないかチェックしていたのですが、まさか古い葉っぱに付いていたとは。ウカツでした・・・。

さっそく農学博士の木嶋利男先生の「半殺し作戦」で、昆虫寄生菌を増やす方法をこころみました。

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アゲハの半身を菜箸でつぶして(キャー!)半殺しにし、レモンの葉っぱの上に置きます。

木嶋先生によりますと、まだ息がある幼虫に昆虫寄生菌が付きますと 植物に広がり、害虫の被害が減ってゆくのだそうです。

2020年10月

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10月入り涼しくなってきましたので、ハモグリバエ類の被害もやや少なくなってきました。

今年のレモンは3個なりました。雨風に打たれながら、よく耐えてくれたと思います。

レモンのコンパニオンプランツ栽培は、ヘアリーベッチを刈り取ったあと中断しているため、ヘアリーベッチの害虫忌避効果も実感できないまま、秋になってしまいました。

わが家のレモンはまだ背が低く、ツル性のヘアリーベッチを植木鉢で育てると、レモンの木全体を覆うように生長するため、どうしたものかと悩んでいます。

来年はキク科のコンパニオンプランツ(シュンギクなど)、ハーブ類を株元に植えて試してみようと思います。

お庭で背の高いレモンの木を育てておられる場合は、ヘアリーベッチでも良いかもしれませんね。

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レモンの葉っぱにアゲハ蝶の白い卵を見つけるたびに取り除いていましたが、目の届かないところにの幼虫(ずいぶん成長していますね!)を発見しました。

可哀そうな気もしましたが、木嶋先生の半殺しの刑に処させていたただきました。

2020年12月

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12月22日。久しぶりの更新です。

レモンの実が黄色くなってきました。

今年 再度購入した苗ですが、収穫することが出来そうです。

2020年12月30日

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年末に3つ、収穫しました。

まだ青いものもあったのですが、夫が(勝手に)採りました。

自分で育てたレモンを食べられる日が来るとは。うれしいものですね。

野菜室に入れ、どうやって頂こうかしばらく考えましたが、塩レモンとハチミツレモンを作りました。

レモンとコンパニオンプランツの栽培日記(2021年)

昨年、一昨年とヘアリーベッチをコンパニオンプランツにしてみましたが、ツル性で旺盛に育つベッチは植木鉢で管理するのがいささか難しかったという感想です。

そこで今年(2021年)は アゲハ蝶が寄り付かない野菜、ハーブなどを近くに置いて栽培しようと考えております。

2021年5月

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2021年最初の画像がショッキングなもので恐縮です。

昨年購入したレモンの木は、わき枝が伸びて 大きくなってきました。

かぐわしい香りの花がたくさん咲き、今年はどれだけ実を付けてくれるか楽しみにしておりました。

ところが、昨年と異なる事態が発生しました。

それは、葉にアブラムシとアリが無数に付いたことです。

昨年はアブラムシの心配など、みじんもしておりませんでしたので、非常にショックでした。

取り急ぎ、農学博士の木嶋利男先生が紹介されている牛乳スプレーをバシャバシャ吹きかけて、様子をうかがっています。

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アブラムシとアリは花に集中していました。

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牛乳スプレーを吹きかけている際、アゲハ蝶の幼虫を2匹発見しました。

結構大きくなってきています。

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木嶋先生が紹介されている「半殺し対策」で、レモンの葉にのせておきました。

今年はスタートが遅れましたが、レモンのコンパニオンプランツ栽培をそうそうに始めなければなりません!

2021年6月

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今年は、レモンの植木鉢を移動し、地植えのハーブの近くに置くことにしました。

ハーブは、レモンバームとローズマリーの2種類です。

農学博士の木嶋利男先生は、ハーブ類はアレロパシー効果が高いと述べられていますので、今年はその効果を確かめてみようと思います。

アレロパシーとは、他の動物や植物を寄せ付けないことで、とくにローズマリーはその効果が高いようです。

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レモンの木の先端部分は、飛来したアゲハ蝶が産卵しやすいポジションのため、幼虫がたくさん付いてしまいます。

幼虫は、見つけ次第、半殺し対策しておりますが、木の中心部から下のほうは 幼虫を確認しておりません。

昨年より、若葉が食害されていないことを感じています!

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別のアングルから撮りました。

ローズマリーと接近しているからでしょうか、葉の食害はほとんど確認できません。

ちなみに、レモンの木の隣に 柚子の木(植木鉢)を置いていますが、アゲハ蝶の幼虫と、ハモグリバエにより若葉がすっかりダメになりました。

2021年7月

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7月になり、レモンの実が少しずつ大きくなってきました。

ところで、アゲハ蝶は、生長して固くなった葉っぱには、産卵をしなくなるものなのでしょうか?

虫食いの葉をところどころ確認するものの、アゲハ蝶の幼虫を見かけないように思います。

一方で、柚子の木は、たくさんのアゲハの幼虫が付き、ハモグリバエに若芽を著しく食害されています。

アゲハ蝶は、やわらかい葉を狙って卵を産み付けているのかもしれません。

最近は、レモンの木、そして柚子の木に、予防策として昨年からとり入れている「トマトの葉スプレー」をシュシュシュと吹きかけています。

[詳細]トマトの葉と茎で害虫被害を抑える方法|煮出したエキスでアブラムシ・ガの幼虫対策!

2021年11月

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更新がすっかり滞り、申し訳ございませんでした。

今年はハーブの近くに植木鉢を置いていた効果もあったのか?、著しく葉っぱを食害されることもなく、収穫の時期を迎えることになりました。

今日は満月。

果菜類は、満月に収穫すると水気たっぷりで美味しいという説があるそうですので、収穫しようと思います。

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レモンを収穫いたしました。

今年は豊作になりました。

2021年の反省と感想

2021年度のレモン栽培も終了です。

今年もアゲハ蝶に産卵され、小さな黒い幼虫が付きましたが、レモンの鉢をミントとローズマリーの株のそばに寄せておいたのが功を奏したのか、著しい食害はなかったように思います。

ただし、ハモグリバエとアブラムシによって、花や葉が傷みましたので、来年度の課題にしたいと思っております。

レモンとコンパニオンプランツの栽培日記(2022年)

昨年(2021年)は、レモンの植木鉢をミントやローズマリーのハーブのそばに置いて育てたところ、ミントの葉に近いところのレモンの葉は、アゲハ蝶の幼虫が少なかったように感じました。

木嶋先生が紹介されている「ナギナタガヤ」「ヘアリーベッチ」は、植木鉢での栽培が難しいので、今年もハーブ系のコンパニオンプランツに頼ってみることにします。

2022年3月

lemon,companionplants,chamomile_20220331-2ローマンカモミール

lemon,companionplants,jochugiku_20220331-5除虫菊

2022年のレモンのコンパニオンプランツは、ローマンカモミールと除虫菊を使うことにしました。

いずれも昨年の9月に種をまき、越冬させたものです。

年が明け、暖かく天気の良い日は外に出して、お日様の光を浴びせていました。

そして、植え付けの1週間以上前から、どんなに気温が低くても外に出して外気に慣れてもらうスパルタ育苗をいたしました。

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夫に枝の剪定をお願いし、先日ようやく終わったところです。

古い葉っぱに、テントウムシらしき小さな虫が止まっています。

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昨年、レモンを収穫したあとは、植木鉢に 落ち葉や枯れ草をどんどん放り込んでいました。

土をむき出しにしておくより保温され、微生物も増えるかなと思ったからです。

ローマンカモミールと除虫菊の苗を植え付ける前に、枯れ葉を取り除き、土を掘ってみました。

コガネムシの幼虫でしょうか、4~5匹出てきたので、取り除きました。

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コンパニオンプランツの苗を、じつに適当に植え付けました(笑)。

2022年5月

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4月の画像をまったくアップできず、申し訳ございませんでした。

4月は、レモンの花がたくさん咲いて、それとともにアリの集団に悩まされておりましたが、一番の撃退法は、「水攻撃」でした。

水やりの際、アリめがけて強めに水を当てて、花からアリを離していました。

上の画像は、5月のレモンの木と、”自作の”コンパニオンプランツの除虫菊、カモミールです。

コンパニオンプランツは、少しずつ大きくなってきました。

2022年5月28日

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5月も終わりになりました。

レモンの花が咲いていた時期は、アリの集団にたかられましたが、今のところ無事に育っています。

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青々した葉っぱが美しいです。

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何者かによる食害も見受けられますが、さほど気にならないです。

2022年6月

2022年6月3日

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こちらは、レモンではなく柚子の葉っぱです。

カマキリの赤ちゃんを発見しました。

とっても小さいですが、すでにカマキリの姿になっています。

ちょうど今の時期、二十四節気で「蟷螂生ず(かまきりしょうず)」という候がありますが、ほんとうですね。

カマキリは、益虫と言われており、ハエなどの害虫を捕食してくれます。

2022年6月5日

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6月になりました。

除虫菊と多年草のローマンカモミールが大きくなってきました。

これらの効果かどうか、いまいち分からないのですが、順調に育っています。

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先日、アゲハ蝶がひらひら飛んでいたので、産卵されたと思っておりましたが、やはり幼虫がいました。

1匹でもいると、葉をムシャムシャ食害されてしまいますので、木嶋先生の裏ワザ(半殺しの刑)を行いました。

2022年6月23日

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6月の半ば頃、レモンの葉が急に黄色くなりました。

どうしたのだろうと不思議に思っていたところ、果実が付いている茎に白いものが付着していました。

動きがすばやいので写真におさめられていないのですが、レモンの木に白い羽虫が飛んでいるのを発見しました。

これはもしかしたら、「コナジラミ」かもしれません。

農学博士の木嶋先生によりますと、コナジラミは、高温で乾燥した環境を好む害虫なのだそうです。

確かに、今年は梅雨明けが異様に早く、連日30℃を超える暑さが続き、雨がまったく降っていないのが発生原因なのでしょう。

対策は、コナジラミは水に弱いので、葉に水を吹きかけるだけで密度が下がるそうです。

また、コナジラミ対策のコンパニオンプランツは、ナスタチウムです(今年はもう遅いですね・・・)。

ナスタチウムは、コナジラミなどの害虫を捕食する益虫のカメムシがやってくるのだそうです。

カメムシにも益虫がいるのですね。

2022年9月

2022年9月6日

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更新が滞り、申し訳ございません。

9月になり、レモンの実が大きくなってきました。

今年は、アゲハ蝶の幼虫の食害はほとんどありませんでしたので、ひょっとしたらですが、除虫菊とカモミールの効果があったのではないかと思いました。

ただし、コナジラミらしき白い羽の虫が始終 レモンの幹にこびり付いていたので、ジャージャーと水をかけてやっつけておりました。

レモンは、毎年 異なる害虫に悩まされることが分かりました(苦笑)。

2022年11月

2022年11月21日

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11月になりました。

今年、レモンは10個ほどなりました。

来月の満月に、収穫する予定です。

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クローバーのような苗は、10月の終わりに種をまいたスナップエンドウです。

レモンの鉢の背後が、隣のお宅との境界で、網目のフェンスになっていますので、エンドウのツルを伝わらせてみようと考えました。

エンドウの根に共生する根粒菌は、窒素を固定する働きがあり、鉢の土を肥沃にしてくれるのではないかという期待を込めて、種をまいてみました。

レモンとコンパニオンプランツの栽培日記(2023年)

2023年の春に引っ越しすることになり、レモンの木を鉢から地植えで栽培することにいたしました。

鉢という小さな空間から、地植えという広い世界になりますので、レモンが新しい環境に順応するまで時間がかかるかもしれません(人間も同じですね)。

今年もレポートしてまいりますので、よろしくお願いいたします。

2023年5月

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引越から一月程経ちました。

前の家で育てていた植物を植える位置が少しずつ決まってきました。

レモンの木は、最後の最後までどこに植えるか迷い、昨日ようやく腹を決めました。20230525_lemon-2kjfl

庭には太い木の根っこが張り巡らされていますので、予定の場所より少しずらして穴を掘ることになりました。

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鉢からレモンの木を抜きました。

太く頑丈な根っこではないことに驚きました。

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植え穴に、スポっとレモンの木を入れて、覆土します。

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ぐらつかないように、レモンの木の株元を踏んでかためます。

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大きな植木鉢で育てていましたので、大きな木と思っていましたが、移植してみると意外に小さな木でした。

昨年、一緒に育てていたコンパニオンプランツの除虫菊も混植しています。

2023年6月

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野菜の直売所でラベンダーの苗を購入しました。

コンパニオンプランツになるでしょうか?

レモンの株元に植えてみました。

2023年7月

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7月になりました。

今年の4月に引越しをしましてバタバタしており、レモンの木は半ば放置の状態です。

移植後、枯れないか心配をしておりましたが、新芽が出てきましたので活着したようです。

2023年10月

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10月になりましたが、今年は花が咲かなかったので、当然ながら 実が成る気配はありません。

レモンの葉に付くアゲハの幼虫を発見しましたので、1匹捕獲して、木嶋先生の裏ワザで天国に逝っていただきました。

2023年10月24日

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余談になりますが、新居の庭で野菜を育てているのですが、10月に入ってから 緑肥(バンカープランツ)として、エンバク、クリムゾンクローバー、イタリアンライグラスのミックス種を畑のあちこちに播種しております。

もしかしたら これらがレモンのコンパニオンプランツになるのではないだろうか?と、ふと思いつきました。

本ページの冒頭でご案内をしておりますが、農学博士の木嶋利男先生は、レモンのコンパニオンプランツとして「ナギナタガヤ(イネ科)」と「ヘアリーベッチ(マメ科)」を紹介されています。

ご覧のミックス種のエンバクとイタリアンライグラスはイネ科、クリムゾンクローバーはマメ科ですので、木嶋先生が紹介しているコンパニオンプランツと「科」は同じです。

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これらの種を、レモンの木の周囲にばらまいてみました。

なお、ミックス種はすべて1年草で枯れますので、草の整理がお手軽です。

来年どうなるか、追ってレポートいたしますね。

2023年の感想

転居にともない、レモンの木を移植したのが原因なのか、花が咲くことなく2023年のレモン栽培は、幕を閉じることになりそうです。

なお、新たな試みとして、一年草のミックス種(エンバク、イタリアンライグラス、クリムゾンクローバー)を、レモンの木の周りにまいてみました。

年内から発芽は始まりますが、コンパニオンプランツの効果があるか否かは、来年のご報告になります。

来年も、引き続き レポートしてまいりますので、よろしくお願いします。

まとめ

lemon

毎年、レモンの葉に付くアゲハ蝶を忌避するべく、コンパニオンプランツ栽培に挑戦しておりますが、なかなかこれといったものに出合えておりません。

2024年も、再チャレンジいたしますので、よろしくお願いします。

[参考文献]

木嶋利男著「コンパニオンプランツの野菜づくり 育ちがよくなる!病害虫に強くなる!植え合わせワザ88 決定版

木嶋利男著「農薬に頼らない病虫害対策 (学研ムック 学研趣味の菜園)

[参考サイト]

ヘアリーベッチに含まれる植物生長阻害物質シアナミドの発見

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キッチンガーデンのこと野菜づくり
この記事を書いた人
カジトラ

関東在住の専業主婦です。
夫と二人暮らし。
2023年春、海に近い地域に移住しました。

家族の介護、某シンクタンクで馬車馬のように働き詰めだった日々に区切りをつけ、現在は農学博士 木嶋利男氏が提案するコンパニオンプランツ栽培で野菜を育てています。

文明の利器を取り入れつつも、古き良きモノ・慣習を大事にしながら暮らしてゆくことを目指しています。

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