シソは たくましく育つイメージがありますが、病気にかかったり、害虫の被害にあう場合があります。
今回は、農学博士の木嶋利男先生が紹介されているシソの栽培方法、病気予防の対策、伝承農法による害虫対策について、ご案内いたします。
シソの栽培方法
シソを畑で育てる場合、野菜が普通に育っている土であれば とくにたい肥や肥料は必要なく、土を耕すだけで十分育ちます。
痩せた土、新規の畑の栽培方法
1平方メートルあたり、たい肥1kgを施して土づくりをします。これは土壌生物を活性化させる目的で行います。
タネまき・苗で栽培スタート
一般的にシソは5月頃、直まきをするか 苗を植えて育てます。
個人の感想ですが、シソはなかなか芽が出ず、毎年苦戦しておりますので、苗を植えて育てるほうがお手軽かなと思います。
植えつける場所について
木嶋先生によりますと、シソはこぼれたタネで翌年も同じ場所に生えてくることが多いため、ウネを立てて栽培するより、畑の隅に場所を決めて育てるのがおすすめです。
シソの病気と対策
シソは、立枯病・褐斑病(かっぱんびょう)・モザイク病などの病気にかかることがあります。
シソの立枯病を防ぐ対策
シソは水はけの良い場所で育てますと、立枯病などの根から入ってくる病原菌を抑えることが出来ます。
もし立枯病にかかってしまった場合は、根っこごと引き抜き 刻んで土に埋めますと、菌が分解されます。
褐斑病(かっぱんびょう)を防ぐ対策
シソは、葉が繁茂しすぎますと株が弱ってしまい、褐斑病などカビによる病気にかかる場合があります。
対策は、枝を整理して 風通しをよくするなどして事前に病気を予防します。
モザイク病にかかった時の対策
モザイク病はウイルスによる病気で、キュウリなどがよくかかりますが、シソも例外でなくモザイク病にかかってしまうことがあります。
対処法は、発生した葉をちぎって処分するだけで、病気の症状が出たから株を引っこ抜く必要はありません。
シソの害虫対策
シソは香りの強い野菜で、虫が寄り付かないイメージがありますが、害虫被害に見舞われることがあります。
シソに付く害虫類と対策
シソはアブラムシ、ヨトウムシ、バッタなどの食害にあうことがあります。
害虫対策は、少ない肥料で栽培することです。
シソ栽培の伝承農法
この章では、木嶋先生が紹介されている伝承農法をご案内いたします。
赤ジソと青ジソを混植する方法
伝承農法の1つに 赤ジソと青ジソを1列ずつ間作し、ヨトウムシの被害を抑える方法があります。
ヨトウムシの成虫 ヨトウガは赤い色につられて飛来しますが、青ジソを混ぜてかく乱させて 産卵を抑えるという方法です。
木嶋先生オススメの栽培は、青ジソと赤ジソをランダムに混ぜて育てる方法です。
青シソと赤シソの混植で留意すべき点ですが、遺伝的に赤色が優勢のため、こぼれたタネから生えるシソは年々赤シソが多くなってゆきます。
まとめ
シソの栽培方法、病気予防と伝承農法による害虫対策をご紹介いたしました。
青シソは料理の薬味に、赤シソはジュースなど 夏には欠かすことのできない野菜ですね。
肥料過多に気を付けて、病害虫に負けない強いシソそ育ててゆきたいですね。
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[参考文献]
ほどんど全ての植物に発生する病気で、黄色や赤色のカビが出て重症化しますと株が倒れて枯れてしまいます。