キャベツの再生栽培の方法について、ご紹介いたします。
秋冬に収穫したキャベツの株を抜かずにそのままにしておきますと、残された株元から脇芽が伸びて、春にふたたび収穫することができます。
この方法は、農学博士の木嶋利男先生も紹介されており、多年草であるキャベツの特性を活かした栽培です。
キャベツを収穫する楽しみが2倍になりますので、参考になさってください。
楽しみ2倍!キャベツの再生栽培の方法
秋冬に収穫したキャベツの株を引き抜かずに、再生栽培に利用します。
1.キャベツの収穫(1回目)
晩夏(初秋)に種をまいて育てたキャベツ(もしくは苗から育てたもの)を収穫します。
その際、キャベツの下葉を5~6枚残しておくのがポイントです。
2.脇芽が出てきます
収穫したキャベツの切り口から脇芽が2~3個出てきます。
これを翌年の春まで育ててゆきます。
3.脇芽が生長し、葉が大きく育ちます
越冬のさい、下葉は枯れてしまうこともありますが、春になり気温が上昇してきますと、脇芽が生長しはじめ、4月頃には葉が大きく育ちます。
春先になりますと、モンシロチョウやコナガに産卵されやすくなりますので、気になる場合は防虫ネットで覆います。
わが家は害虫対策をしないで、育てておりました。
4.追肥は1回
4月(一般地)に1回追肥をします。
1株当たり、鶏ふん等を一つまみ、株元に施します。
5.収穫(2回目)
※ 小さなキャベツを3個収穫することができました。
生長したキャベツを収穫します。
脇芽から生長したものは 小ぶりで、大きな球にはなりませんが、美味しいキャベツになります。
また、脇芽のキャベツはトウが立ちやすく、花が早く咲き始めますので、とり遅れないよう早めに収穫します。
まとめ:応用できるアブラナ科野菜の再生栽培
キャベツの再生栽培の方法について、ご紹介いたしました。
秋冬に収穫したキャベツの株を抜かず、下葉を5~6枚残しておきますと、残された株元から脇芽が伸びて、春にふたたび収穫することができます。
キャベツを収穫する楽しみが2倍になりますので、参考になさってください。
なお、キャベツのほかに、ブロッコリーやカリフラワーなども、再生栽培を行うことできますので、お試しになってみてください。
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[参考文献]