ソラマメ栽培の季節がやってまいりました。
今年もコンパニオンプランツと一緒に育ててみようと思いますので、参考になさってください。
- ソラマメ栽培のスケジュール
- ソラマメ栽培に必要なもの
- プランター栽培もOK!
- ソラマメの病気について
- ソラマメ栽培で気を付けたい点
- ソラマメのコンパニオンプランツ
- ソラマメのアブラムシ対策
- ソラマメ栽培のポイント
- ソラマメのコンパニオンプランツ栽培日記_2019年秋~2020年春
- ソラマメのコンパニオンプランツ栽培日記_2020年秋~2021年春
- ソラマメのコンパニオンプランツ栽培日記_2021年秋~2022年春
- ソラマメのコンパニオンプランツ栽培日記_2022年秋~2023年春
- ソラマメのコンパニオンプランツ栽培日記_2023年秋~2024年春
- ソラマメのコンパニオンプランツ栽培日記_2024年秋~2025年春
- まとめ
ソラマメ栽培のスケジュール
ソラマメ栽培の作業スケジュールです。
①~④の作業は、地域によって前後します。③は行わない場合もあります。
① 土づくり
ソラマメは栄養過多の土で育てますと、生育が悪くなりますので、わが家は施肥をせず、そのままソラマメ栽培をスタートします。
② 種まき
地域によって異なりますが、10月中旬~下旬に、ソラマメの種をまきます。
③ 追肥
翌年の2月に、必要であれば 追肥を行います。
④ 収穫
4月の下旬からいよいよ収穫することが出来ます!
ソラマメ栽培に必要なもの
おもに使う道具
・スコップ、クワ
・ならし板・マルチ(穴あきでないもの)
・マルチカッター
・防虫ネット
・ダンポール(曲がる支柱)とピン
・支柱
・ネット
・じょうろ
上記は、野菜づくりをはじめた頃に使用していたものです。
近年は、資材をあまり使わずに栽培しております。
プランター栽培もOK!
ソラマメは、プランターで栽培することも出来ます。
その際、栽培期間が近いタマネギをコンパニオンプランツにしますと、2種類の野菜を収穫することもできます。
この栽培で使用する道具は、プランターのほかに 場合によっては支柱やネットが必要になりますが、マルチなどは要りませんので、挑戦してみてくださいね。
―ご参考―
ソラマメの収穫時期:翌年の4月下旬~5月下旬
タマネギの収穫期間:早生品種2~3月頃~、中生・晩生品種5月~
ソラマメの病気について
モザイク病
ソラマメの葉っぱや茎に赤褐色の「えそ斑」ができる病気があります。
症状
この症状はソラマメにとても多い病気で、進行すると最後は枯れてしまうそうです。
原因
原因は、土に病気のもとが含まれているか、カメムシやアブラムシなどの害虫に葉っぱのエキスを吸われて病気が感染するそうです。
対策
薬の治療は出来ませんので、株ごと抜き取るしか対処がありません。また5年以上は連作をしないほうが安全と言われています。
―参考画像―
ソラマメのウイルス病気 宮城大学 中村茂雄 植物病理学研究室
ソラマメ栽培で気を付けたい点
マメ科の野菜は、毎年 同じ畝に続けて栽培(連作)をしないほうが良いと言われています。
例えば、ソラマメの種をまいた畝に、翌年は枝豆やインゲン豆などのマメ科作物の栽培は控えたほうが良いということです。
同じ科の野菜を続けて栽培しますと、土の中の養分に偏りが生じて「土壌障害」「生理生涯」「土壌害虫」を引き起こすため、畑を休ませる必要があると言われています。
一方で、農学博士の木嶋利男先生は、作物を連作し続けると一時的に病害虫の被害は大きくなるものの、その後は良質な野菜を収穫することが出来るようになるとも紹介されています。
ソラマメのコンパニオンプランツ
タマネギ
ソラマメとタマネギを一緒に植えますと、互いの病気・害虫が少なくなると言われています。
クリムソンクローバー
タマネギのコンパニオンプランツは野菜だけでなく、「クリムソンクローバー」という緑肥も有効です。
マメ科のクリムソンクローバーは、土を肥沃にする効果があると言われています。
翌春の4月頃から、可愛らしい赤い花が咲き、畑の景観が良くなります。
また、テントウムシがたくさんやってきますので、後述するアブラムシ対策にもおすすめです。
ソラマメのアブラムシ対策
春先になりますと、ソラマメの先端に アブラムシがびっしり付くことがありますので、対策をご紹介いたします。
アブラムシ対策1「茎の先端をカットする」
ソラマメの草丈が50~70cm程度になりましたら、茎の先端を摘み取ります。
先端をカットしますと、サヤに栄養を回ります。
アブラムシ対策2「油石鹸水をスプレーする」
数年前、私が野菜づくりを始めた時に通っていた「シェア畑」で行っていた対策です。
手作りの油石鹸水をアブラムシが付いている部分にスプレーしますと、アブラムシが死滅すると言われています。
アブラムシ対策3「おとり作物を植える」
先にご紹介しましたクリムソンクローバーは、バンカープランツ(=おとり作物)とも言われています。
ソラマメに付くアブラムシは、クリムソンクローバーにもびっしり付きます。すると、アブラムシの天敵であるテントウムシがやってきて捕食します。
つまりクリムソンクローバーは、いわば「おとり」となって、ソラマメに付くアブラムシを身をもって守ってくれるのです。
ソラマメ栽培のポイント
マルチを貼って栽培
ソラマメは冬越ししますので、地温が上がるポリフィルム素材のマルチを張るか、草マルチ(雑草や野菜の残渣を乾燥させたもの)で覆います。
マルチを張る目的は、次のとおりです。
・「雑草の防止」
・「保湿効果」土壌の表面の乾燥を防ぎます。
・「保温効果」温度を保ち季節により温度の調節をします。
・「病気の予防」雨で土がはね返り植物の傷口に触れ病気感染を防ぎます。
・「団粒構造の維持」風雨や水やりで土の団粒構造が崩れるのを防ぎます。
ソラマメの種をまくポイント
・タネの頭の部分が地表に見えるくらい浅めに植えます。
・おはぐろは斜め下向き
・タネのくぼみは斜め上向き
ご参考:点まき(てんまき)について
根っこが大きくなる野菜の種は、点まきします。
点まきとは、1つのまき穴に対して一定の間隔で3~5粒ずつ(ソラマメは1粒)タネをまく方法で、そのほかに 枝豆、トウモロコシ、オクラ、大根などが挙げられます。
ソラマメのコンパニオンプランツ栽培日記_2019年秋~2020年春
初めてソラマメを栽培した年の記録です。
2019年10月
「土づくり」
ソラマメは肥料が多いと育ちが悪くなりますので、土を耕すだけにしました。
畝立て
マルチを張ります
ソラマメは冬越ししますので、地温が上がるポリフィルム素材のマルチを張るか、草マルチ(雑草や野菜の残渣を乾燥させたもの)で覆います。
マルチカッターで穴を開けます
この作業が楽しいのです。
写真の穴は深すぎますので、土を戻します。
ソラマメの種まき
いよいよタネまきです。
食味がよいと言われている「中生そらまめ」を選びました。
マルチ1穴に対して、1粒のタネを「点まき」します。
タネをまいたら頭の部分が地表に見える程度に土をかぶせ、手でしっかりと上から土を押さえて鎮圧します。
タネの頭の部分が地表に見えるくらい、浅く植えます。
マルチの上に付いた土を、シュロボウキ等で落とします。
汚れた手袋でマルチに付いた土を拭き取りますと、下の写真のように汚れてしまいます。ソラマメの芽が病気などにかからないように、シュロホウキなどをお使いになると便利です。
タネをまいたら、すぐに防虫ネットをかけます。
水やりについて
土が湿る程度に水やりします。
水をたくさん与えてしまいますと、タネが腐りやすくなるので気を付けます。
なお、ネットの上から水をまいて構いません。
ソラマメの発芽
ソラマメのタネをまいて、1週間ほどで芽が出てきました。
タネまきから3週間後
タネをまいて3週間経ちました。
2020年1月
1月になり、ずいぶん大きくなってきました。
ソラマメは霜や寒さに弱いので、冬の時期はあまり大きくなっていないほうが良いみたいですね。
上の写真のタマネギは、9月に植えたホームタマネギです。本来ならそろそろ収穫時なのですが、土に栄養がないため球があまり大きくならず、春までソラマメと一緒に植えることにしました。
2020年2月
2月に一度だけ追肥を行いました。
鶏ふん(ぼかし肥など)を、ソラマメとタマネギの中間あたり、もしくはマルチ穴の土の中に施します。
今回はタマネギにも追肥をしたいので、移植ごてで穴を開け、その中に鶏ふんを一握り施しました。
2020年3月
日差しが温かくなってきて、3月初旬にはソラマメの花が咲き始めました。
タマネギをコンパニオンプランツとして混植していますが、今のところアブラムシは1匹も付いていません。
3月下旬になり草丈が込み合ってきました。
草丈が50cmほどになったら小さい茎や込み合った茎を地際でカットして、1株あたり5~6本にしました。
草丈が70cmくらいになったら茎の先端を摘み取って、サヤに栄養が回るようにします。
同じ菜園で、アブラムシが出始めたらカットする方もいらっしゃいますが、わが家はシェア畑の方式で70cmでカットしました。
2020年4月
4月下旬になり、サヤが大きくなってきました。
花から実が付くまであっという間でした。
サヤが垂れてスジが黒くなってきましたら、収穫のタイミングです。
2020年5月
5月の終わりにソラマメを収穫しました。
上を向いていたサヤが下に垂れ、背筋が黒っぽくなってきたら採り時です。
小さいサヤもありましたが、あまり傷むことなくきれいなソラマメが採れました。
2019~2020年の感想「ソラマメのコンパニオンプランツの効果について」
2020年2月の様子
ソラマメにアブラムシがびっしり付いてしまったとご報告しましたが、別のウネで不思議なことがありました。
ホームタマネギを育てていたウネのすき間にソラマメのタネをまいたところ、1匹もアブラムシが付いていないことに気が付いたのです。
上の写真が、アブラムシ被害にあっていないソラマメで、アブラムシが付いていた同じ日に撮影したものです。
こちらのウネは驚くことに、防虫ネットをかけていません。
これはソラマメのコンパニオンプランツ「タマネギ」の効果なのでしょうか?
2020年4月の様子
4月の終わり、サヤが付き始めた頃にアブラムシを発見しました・・・。
ソラマメの草丈が70cm頃に先端をカットしましたが、切り損ねた茎にアブラムシがびっしり付いていましたので急いで先端をジョキジョキ切りました。
アブラムシはこぼれるように落ちますね。気持ち悪いです。
一方で、先端をカットしていないにもかかわらずアブラムシが一匹も付いていないものもありました。不思議です。
野菜を食害するバッタが出始めました。
ソラマメのコンパニオンプランツ栽培日記_2020年秋~2021年春
2020年10月
土づくりと作付け
わが家は前作でナス、トマト、ピーマンなどのナス科野菜と、コンパニオンプランツのマリーゴールドを育てていました。
前作の野菜の残さを短くカットして、米ぬかと一緒に土にすき込み 1か月以上置いて分解させておきました。
そしてタマネギ苗を植え付ける場所に牛ふん・ボカシ肥を3週間前に施し、そら豆・エンドウの種をまく場所には苦土石灰のみ施して耕しておきました。
今年は上記のように作付けしました。
タマネギ苗の植え付け
9月の半ばにタマネギの種をまいて育てていましたが、あまり発芽しなかったので苗を購入しました。
通常 タマネギの苗は株間を10~15cmほどあけて植え付けますが、購入した苗がツマヨウジほどの細さでしたので、今年は木嶋先生オススメの植え付けと、通常の植え付けの3パターンにしました。
3.株間10cmで植え付け
木嶋先生オススメ1「超密植キツキツ植え」
木嶋先生オススメ2「1穴2本植え」
木嶋先生オススメ2の「1穴2本植え」も試してみます。
2本植えも株間を5cmにしました。今年はマルチを張らずに栽培します。
通常の植え付け
自分で種まきした苗を一般的な株間10cmで、植え付けました。
そら豆の種まき
そら豆の種のお歯黒部分を斜め下にして、頭が土から見えるように植え付けます。
そら豆やエンドウの種をポリポットで育て、発芽するまでネットをかけておく方法は、鳥に食べられる被害を防ぐ対策になりますが、なにぶんグータラなもので今年は直まき(株間50cm)にしました。
エンドウの種まき
今年はスナップエンドウとサヤエンドウの2種類 種まきしました。
1か所に3粒ほど点まきして土をおおいます。種の株間は約30cmです。
こちらも鳥に食べられてしまうという心配がありますが直まきしました。
クリムソンクローバーの種まき
クリムソンクローバーは、ウネと隣の通路にも種をまきました。
昨年初めてクリムソンクローバーを育ててみたところ、春先にとても可愛らしい赤い花が咲いたので種まきが楽しみでした。
クリムソンクローバーは、益虫を呼びつつ畑の景観も良くしてくれる素晴らしいコンパニオンプランツだと思っています。
ボリジの植え付け
ボリジはイチゴのコンパニオンプランツとして種まき・間引きしたものを素焼きの鉢に入れて育てていましたので、これをウネに鉢ごと埋めて育てます。
ハーブは害虫を寄せ付けない効果が高いので、野菜のそばに植え付けたいのですが、すざましい繁殖力のため管理が大変になりそうですので、この方法にしました。
素焼きの鉢にハーブを育てて土に埋める方法も、木嶋先生がオススメされている栽培です。
2020年11月
上の写真は何がなんだか お分かりにならないと思いますが(笑)、そら豆、エンドウ、タマネギ、クリムソンクローバー、ボリジを植え付けました。
前作にナスを育てていましたが、更新剪定をして実がなっているため、今でも育てています。
ナスやピーマンの株はそら豆やエンドウの風よけになりますので、邪魔にならなければそのままにしておいても良いと木嶋先生はおっしゃっています。
今後の管理として、暖かい天気の良い日に水やりを行います。
野菜の収穫は来年5月頃からになりますので長丁場ですが、じっくり観察してゆきます。
ソラマメの種がようやく発芽しました。
種をまいてから なんと3週間もかかり、半ばあきらめかけていたところです。
水分が足りなかったのか、種の頭が出すぎていたのか、原因はいまひとつ分かりません…。
私の住んでいる地域はこの2週間ほどとても暖かく、11月の半ばで気温が20℃近い日が続いたので、発芽してくれたのかもしれません。
ちなみにエンドウの種は、ソラマメより先に発芽しました。それでも2週間と少しかかりましたので、こちらもヤキモキしておりました。
2020年12月
12月上旬
ソラマメ
3週間以上芽が出なかったソラマメが、ようやく大きくなってきました。
写真右上のハーブ「ボリジ」は、素焼きの植木鉢に入れて埋めているせいか、あまり大きくなりません。
苺のコンパニオンプランツにボリジを使っていますが、生育が旺盛で苺の株を覆うほどになっていますので、ハーブ類をあまり大きく育てたくない場合は木嶋先生オススメのこの方法が良さそうです。
エンドウ
エンドウです。2週間以上芽が出ず心配しましたが、順調に大きくなってきました。
種は1か所に3粒まきましたが、越冬させてから間引きして2本にしようと思います。
玉ねぎ
玉ねぎは相変わらず細いです。
暖かい晴れの日に玉ねぎに軽く水やりをし、葉の先端の枯れているところはちぎって取り除いています。
12月半ばに追肥(ボカシ肥)しました。
防寒対策
同じ畑のおじさまから笹の葉をいただいたので、エンドウとソラマメのすぐそばに立てて寒風対策をしました。
寒風にさらされないように笹でガードしました。
このまま笹を挿しておきますと、エンドウのヒゲが絡んで上に伸びてゆきますので誘引が手軽にできそうです。
昔農家さんの知恵に脱帽です。
笹が余ったので、ソラマメの近くにも笹を挿しました。
2021年1月
年が明け、1月になりました。
今年はなんども寒波がきて、菜園の水道が凍結するほどの寒さです。
ソラマメ
ネットで防寒しているソラマメの葉は、ほぼ毎日凍結していますが、今のところ無事のようです。
もう少し大きくなったら摘芯します。
エンドウ
笹の葉で防寒対策をしているエンドウですが、こちらも今のところ枯れずに無事のようです。
2021年3月
ソラマメの生長がかんばしくありません。
ようやく草丈が15cmほどになりましたので、摘心して土寄せをしました。
今年、ソラマメは発芽まで3週間かかりました。
芽が出たソラマメはあまりきれいな状態でなく、傷み気味でした。
ポリポットで育苗したものを植え付けたほうが良かったかなと思っているところです。
2021年4月
エンドウの花が咲き始めました。
全体の様子です(アングルがなかなか難しいです)。
エンドウは弱ってしまった株、ぐんぐん生長している株とにはっきり分かれました。
玉ねぎは育ちが悪く 葉がほっそりしていますので、今年も小玉ねぎの収穫になるかもしれません。
クリムソンクローバーの赤い花が咲き始めました(左側)。
この花は一年草ですので雑草化する心配がなく、これが生えているおかげで他の頑固な草が生えません。
2021年5月
5月になりました。
ソラマメとエンドウの生育がよくありません。
エンドウは、きれいに生長している株もありますが、葉が縮れたもの、白くなったものなど様々で明らかに異常です。
また、ソラマメもすべての株の発育が悪く、結局 収穫をしないまま株を引き抜きました(涙)。
考えられるのは、同じウネで2年連続エンドウとソラマメを栽培したことによる「連作障害」が出たものと思います。
土の状態がよくない証拠写真です。
上は、昨年 ソラマメ・エンドウの種まきと同じ時期に植えた玉ねぎです。
玉ねぎの苗を植え付けるところは施肥をしたにも関わらず、全く生長しませんでした。
エンドウ・ソラマメの根にコブが付いているのがおわかりになりますでしょうか。
初めての経験のため 不明確なのですが、ネコブセンチュウではないかと思います(違っていたらごめんなさい)。
マメ科作物は連作障害が出やすいため、最低でも4~5年は連作をさけ、「輪作」することが推奨されています。
2020年の反省点
2020年は、すべての作物が生育不良という結果となりました。
本ページにご訪問いただいた方にはこのような結果をご報告することとなり、とても残念に思っております。申し訳ございません。
今回の反省点は2つあります。
・1つ目 マメ科作物は肥料が要らないと高をくくったこと。
・2つ目 連作障害が出ない土づくりを一生懸命行わなかったことです。
自分で行ったことは、自分に返ってくるものだということをつくづく思いました。野菜にも可哀そうなことをしてしまったと反省しております。
次回は、木嶋先生が紹介されている連作障害対策を怠らずに行い、ガンバッテみようと思います。
ソラマメのコンパニオンプランツ栽培日記_2021年秋~2022年春
2020年につづき、今年もコンパニオンプランツ栽培に挑戦いたします。
昨年は、そら豆もエンドウも育ちが悪く、その原因は、痩せすぎたウネで栽培したこと、つまり 土づくりを怠ったのが原因ではないかと考えております。
2021年10月
2021年10月20日
10月の満月の日に、そら豆とエンドウの種をまきました。
今年は直まきをやめて、ポットに種をまきました。
個人の好みなのですが、私の場合、ポットに種まきするほうが、水やりなど管理がしやすいためです。
そして、ポットにコンパニオンプランツの種も一緒にまいてみました。
そら豆のポットにクリムソンクローバー、エンドウのポットにエンバクの種です。
2021年10月23日
発芽を待つ間、土づくりを行いました。
昨年は、土づくりをしっかり行わなかったのが、生育不良の原因の一つだったのではないかと思っています。
今年は、牛ふんたい肥、骨粉、米ぬかを施しました。
2021年10月30日
水のやりすぎに気を付けながら、発芽を待つこと10日。
エンドウとエンバクの芽が出てきました。
2021年11月
2021年11月16日
土づくりから約3週間たちました。
昨年は、どちらの種も直播きをしたですが、なかなか発芽せず、本当にヤキモキしました。
今年は、そら豆とエンドウのどちらも無事に発芽し、そろそろ定植してもよいほどの大きさになりました。
農学博士の木嶋先生によりますと、根っこをカットしてから定植すると、苗が若返ってよく生長するのだそうです。
わが家は、ウリ科の野菜を除く ほとんどの野菜で採用しておりますが、確かに元気に生長しているように思います。
上の2枚はエンドウです。
ナスの株元に植え付けたもの、オクラの株元に植え付けたものとに分けました。
2021年12月
11月の終わり頃から、アブラムシが付いて困っています。
寒くなるので、そのうちいなくなると思うのですが、牛乳スプレーを吹きかけて、撃退しています。
2022年1月
そら豆
エンドウ
1月のそら豆とエンドウです。
いまのところ順調に育っています。
2022年2月
そら豆
エンドウ
2月になりました。
そら豆の親株は寒さにやられて傷んでしまいまいましたが、わき芽がたくさん生えてきました。
エンドウは、、、全滅してしまった模様です。
実際、今冬はとても寒かったですね。私が住んでいる地域も、2回ほど積雪しました。
寒波に備え、もう少し寒さ対策を行っていればと後悔しています。
2月に種まきできるスナップエンドウの種を購入し、もう一度 種をまくことにしました。
コンパニオンプランツのクリムソンクローバーとエンバクも同じポットにまきました。
室内で発芽を待ちます。
種をまいて1週間ほどで、まずクリムソンクローバーが発芽しました。
ポットに複数の種をまいて観察していますと、小さい種から芽が出ることが分かり面白いです。
2022年3月
3月になり、エンドウ、エンバク、クリムソンクローバーの芽が出そろいました。
木嶋先生によりますと、室内で育てた苗をいきなり畑に持って行って植えると、傷みやすいそうです。
最近、日差しが温かくなってきたので、出来るだけ外気に慣れるよう 少しずつスパルタ教育をしてゆく予定です。
ソラマメの様子です。
右側のぐったりしているのが親株で、寒波で傷んでしまいました。
それでも株元からわき芽がたくさん出てきました。
畑のエンドウです。
すっかり枯れて、無残な姿です。
かわいそうなことをしました。
ところが、最近になって、復活をとげた株を発見しました。
地上部は枯れてしまったものの、根が生きていたのでしょう。
すごい生命力です。
2022年4月
ソラマメ
エンドウ
4月になり、ソラマメとエンドウの花が咲きました。
完全に枯れてしまったと思われたエンドウの株ですが、すべて再生し、ツルが伸びてきました。
そして、昨年の秋にソラマメとエンドウのウネの北側に種をまいておいたエンバクとクリムソンクローバーがぐんぐん生長し、テントウムシとクモをたくさん見かけるようになりました。
春になりますと、この時期に ソラマメの先端にアブラムシがたくさん付きますが、今年はさほど付いていないことに気が付きました。
ご覧のとおり、アブラムシはほとんど付いていません。
これは、コンパニオンプランツに天敵がたくさん集まってくれているからではないかと思っております。
2022年5月
2022年5月1日
ソラマメのサヤが少しずつ大きくなってきました。
2022年5月17日
雨の日続きのせいか、ソラマメの株が黄色くなってきてしまいました。
そろそろ収穫してみようと思います。
2021年は、生育不良で栽培を断念したため、2年ぶりの収穫となりました。
とても美しいですね。
鉄鍋で焼いて、塩を振りかけて頂きました。
ある日は、かき揚げにしました。
2021年秋~2022年春の反省点
今季は、防寒対策をまったく行わなかったため、株を傷めさせてしまったのが大きな反省点です。
次回の栽培は、マルチを貼ったりして寒風対策したいと思います。
なお、コンパニオンプランツのエンバクとクリムソンクローバーの効果があったのか、春先のアブラムシに悩まされることはありませんでしたので、次回もコンパニオンプランツ栽培をしてみようと思います。
ソラマメのコンパニオンプランツ栽培日記_2022年秋~2023年春
2022年10月
2022年は、こちらの3種類の種を購入しました。
販売されているソラマメの種は、種子消毒されたものが多いように感じますので、ゆくゆくは自家採取できるようになりたいと思っています。
お歯黒を斜め下に向けて、種を植え付けます。
2022年11月
2022年11月12日
種をまいて2週間ほどで、やっと芽が出てきました。
インターネットの情報では、種まきから4~5日で発芽すると書かれているものもありますが、わが家は 毎年なかなか発芽しないのです。
あまりにも発芽しないので心配になり、毎日水やりをするようにしてみたところ、芽が出てきました。
豆の種は腐りやすいので、水のやりすぎに気を付けていたのですが、ソラマメは種が大きいので、枝豆や落花生よりも水に強いのでしょうかね?
2022年11月25日
11月も終わりに近づきました。
きょうは、大きくなったソラマメの苗を植え付けました。
根っこが茶色くなっていました。老化したのでしょうか?
農学博士の木嶋利男先生が紹介されている根切りをして、畝に植えつけました。
2023年1月
2023年1月19日
2023年、新しい年を迎えました。
ちかぢか、寒波がやってくるようです。
昨年は、ソラマメの親株を枯らせてしまいましたので、今年は不織布で覆い、防寒しました。
2023年3月
2023年3月24日
今年は桜の開花が早く、近所の小学校の桜が満開です。
不織布の効果だと思いますが、ソラマメは地上部が枯れることなく大きくなって、花が咲きました。
アブラムシがびっしり付いていますが、テントウムシの幼虫もいますので、アブラムシ退治はしないで放任しています。
農学博士の木嶋利男先生は、野菜を食べる虫には、それを捕食する天敵も必ずやってくるとおっしゃっていますが、その通りですね。
2023年4月
2023年4月21日
4月半ばを過ぎた頃から、ソラマメがぐんぐん生長し始めました。
可愛らしいサヤが付きました。
株の中には、病気でしょうか? 葉が縮れてしまったものもあります。
2023年5月
2023年5月20日
5月中旬を過ぎましたので、ソラマメを収穫いたしました。
ここ最近、寒い日が続きましたので低温障害か?、もしくは少し採り遅れかもしれません。
中身を確認したところ、美しいエメラルドグリーンの豆が入っていました。
今年は、大豊作になりましたので、夫と私の兄弟におすそ分けすることができました。
今年の ソラマメのコンパニオンプランツ栽培は、おもにエンバクを用いましたが、無事に収穫することができました。
ソラマメのコンパニオンプランツ栽培日記_2023年秋~2024年春
2023年の春に、同じ県内で引越しをいたしました。
今年から、自宅の庭で家庭菜園を始めます。
2023年10月
2023年10月22日
ソラマメの種をまきました。
今年は、大きな四角い植木鉢を育苗トレーにしました。
育苗トレーにまき切れなかった種は、ポットまきにしました。
今年、種まきに使った土は、庭の土です。砂のようにサラサラしていますので、水はけをよくする もみ殻も入れずに種をまいてみました。
毎年、ソラマメの発芽が遅く、ヤキモキしてしまうのですが、もしかしたら水分が足りないのかな?と思い、今回は 種をまいた後、これでもか!というくらい、ジョウロで水やりをしました。
そして今後、しばらくは水やりを控え、静観してみます。
カラスなどに狙われないように、網のトレーを逆さまにかぶせて対策しました。
2023年11月
2023年11月10日
11月になりました。
ソラマメの種をまいてから、2週間以上経ちました。
発芽は、ご覧のとおりです。
春に引越しをして場所は違えども、今年も発芽が揃いません。
2023年11月25日
発芽したソラマメが植え時になってきました。
一方で、まったく芽が出なかった種もあり。残念です。
そら豆の根が長く伸びていましたので、軽くカットしました。
※ 別の育苗トレーに種まきしていた、エンバクとクリムソンクローバーです。
2023年も そら豆のコンパニオンプランツは、エンバクとクリムソンクローバーにします。
この2つのコンパニオンプランツは、わが家のマストプランツで、エンドウとも一緒に育てております。
今年は、同じ畝にカリフラワーも育てています。
アブラナ科とそら豆のコンパニオンプランツ栽培は、数年前から行っておりましたが、今年はどのように育ってゆくか、楽しみです。
2024年1月
2024年1月8日
年が明けました。
ソラマメは、少しずつですが大きくなってきました(写真右下)。
コンパニオンプランツのブロッコリーは、ようやく頂花蕾が500円玉程度の大きさになったので、カットしました。
この時期からソラマメにアブラムシが付きやすくなりますが、今年は益虫に頼ってみようと思います。
2024年2月
2024年2月2日
2月になりました。
ソラマメは脇芽も出て、大きくなってきました。
コンパニオンプランツのキャベツがソラマメの寒さよけになってくれているようです。
2024年2月24日
2月も終わりに近づいてきました。
ソラマメは脇芽が増えてきました。
コンパニオンプランツのキャベツも少し結球してきたようです。
2024年3月
2024年3月9日
3月になりました。
上着の要らない暖かい日もあれば、厚手のコートが必要な日の繰り返しです。
ソラマメとコンパニオンプランツの様子です。
ソラマメは草丈が低いにもかかわらず、花が咲きました。
こんなに小さなうちに花が咲いて、実に影響はないのでしょうか?大丈夫なのでしょうかね?
コンパニオンプランツのアブラナ科野菜(画像はカリフラワー)は、小さな株ながらも花蕾が付き、収穫しました。
肥料をほとんど施さずに栽培していますので、わが家の野菜は大きく育ちませんが、味はとても良いです。
2024年3月30日
3月も終わりです。
ソラマメは草丈が低いものの、花がたくさん咲き始めました。
ソラマメのコンパニオンプランツ「エンバク(ソラマメの後方に伸びている草)」に、テントウムシがやってくるようになりました。
そのおかげでしょうか、ソラマメにはアブラムシが全く付いていません。これからより暖かくなると、アブラムシが付くかもしれませんが、今のところ良い状態です。
コンパニオンプランツのカリフラワーも、美味しくいただいています。
カリフローレという品種をご存じでしょうか?とっても美味しいので、今秋また種を買おうと思います。
2024年4月
2024年4月20日
4月になりました。
ソラマメは、ご覧のように草丈が高くなりました。
コンパニオンプランツのカリフラワーやブロッコリーはきれいな黄色い花を咲かせています。
ソラマメにサヤが付きました。
収穫がとても楽しみです。
テントウムシを発見。
ソラマメの先端に付いているアブラムシ目指して歩いているようです。
2024年5月
2024年5月18日
5月になり、ソラマメの収穫が始まりました。
引越しをして初めてのソラマメ栽培でしたが、とても出来が良くうれしく思っております。
わが家のソラマメのいただき方をご紹介いたしますね。
・水洗いしたソラマメを、サヤが付いたまま鉄のフライパンに入れ、蓋をして強火で4~5分蒸します。
・蓋を開けてソラマメを裏返し、さらに4~5分蒸します。
これで完成です。
塩を軽く付けていただきます。
絶品ですので、おためしになってみてください。
ソラマメのコンパニオンプランツ栽培日記_2024年秋~2025年春
2024年11月
2024年11月3日
2024年も、ソラマメのコンパニオンプランツ栽培を行おうと思います。
今年は、春に自家採種したものを種まきに使ってみます。
どれだけ芽が出るかドキドキです。
2024年11月18日
自家採種したソラマメの種が、発芽しました!
種をまいてから約2週間ほどで芽が出てきました。
今年は、11月に入ってからもずっと暖かかったので、種まきのことをすっかり失念しており、例年より遅いスタートとなりました。
—引き続き、更新いたします—
まとめ
[油石鹸水のレシピ]
最強!アブラムシを死滅させる「油石鹸水の作り方」自然農薬で優しい暮らし
[ソラマメ品種一覧]
ボリュームがある大粒で美味しいと評判です。
ふっくら大粒で、ホクホクした絶妙の食感です。
春と秋に栽培できるお得なソラマメです。
ソラマメのコンパニオンプランツ「ホームタマネギ」です。