パウンドケーキ、パンなどに入れると大変美味しいドライフルーツのラム酒漬けの作り方をご紹介いたします。
アルコール度数の高いラム酒に漬け込みますので5年、10年とお楽しみいただけると思います。
本日は作り方と、何年も長持ちさせる3つのポイントをご紹介いたします。
ドライフルーツラム酒漬けの作り方
用意するもの
・密閉容器(煮沸消毒・アルコール消毒をしておきます)
・お好みのドライフルーツ
・ラム酒
下準備
密閉容器を消毒します
密閉容器を消毒し、完全に乾燥させます。消毒は、煮沸でもアルコールでも構いません。
ドライフルーツ
オイルコーティングされているフルーツは、サっと湯通しして 水気をしっかり拭き取ります。
なお、水気を切り、乾煎りして乾燥させる方法でもOKです。
ドライフルーツを切ります。切らずにそのまま漬け込んでいただいても構いません。
ドライフルーツのラム酒漬けの作り方
密閉容器にドライフルーツを入れます
まず、ドライフルーツを密閉容器の七分目ほど入れます。
目一杯入れてしまいますと、ラム酒をつぎ足せなくなりますので、満タンに入れないようにします。
ラム酒を注ぎます
ドライフルーツが浸るまで、ラム酒を注ぎます。
ラム酒を漬け込んだ直後からお召し上がりになれますが、1週間、1か月、半年と時間が経つごとに熟成され、美味しくなってゆきます。
ドライフルーツラムを何年も長持ちする3つのポイント
ポイント1「密閉容器を消毒して清潔に」
長持ちさせる1つ目のポイントは、密閉容器を使うことで外気を出来るだけ遮断することです。
また、ドライフルーツとラム酒を入れる前に煮沸消毒、アルコール消毒等をおこない、容器を清潔に保ちましょう。
煮沸消毒した場合は、完全に乾燥させてから材料を入れます。
なおドライフルーツを取り出した後、容器の口とフタに付いたラム酒をそのつど拭き取ります。
わが家はペーパーに酢を浸み込ませて、しっかり拭くようにしております。
ポイント2「水気をしっかり切ります」
オイルコーティングされたドライフルーツを湯通しした場合、フルーツに付いている水気をしっかり拭き取ります。
なぜなら保存容器の中に水分が入りますと、カビが発生する場合があるためです。
お鍋で乾煎りをして、粗熱が取れたら 密閉容器に入れる方法もOKです。
ポイント3「ときどきラム酒をつぎ足して」
ドライフルーツがラム酒を吸い込みますと、フルーツの上部にラム酒が浸らなくなることがあります。
ときどきラム酒をつぎ足して、常にラム酒がフルーツに浸っている(かぶっている)ようにします。
ご参考:洋酒を変えて世界のドライフルーツ漬けづくり
今回はラム酒にてご紹介いたしましたが、洋酒を変えて漬けますと、世界各国のドライフルーツ漬けをお作りいただくこともできます。
キルシュヴァッサー
サクランボを種ごとつぶして発酵させた蒸留酒です。
ラム酒の代わりにキルシュヴァッサーで漬け込みますと、フランスはアルザス地方で生まれたと言われている「ベラベッカ」というクリスマスに食べられるお菓子を作ることが出来ます。
ブランデー
ブドウ、リンゴ、サクランボなどの果実酒から作った蒸留酒 ブランデーに漬け込んでも美味しくなります。
英国人の、故ベニシア・スタンリー・スミスさんは、クリスマスフルーツケーキにブランデーをお使いになっていましたね。
まとめ
ドライフルーツのラム酒漬けの作り方をご紹介いたしました。
アルコール度数の高いラム酒に漬け込みますので5年、10年とお使いになることが出来ます。
・密閉容器、ドライフルーツの水気を切って漬け込みます
・ドライフルーツが常に浸っているようにラム酒を時々つぎ足します。
・容器の口とフタを常に清潔にしておきます
ドライフルーツのラム酒漬けは、熟成すればするほど美味しさが増してゆきますので、時間をかけてお楽しみになってください。
[関連記事]漬けるだけ!ラムレーズンの簡単な作り方レシピ