長野の郷土料理「油なす」の作り方レシピをご紹介いたします。
茄子の季節になりますと、長野の家庭では必ずといってもよいほど食卓にあがる「油なす」は、味噌とお砂糖で炒めます。
私の実家では「油なす」と言いますが、「油味噌(あぶらみそ)」と呼んでいるご家庭もあります。
「油味噌」とも言われている所以は、油を多めに使うからだろうと思います。
炊き立ての熱々のご飯にも、お弁当のおかずにもぴったりですので、おためしになってみてください。
長野の郷土料理「油なす」の作り方レシピ
材料(1~3人分)
・ピーマン・ししとう 2~3個(ピーマン・ししとうは なくてもOKです)
・味噌 大さじ2
・砂糖 大さじ2
・水 大さじ1~2
油なす(油みそ)の作り方
1.なすとピーマンを食べやすい大きさに切ります。
2.盛り付け用の器に[A](味噌、砂糖、水)を入れ、よく混ぜておきます。
3.フライパンに油を入れて、味噌とピーマンを炒めます。
火の通りが異なりますので、先になすを炒めて火が通ったら、ピーマンを追加すると良いでしょう。
4.野菜に火が通りましたら、いったん火を止めます。[A]をフライパンに入れて再び火を付けて、野菜をからめて出来上がりです。
1.なすとピーマンを食べやすい大きさに切ります。
わたしの母は、短冊切りにしていました。お好みでどうぞ。
2.盛り付け用の器に、[A](味噌、砂糖、水)を入れてよく混ぜておきます。
水は、味噌と砂糖を溶かすために使いますので、水っぽくならないよう極力少なめにします。
3.フライパンに油を入れ、味噌とピーマンを炒めます。
火の通りが異なりますので、先になすを炒めて火が通ったら、ピーマンを追加しても構いません。
なすは油をよく吸いますので、油は多めに。少なそうであれば、追加してくださいね。
4.野菜に火が通りましたら、いったん火を止めます。[A]をフライパンに入れて、野菜と絡めます。
再び火を付け、(A)と野菜をからめて出来上がりです。
油なすの調理ポイント
なすは、油をよく吸い込みますので、油の分量は気持ち多めで炒めてみてください。
多めの油で炒めますと、フライパンになすがくっつくことなく、炒めることが出来ます。
なすの片面をじっくり焼いて、焼き色が付いたらひっくり返してもう片面を焼くと、かたちが崩れることありませんのでお試しになってみてださい。
なお、ピーマン(ししとう)は、ナスと一緒に炒めても、後入れでも構いません。お好みのタイミングで投入してくださいね。
ご参考1:ピーマンを無駄なく切る方法
ピーマンの種を取り除く作業は、意外に面倒くさく手間がかかりますね。
わが家のやり方ですが、まずピーマンを縦半分に切ります。
次に、ヘタの部分を切り、包丁をたてに入れますと種を取り出しやすくなります。
ピーマンを縦切りにして、ヘタを切ります。
種の部分に、包丁で切れ込みを入れます。
手で種を取り除きます。
ご参考2:トロリと美味しい長野の「丸茄子」
余談になりますが、長野の郷土料理、「おやき」を召し上がったことはありますか?
長野は「丸茄子」と呼ばれる 丸い茄子の栽培が盛んで、これを使っておやきや、油なすを作ります(私は、東京の生活を始めるまで、関東で一般的な「長ナス」を口にしたことはありませんでした)。
丸茄子の特長は、味が濃く、加熱するとトロミが出ます。これがたまらなく美味しいのです。
夏、長野へ旅行される方は、スーパーマーケットをのぞいて丸茄子を召し上がってみてくださいね。
[長野の丸茄子]
まとめ
長野の郷土料理「油なす」の作り方を、ご紹介いたしました。
なすの季節になると、長野の家庭で食卓に上がる郷土料理です。
炊き立てのごはんとの相性は抜群ですので、おためしになってみてください。