石黒智子さんの本を、何となく行き詰った時にパラパラと眺めるように読むと、気持ちが落ち着くのが不思議です。
今日は、暮らしの参考本として愛読している「60代 シンプル・シックな暮らし方」をご紹介いたします。
石黒さんは、50代で暮らしを小さくし、60代は暮らしをラクにする工夫を始められました。
疲労も簡単に取れなくなってきたという石黒さんは、暮らしに様々な工夫をされています。
「60代シンプル・シックな暮らし方」」は、これから先の暮らしづくりのヒントが写真付きでたくさん詰まっていますので参考になります。
重いアイテムから離れてゆく暮らし
石黒智子さんは、キッチン道具や器、生活雑貨など、デザインや優れた機能をもつ実用的な商品を見つけ出す名人として、数多くの雑誌などに執筆されています。
私はたまたま手にした雑誌で石黒智子さんの実用的な暮らしに感銘を受け、出版されている本を何冊か購入しました。
石黒さんがアイテムを選ぶポイントは、使いやすいもの、デザイン性に富んでいるもの、そして、出来るだけ重くないものに年々シフトされているようです。
人は年を重ねると、今まで使っていたものを重く感じてきます。かくいう私も、自宅にあるもので重くて不便だなと思うことがあります。
石黒さんは、少しずつ軽いもの=負担がかからないものに変えています。
第一章「居心地よい居間づくり」
見えるところに置く
第一章は、仕事机、箱と缶についてなどが写真付きで掲載されています。
モノをクローゼットや納戸に収めると死物となって使わなくなってしまうものが多いことは、私たちもよく経験していることですね。
石黒さんは、「見えるところに置く」をモットーに、可愛らしい箱や缶を仕事机の下に整頓しています。
居間にピンポン台
石黒さん宅の居間には、なんとピンポン台があって、来客が多いときはダイニングテーブルにつなげて食卓にしているそうです。
Amazonで購入したシックな木製のピンポン台に自らキャスターを付けて、居間の中を自由に移動できるようにしています。
朝は庭に移動させて新聞を読んだり、取材の打ち合わせなどにも使われているとか。
ちなみに、運動不足解消に、旦那様と毎日30分ピンポンしているそうですよ。
手のかからない多肉植物を部屋に置く
石黒さんは多肉植物を室内に吊るして、小さな緑を楽しんでいます。
多肉植物は、虫が付かず、肥料もほとんど必要としないようなので、さほど負担もないところが良いところですね。
石黒さんのアイデア満載グッズ
この他にも、石黒さんのアイデアが詰まったアイテムを紹介しています。
息子さんが使っていたアーチェリーの弓矢をほこり取りのブラシの柄に使ったり、アルミサッシの汚れを、IKEAの塗装用のハケで払い落としたりと、なるほど~と思うことがたくさんあります。
石黒さんは軍手をオーブングローブに使っているのですが、わが家も真似しています。5本指が使えるので便利です。
洗面所、ランドリーのもの選び
第二章は、洗面所やランドリーまわりのアイテムを紹介しています。
毎日使うものにこそ、こだわりを持ちたいとおっしゃる石黒さんは、ペーパータオルのディスペンサーや、洗面所のゴミ入れなど、長い年月をかけて探してきました。
シンプルに整えられた洗面所などの水回りの写真がきれいです。
私は洗面所に陶器を置いて、何度も割ってしまったという苦い経験があるのですが、石黒さんはガラス瓶などは、重いうえにすべりやすいという理由で置くことをやめたそうです。
代わりにとても素敵なプラスチックのボトルを探し出して、使っています。
ボトルのこだわり
わたしが会社勤めをしていた時、石黒さんの本を読むと、ボトルへのこだわりがある方だなと思っていました。
自分が専業主婦となり、家にいる時間が長くなると、そのこだわりが理解できるようになってきました。
よく使うものだからこそ、使いやすくて佇まいがシックなデザインを選ぶことは、自然なことですね。
第三章以降も、参考になります
第三章以降も、興味深く参考になる内容です。
・寝室、納戸はすがすがしく
・台所の小さな工夫
・季節を感じる簡単料理
・手間いらずの庭づくり
・人付き合いではじめたこと、やめたこと
まとめ
石黒智子さんの「60代 シンプル・シックな暮らし方」をほんの一部ですがご紹介いたしました。
人それぞれ生活習慣が異なりますが、人生の先輩のライフスタイルをヒントにして、参考にできるものを自分に取り入れて暮らしやすくなるのであれば、こんなにいい事はないですね。
この本が、少しでもあなたに参考になれば幸いです。
[紹介本]
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