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無農薬でキアゲハの幼虫を駆除!予防法と対策をご紹介いたします

Papilio machaon

家庭菜園やガーデニングで野菜や葉っぱを食害するキアゲハの幼虫を駆除(防除)する方法をご紹介いたします。

この対策は、農学博士の木嶋利男先生がご紹介されており、薬剤を使用せず無農薬で寄せ付けなくする方法ですので、ご参考にしていただければ幸いです。

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野菜を食害する害虫キアゲハについて

Papilio machaon-3

大人になった蝶は美しい姿になりますが、幼虫は家庭菜園やガーデニングで大切に育てている野菜や植物をムシャムシャと食べ尽くす、やっかいな害虫の扱いになっています。

キアゲハはアゲハチョウに分類されるチョウの一種で、日本全国各地に生息しており、イモムシの幼虫は、セリ科の植物を食べて成長します。

キアゲハの発生時期

キアゲハは4月から10月頃に現れ、その間 3~4回 発生します。

4月頃に見られるキアゲハは、晩秋にさなぎになって越冬し、春に羽化したものです。

キアゲハが付く植物

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農学博士の木嶋利男先生によりますと、キアゲハは野山では おもにセリ、ボウフウ(セリ科の草本の一種)、シシウドなどを食べますが、家庭菜園で育てるニンジン、セリ、パセリ、ミツバなども大好物です。

交尾が終わったキアゲハは白い卵をセリ科の植物に産み付け、孵化した幼虫(イモムシ)はセリ科の植物の葉を食べて育ち、やがてさなぎとなって成虫になります。

孵化した幼虫はさなぎになるまで2~3週間かかりますが、その間に 大量の葉を食べて育ちます。

キアゲハが付くセリ科の野菜
・ニンジン
・ミツバ
・パクチー
・パセリ
・セロリなど

無農薬でキアゲハの幼虫を駆除!予防法と対策

この章では無農薬でキアゲハの幼虫を野菜の食害を駆除する対策、予防法をご紹介いたします。

一番安心!防虫ネット

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キアゲハの発生時期は4月~10月頃までですので、家庭菜園で野菜を栽培するその期間は防虫ネットのトンネルを覆って産卵を防ぎますと、食害をうけることはありません。

アブラナ科の野菜と一緒に育てる対策

radishes,carrots

木嶋先生はコンパニオンプランツ栽培の権威で、科の異なる野菜を一緒に育てることで、害虫防除に効果的であることをご紹介されています。

キアゲハに産卵されやすいセリ科野菜は、アブラナ科の野菜と混植しますと、産卵をおさえることが出来ます。

アブラナ科の野菜例
・ダイコン
・ライディッシュ
・カブ
・チンゲンサイなど

異なる科の野菜の混植でキアゲハを忌避できる理由

セリ科とアブラナ科の野菜は、寄ってくる害虫が異なります。

別種の害虫は互いを避け合う性質がありますので、異なる科の野菜を植えておきますと害虫が寄り付かなくなり、野菜全体の害虫被害が軽減します。

キアゲハの幼虫の駆除方法

Papilio machaon-2,kiageha

キアゲハの幼虫は脱皮を繰り返して 姿を変えながら大きくなってゆきます。

小さい時期の幼虫は、虫のフンそっくりに擬態して外敵から身を守るため黒っぽい色をしていますので、比較的 見つけやすいでしょう。

老齢幼虫になりますと(写真上)、体長が4~5cmにも成長し大型になります。見つけた場合は、木嶋先生の裏ワザ「半殺し」にして、野菜の葉に放置しておくことがおすすめです。

半殺しとは、キアゲハの幼虫の下半身をつぶして野菜の葉に置いておきます。すると昆虫寄生菌が付き、あっという間に菌が広がり畑全体が害虫被害から守られてゆきます。

詳細につきましては、本ページ最後の関連記事をご参考になさってください。

まとめ

radishes,carrot

無農薬で家庭菜園を行っている方におすすめしたい、キアゲハの幼虫の駆除対策をご紹介いたしました。

野菜や植物に付くキアゲハの幼虫は、半殺しにして放置しておきますと昆虫寄生菌が広がりますので、野菜全体の害虫予防になります。

また、アブラナ科の野菜と一緒に育てることで、それぞれに付く害虫を忌避することも出来ます。

この対策は、農学博士の木嶋利男先生がご紹介されている方法ですので、キアゲハの幼虫対策にお役立ていただければ幸いです。

下の関連記事に「半殺しにする害虫対策」「ニンジンのコンパニオンプランツ栽培」をご紹介しておりますので、あわせてご参考になさってくださいね。

[関連記事]

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[参考文献]

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キッチンガーデンのこと野菜づくり
この記事を書いた人
カジトラ

関東在住の専業主婦です。
夫と二人暮らし。
2023年の春、海に近い地域に移住しました。

家族の介護、某シンクタンクで馬車馬のように働き詰めだった日々に区切りをつけ、現在は農学博士 木嶋利男氏が提案するコンパニオンプランツ栽培で野菜を育てています。

文明の利器を取り入れつつも、古き良きモノ・慣習を大事にしながら暮らしてゆくことを目指しています。

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