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強い味方!畑に集まる天敵の種類|益虫が集まりやすい畑の環境づくり

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畑に集まる天敵を、ご紹介いたします。

家庭菜園で野菜を食害する害虫は、何とも悩ましい存在ですね。

農学博士の木嶋利男先生は、「畑に害虫がいると、必ず天敵が寄ってきて捕食し、無農薬栽培がとてもラクになります。」と、述べられています。

今日は畑に集まる天敵の種類、益虫が集まりやすい畑の環境のつくり方についてご案内いたします。

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強い味方!畑に集まる天敵の種類

テントウムシ類

テントウムシは、アブラムシがいる場所に卵を産み、個体を増やして害虫を捕食してくれる、畑にとって強い味方の益虫です。

🐞 ナナホシテントウ

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ナナホシテントウの寿命は約2か月ですが、その生涯で数千匹のアブラムシを捕食します。

🐞 ナナホシテントウの幼虫

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ナナホシテントウの幼虫は、幼虫の期間である約3週間の間に約400匹のアブラムシを捕食します。

🐞 ナミテントウ

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ナミテントウは、1日おきに約30個の卵を産み、子孫を増やしてゆきます。

🐞 キイロテントウ

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キイロテントウは珍しい菌食性で、うどんこ病のカビを食べるテントウムシです。

カマキリ類

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カマキリは、初夏から晩秋にかけて バッタや蝶など多くの害虫を捕食します。

ヒラタアブ(幼虫)

ヒラタアブの幼虫は、幼虫期間中に500匹以上のアブラムシを吸汁します。

アマガエル

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アマガエルは繁殖期のみ 水辺が必要ですが、普段は樹上生活をして昆虫を食べます。

クモ類

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網を張らない地面を徘徊するクモも、害虫を捕食します。

セキレイ

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野鳥のセキレイは、「畑の益鳥」と呼ばれています。

畑にクワを入れると虫を食べに来てくれる 強い味方です。

天敵が集まりやすい畑の環境づくり

雑草をほどほどに残しておく方法

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畑で厄介者あつかいされている雑草ですが、通路やウネに生えている草をきれいに刈ってしまいますと、害虫が畑の野菜に移動することがありますので雑草のすべてを抜かず、ほどほどに残して天敵のエサ場にしましょう。

ワラや刈草で天敵の隠れ家づくり

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木嶋先生は、ワラや刈草の有機物マルチは、テントウムシやクモなどの益虫が身を隠すかっこうのシェルターになります。と、紹介されています。

バンカープランツで天敵のエサを増やす方法

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「おとり作物」とも呼ばれているバンカープランツを野菜のそばに植え、天敵のエサを増やす方法です。

たとえばソルゴーというイネ科の緑肥作物は、アブラムシが付きやすい植物です。

これを野菜のそばに植えて自らが「おとり」になることにより、野菜のアブラムシの食害を守ります。

おとり作物の詳細は、本ページ最後の関連記事「おとり作物 バンカープランツの種類と栽培例」を参考になさってください。

お花を育てて天敵を呼び寄せる方法

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野菜のそばにお花を育てて、害虫の天敵を集める方法もあります。

お花にはミツバチなどのさまざまな昆虫が集まりますので、野菜の受粉の手助けをしてくれます。

野菜と相性の良いお花とハーブの詳細は、本ページ最後の関連記事「フランス式家庭菜園「ポタジェ」野菜のコンパニオンプランツになるお花とハーブ」を参考になさってください。

まとめ

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畑に集まる天敵の種類と、天敵が集まりやすい畑の環境づくりをご紹介いたしました。

害虫は野菜を食害する悩ましい存在ではありますが、益虫はそれをエサにして生きていますので、広い意味で害虫も野菜作りに必要になるわけですね。

無農薬栽培の強い味方 益虫を畑に呼び寄せて、害虫の勢いに負けない畑づくりをしてゆきたいですね。

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[関連記事]

「おとり作物」バンカープランツの種類と栽培例をご紹介します

テントウムシを増やしたい!畑の野菜でテントウムシを増やす方法

フランス式家庭菜園「ポタジェ」野菜のコンパニオンプランツになるお花とハーブをご紹介いたします

「参考サイト」

千葉県立中央博物館 生態園

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キッチンガーデンのこと野菜づくり
この記事を書いた人
カジトラ

関東在住の専業主婦です。
夫と二人暮らし。
2023年の春、海に近い地域に移住しました。

家族の介護、某シンクタンクで馬車馬のように働き詰めだった日々に区切りをつけ、現在は農学博士 木嶋利男氏が提案するコンパニオンプランツ栽培で野菜を育てています。

文明の利器を取り入れつつも、古き良きモノ・慣習を大事にしながら暮らしてゆくことを目指しています。

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