キャベツやブロッコリー、ハクサイ、ダイコンなど アブラナ科の野菜はアオムシやコナガの幼虫の食害にとてもあいやすいですね。
これらの野菜と一緒にお花の「サルビア」を育てますと モンシロチョウやコナガを撃退することができます。
この方法は、農学博士の木嶋利男先生がご紹介されているアオムシ・コナガ対策で、無農薬で家庭菜園を行われている方のお役に立てば嬉しく思います。
サルビアが撃退!アオムシ・コナガ対策
ガーデニングにもよく使われているサルビアは夏の暑さに強いため、畑に植えてキャベツやブロッコリーなどに近寄る害虫を撃退するのに非常に役立ちます。
農学博士の木嶋先生によりますと、シソ科植物のサルビアは、モンシロチョウやコナガに対して「アレロパシー効果」を発揮するのだそうです。
モンシロチョウやコナガはシソ科植物のサルビアを嫌う性質があり、寄り付くことはありません。
このサルビアの性質を利用してコンパニオンプランツ栽培を行いますと、害虫はサルビアに寄り付かなくなりますので野菜に卵を産み付けられることが少なくなります。
サルビアをコンパニオンプランツ栽培するポイント
サルビアの品種
サルビアはいろいろな品種が販売されていますが、夏の暑さに強い「サルビア・スプレンデス」がおすすめです。
サルビアの色
モンシロチョウやコナガは 赤色を嫌う性質がありますので、赤色のサルビアを選びましょう。
サルビアの植え方
つい立てのように植える方法
サルビアのアレロパシー効果が最大限に発揮される植え方は、害虫が飛ぶルートに合わせて つい立てのように植え付ける方法です。
風は一般的に南北方向に吹き、それに乗ってモンシロチョウやコナガは飛来します。
そのため、南北の端にサルビアを植え付けるのがおすすめです。
まとめ
農学博士の木嶋利男先生がご紹介されているアオムシ・コナガ対策をご案内いたしました。
サルビアをコンパニオンプランツにして キャベツやブロッコリー、ハクサイ、ダイコンなど アブラナ科の野菜を栽培しますと、サルビアのアレロパシー効果でモンシロチョウやコナガが寄り付かなくなります。
薬剤を使わずに野菜を栽培されたい方におすすめですので、ご参考にしていただきましたら幸いです。
[参考文献]
木嶋利男著 コンパニオンプランツで野菜づくり (ひと目でわかる図解)(主婦と生活社)
[関連記事]
ブロッコリーのコンパニオンプランツ|害虫忌避・生長促進効果のある野菜をご紹介します
キャベツのコンパニオンプランツは?キク科の野菜が害虫忌避に効果的!
大根のコンパニオンプランツ|害虫忌避と生育促進効果のある野菜・草・花をご紹介いたします
チンゲンサイのコンパニオンプランツ|異なる科の野菜で害虫忌避して美味しく栽培
白菜のコンパニオンプランツ|害虫忌避や病気予防に効果な野菜・草・花をご紹介いたします
[サルビアの種]
(参考:Wikipedia)