春に植えるジャガイモの「芽出し」をする方法について、ご紹介いたします。
種イモを芽が出るように促してから畑に植え付けますと、芽が出ないという失敗を回避することができます。
今回は、室内で芽出しを行うポイント、種イモの緑化についてもご紹介いたしますので、参考になさってください。
春植えのジャガイモを室内で芽出しする方法
用意するもの
・ジャガイモの種イモ
・ジャガイモを敷く紙、箱など
春植えジャガイモの芽出しに適した場所
適度に光が当たる場所
陽の光に当ててジャガイモの発芽を促す方法は、浴光育芽と呼ばれています。
室内でジャガイモの芽出しを行う場合、木漏れ日が差す場所(=適度に光が当たる場所・真っ暗でない場所)に置きます。
直射日光に当ててしまいますと、種イモが温まりすぎて傷んでしまう場合がありますので、レースのカーテン越しで光を当てるなど、強すぎる光が当たらないようにします。
風通しのよい場所
空気がこもった場所は種イモが湿気ますので、風通しのよい場所に置きます。
ジャガイモの芽出しする期間
種イモを植え付ける2~4週間前から芽出しを行います。
ジャガイモの芽出しの方法
💡 紙を広げ、種イモが重ならないように並べます。
💡 数日ごとに種イモをひっくり返し、光を当てます。
💡 芽が出てきましたら、適期に種イモを植え付けます。
発芽を促進させる裏ワザ
自然農法家の高内 実さんは、ジャガイモの芽が出る”くぼみ”に霧吹きで水を吹きかけると、発芽が促進すると紹介されています。
※ 高内 実さんの動画を、本ページ最後にご紹介しております。
種イモの緑化について
ジャガイモの芽や光に当たって緑色になった部分は、天然毒素「ソラニン」「チャコニン」が出て、それを食すると、食中毒の症状を引き起こす場合があります。
芽出しをしている時にジャガイモの表面が緑化することがありますが(品種によって出るもの・出ないものがあります)、種イモの場合は緑化しても問題はないのだそうです。
わが家は、緑化して食べるのに気が引けるようなジャガイモを、種芋として利用しております。
まとめ
春植えジャガイモの「芽出し」をする方法を、ご紹介いたしました。
種イモを芽が出るように促してから畑に植え付けますと、芽が出ないという失敗が少なくなりますので、参考になさってください。
なお、昔の農家さんは、梅の花が咲いたら種イモを植え付けていたそうです。
あなたの お近くの梅の木が咲いているのを見かけましたら、ジャガイモを植え付けてみられてはいかがでしょうか。
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[参考サイト:自然農法家 高内実さんのYouTube]
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