八朔(ハッサク)の季節が、やってきました。
少しほろ苦くて甘酸っぱいハッサクは、2月から3月までが旬の柑橘です。スナックのようにポリポリした食感が美味しいですね。
ハッサクは、外の皮も実を包んでいる袋も分厚いので、手でむくと面倒ですが、包丁で簡単にむくことが出来る方法をご紹介いたします。
見た目も綺麗に切ることができますので、おためしになってみてください。
ハッサクの簡単な むき方
ハッサクの上と下をスッパリ切ります
包丁で、ハッサクの上と下の部分を切ります。
皮をクルクルむきます
ハッサクの周りの皮を、リンゴの皮をむくようにクルクルむきます。
果実がすべて見えるように、袋ごと(白い内皮も)むきましょう。ノコギリを使うイメージで、包丁の刃を小刻みにギゴギゴと切ると、むきやすいです。
むき上がりです。みずみずしいですね。白い皮が付いていないほうが、よりむきやすくなります。
実と実のすき間に包丁を入れます
薄皮にそって(実と実の間に)包丁を入れて、四等分にします。
中心のかたい芯を切り取ります
中心の芯(果芯部)を切り取ると、果実が取りやすくなります。
実をはがします
ここまできたら、あとは簡単です。
白い皮からハッサクがポロリとはがせますので、面白いですよ。
ハッサクを簡単にむく2つのポイント
果実が露出しているほうがむきやすくなります
白い皮が付いていないと、よりむきやすくなりますので、リンゴの皮のようにむくのがオススメです。
ハッサクの中心部分(果芯部)を切り落とすと、簡単に果実を取り出すことができます。
八朔(ハッサク)の名前の由来
ところで「ハッサク」という名前、面白いと思いませんか?
ハッサクは旧暦の8月朔日(一日)のことを指していて、名前が付けられたのは1886年(明治19年)、八朔(8月1日)のころから食べられたのが名前の由来と伝えられています。
旧暦の名前を付けた明治時代の人は風流ですね。
ちなみに詩人の萩原朔太郎の誕生日は、1886年11月1日生まれでした。
良く切れる包丁を使うのもポイントです
切れ味のよい包丁でハッサクを切りますと、果実の繊維を傷つけず、果汁があふれることが少なくなります。
わが家はヘンケルのステンレスの包丁を10年使っていますが、ステンレスの包丁でも研いで使うと、常に切れ味が抜群になり、何年も使うことができます。
ステンレスの包丁の研ぎ方については、別の記事でご紹介しておりますので、本記事の最後にリンクを貼っておきます。
まとめ
ハッサクを、簡単で綺麗に切る方法をご紹介いたしました。
このむき方はハッサクだけでなく、ほかの柑橘にも応用できますので、おためしになってみてください。
[参考記事]