空き缶を使って、室内でルッコラを栽培する方法をご紹介いたします。
ルッコラはいろいろなお料理に使えるハーブですね。美味しくて色どりに使うときれいです。
一般的にルッコラは、畑や鉢(プランター)に種をまいて栽培しますが、空き缶でも育てられることが分かりました。
先日、ためしに空き缶に土を入れて種をまき、日当たりの良い窓際で育ててみたところ、無事に芽を出して今でも元気に育っています。
お家の中でも種から栽培できるこの喜びを、みなさんに共有したいという思いから、空き缶でルッコラを栽培する方法をご紹介いたしますので、ご参考にしていただければ嬉しく思います。
室内でルッコラを栽培するのに用意するもの
材料
・空き缶 1缶 400gくらいのもの
・土(野菜用の培養土)
・缶切り
・水スプレー
ルッコラの種
ルッコラの種は一袋、2~300円程度で 園芸店やホームセンター、ネットショップなどで販売しています。
「ロケット」「オデッセイ」という品種が人気のようですね。
ロケット
ポピュラーな品種でサラダやピザによく合います。
オデッセイ
ロケットよりクセがなくて食べやすい言われていますが、私はあまり違いがわかりません(笑)。
空き缶
可愛らしい空き缶を使ってみましょう。
「サバ缶」のような空き缶はちょっと可愛くないですし、土をたくさん入れられませんので、400gくらい入るものを選んでみてください。
土
野菜用の土で育てます。
こちらも園芸店やホームセンター、ネットショップなどで、1袋(5リットル)1,000円前後です。
缶切り
空き缶の「底」に穴を開けるために使います。
室内でルッコラの種をまく準備
① 空き缶をきれいに洗います。
② 空き缶の底に、缶切りで穴を開けます。
水やりするときに、水はけを良くするために、缶の底に穴を開けます。
ルッコラの種まき

小さいツブツブがルッコラの種です
空き缶に土を入れます。
土は満タンに入れずに上面を1cmほど空けます。水やりをするときに、土と水が溢れないようにするためです。
種まきの前に土に水を与えます
種をまく前に水を与えて土を湿らせます。
ルッコラの種をまきます
指で種をつまみ、等間隔に種をまきます。
タネが小さいので、パラパラまいても構いません。
パラパラと土をかけます
種が隠れる程度にパラパラと土を0.5~1cmほど土をかけます。手で、ギュッギュっと土を押して種が外に出ないようにしっかり鎮圧(ちんあつ)します。
水やりは翌日から行います
種をまいた時の土の状態が十分に湿っていましたら、この日は水やりは行いません。
翌日から水スプレーで種が出ないように優しく土を湿らせる程度に吹きかけます。
陽当りの良い場所で育てましょう
ルッコラはお日様が大好きなハーブですので、日がよく当たる場所に置いて育ててくださいね。
ルッコラを空き缶で栽培するメリット
ルッコラは、春と秋の2回 種まきをして栽培することができると言われていますが、条件がよければ一年中育てることができるハーブです。
缶で栽培しますと気軽に日の当たる場所に移動出来ますし、室内ですので害虫が寄ってこないメリットもあります。
室内で栽培するルッコラの水やりのタイミングは?
発芽するまで水スプレーなどで優しく水を与えましょう。
わが家は庭の植物にお水をあげるタイミングで水やりをしていますが、ジョウロの目が粗いと種が流れ出てしまう場合がありますので気を付けて。
室内で栽培するルッコラの追肥の方法
肥沃な土であれば、肥料をあたえる必要はあまりありませんが、発芽したルッコラの生育が良くなさそうでしたら、ときどき肥料をあげて生長をうながしてみてください。
追肥のタイミング
発芽したルッコラの、丈(たけ)が5センチほどに伸びて、葉っぱが4~5枚になりましたら肥料を与えます。
ルッコラの生長を見ながら週に1回、もしくは2週間に1回程度 肥料を与えます。
どんな肥料をあげるの?
鶏ふん
わたしは家庭菜園で有機農法をしていますので、「鶏ふん」を与えていますが、鶏ふんはニオイが気になるかもしれません。
液体肥料
液体肥料をルッコラの根元に軽くあたえます。
室内で栽培するルッコラの間引きについて
発芽したルッコラの芽と芽が混んでいましたら、弱そうな芽をつまんで引き抜きます(これを間引きといいます)。
間引きした後は根っこがグラグラゆるんでいますので、根元に土を寄せてあげます。
間引きした芽は食べられます。ちっちゃいながらも美味しいです。
室内栽培でほぼ一年中食べられるルッコラ
先程も申し上げましたが、ルッコラは春と秋の2回育てることができると言われていますが、条件がよければ一年中育てることができるハーブです。
・温度15℃
この2つの条件を満たしていれば、真冬の1月頃でも発芽します。
成長はゆっくりですが、ルッコラは冬の寒さに強いハーブですのでおためしになってみてくださいね。
室内で栽培するルッコラの収穫
大きくなった葉っぱの根元から摘み取ります。
これを繰り返すことによって、1缶でも長い期間 収穫を楽しむことができます。
根っこごと引っこ抜かないように、気を付けてくださいね。
ルッコラの花について

ルッコラのつぼみ、お花は食べられます
ルッコラをしばらく栽培していますと、ツボミを付けて花を咲かせます。
花が咲く前のツボミのうちにカットしましょう。つぼみを摘むことを、摘蕾(てきらい)といいます。
花が咲いたルッコラは、子孫を残すために種を作ろうとします。この状態になるまで育ててしまいますと、葉っぱの味が落ちて枯れてしまいます。
長い期間ルッコラを楽しむためにも、花が咲く前に、摘蕾(てきらい)しましょう。
ポリポットの栽培も始めました
家にあるプラスチックカップの底に穴を開けて、ルッコラ、シュンギク、レタスの室内栽培も始めました。
空き缶と同じようにお手軽に栽培することが出来ますので、本ページ最後の「関連記事」を、参考になさってください。
まとめ:ルッコラは室内でも楽しく栽培することができます
空き缶でお手軽にルッコラを栽培する方法をご紹介しました。
・日当たりが良い場所
・温度15℃
この2つの条件が整えば、一年中室内で栽培することが出来ます。
ルッコラをご自宅で育てながら、楽しく美味しい生活を送ってみられてはいかがでしょうか。
[関連記事]
実験!100均ダイソーの種でお花を育ててみます!種まきのコツとお世話のポイント
ポリポットで野菜の種まき|レタス・ルッコラ・シュンギクを室内栽培
[参考商品]
[参考肥料]