家庭菜園で必要な道具をご紹介いたします。
私はサポート付き貸し農園「シェア畑」と、農家さんから菜園を借りて野菜を作っています。
家庭菜園3年目の初心者ではありますが、最低限 必要な道具が分かってきました。
これだけあれば家庭菜園の準備はバッチリの道具をまとめてみましたので、参考になさってください。
家庭菜園で使う道具一覧
家庭菜園でおもに使う道具をご紹介いたします。
道具の使い道については、次の章で詳しくご説明してまいります。
畑を耕すのに必要な道具
・スコップ
・移植ごて
・ならし板
水やり等に必要な道具
・ジョウロ
・水スプレー
種まき・苗を植える時に必要な道具
・防虫ネット
・ダンポール&ピン
・不織布
・Uピン
・カッター
野菜の成長をフォローする道具
・麻ひも
・園芸ネット
・ハサミ
小物類
・麦わら帽子
・水筒
・エプロン
・長靴
・蚊取り線香
畑を耕すのに必要な道具
クワ
畑を耕す道具です。
肥料を入れて耕したり(肥料を入れない場合もあります)土をこんもりと盛ってウネを作る時に使います。
祖父、そして父が使っていたクワです。
メジャーとしても利用することができます。
スコップ
土を深く掘る時に使います。
クワよりも深く掘ることが出来ますので硬い土を起こす時に最適です。
移植ごて
苗を植えるための穴を掘ったり、野菜の株元に土を寄せたり、肥料をバケツの中で混ぜ合わせたりするときに使います。
マルチのすそに土をかける時に使っても便利です。
ならし板 兼 メジャー
「ならし板」は、私が利用しているシェア畑で使っていますが、たいへん便利です。
野菜の苗を植え付ける時に間隔を測ったり、ウネの表面を平らにならす時に使います。
木の板にマジックで目盛りを書くだけですのでおすすめです。
水やり等に必要な道具
バケツ
水を入れるだけでなく、収穫した野菜や雑草を運んだり、肥料を混ぜる道具、水を張って苗を浸水させるなど幅広い用途で使います。
[詳細]
安くて使いやすいトタンバケツ8L|農作業・ガーデニングにおすすめです
ジョウロ
夏はとにかく水やりに精を出しますので、やや大きめのジョウロがオススメです。
野菜によって株元に水をあげるものや、上からシャワーのようにかけるものがありますので、注ぎ口が取り外せるタイプをおすすめです。
上の写真はガーデニング用のジョウロです。可愛らしいですが畑では専用のものが使いやすいかと思います。
畑専用に漬かっているトンボじょうろ(10リットル)です。
トンボのじょうろは 2~13リットルと幅広い容量から選ぶことが出来ますのであなたが持ち運べるサイズをお選びになってくださいね。
ちなみにこのジョウロは細かいシャワーで土の跳ね返りが少なく 野菜が汚れませんので(=病気の原因になります)便利です。
種まき・苗を植える時に必要な道具
マルチ
ウネをおおう資材をマルチといいます。
マルチは雑草を防いだり、保温・保湿など、野菜の成長をサポートしてくれる畑の毛布のような役割を果たしてくれます。
マルチは「穴あきマルチ」「穴なしマルチ」「敷きわら」などがありますが、この3点あると便利です。
※マルチに関する記事をこのページの一番下の関連記事にてご紹介していますので、ご参考になさってください。
防虫ネット
野菜を虫や鳥獣、強風から守るネットです。
おすすめは目合いが0.8mm以下のネットで、アブラムシなど小さい害虫の侵入を防ぐことが出来ます。
薬剤を使わずに野菜を育てる場合は、マメ科の枝豆、アブラナ科のキャベツ、白菜などは害虫被害にあいやすいので、ネットをかけて栽培している方が多いですね。
ダンポール
ダンポールは、FRPという繊維強化プラスチック製の支柱です。
しなりが良いので、曲げて防虫ネットのトンネルに使います。
室内で野菜の苗を育てる際、ビニールシートの支えとしても使うことが出来ます。
不織布(ふしょくふ)
不織布は、繊維を織らずにからみ合わせたシートで、水洗いをして何度も再利用することが出来ます。
種まきをした直後は鳥の被害にあいやすいのでガードします。
そのほかにも保温効果で発芽を促進させる役目を果たしてくれます。
Uピン
不織布や、マルチを留めるときに使います。
育苗ポット
種から野菜を育てる時に便利なポットです。
私は大切に育ててきた苗を土に植え付ける時に崩して根を傷めてしまった苦い経験が何度もあります。
タネの老舗メーカー、サカタのタネさんが販売している育苗ポット「ジフィーストリップ」は、苗をポットごと植え付けることが出来ますので、苗を植え付けるのが苦手な方、根の張りが弱い野菜を植え付ける時におすすめです。
[詳細]そのまま植えられるエコポット「ジフィーストリップ」ゴミにならないエコロジーな育苗ポットです
野菜の成長をフォローする道具
支柱
トマトやキュウリ、エンドウ豆など、背が高くなる野菜を支えたり、植えたての苗を支える時に使います。
長さは、短いものから、2m近いものまで様々です。
麻ひも
支柱と支柱を結びつけたり、野菜の葉っぱやツルを支柱に誘引する時に使います。
麻はとても丈夫で、ほどきやすい特長がありますので、個人的にビニールのヒモより扱いやすく気にっています。
また、使用済みの麻100%のひもは 土に埋めても問題なく、ゴミになりません。
[詳細]バラやトマトなど野菜の誘引は「麻紐」が便利!土にかえる天然ジュード100%がおすすめです
園芸ネット
キュウリ、スナップエンドウなどのツル野菜を栽培するときに使います。
支柱の周りにまいて、鳥獣から野菜をガードするときにも使うことができます。
ハサミ
野菜の収穫や、麻ひもやマルチを切る時に使います。サビにくいステンレス製がおすすめです。
剪定ハサミ
野菜の茎などをカットする時に非常に便利な剪定ハサミです。
トマトなどの茎は意外にかたいので、普通のハサミですとなかなか切れず手が痛くなってしまいますが、これでしたらザクザク切ることが出来ます。
[詳細]よく切れて使いやすい!「DCMの鍛造剪定ばさみ」をご紹介いたします
支柱パッカー
支柱にネットやビニールを覆って、防風・鳥獣対策をする際に便利な「支柱パッカー」です。
ずっと洗濯ばさみなどを使っていましたが、すぐに取れてしまうので困っていました。
これを使うようになってから、作業がはかどるようになりました。
[詳細]便利で使いやすい「支柱パッカー」シートの固定やネット張りに最適です
小物類
野菜の栽培で必需品の小物類をご紹介いたします。
手袋
土を触るため手袋は必需品になります。
ゴム手袋は水を通さないメリットがありますが、汗でベタベタして脱ぎづらく、特に夏は扱いづらいかもしれません。
防水性などいろいろな園芸用の手袋が販売されていますが、どのタイプを使っても意外に早く劣化しますので、私は安価なものを使い捨て、常に清潔を保つように心がけています。
土や水が付着した汚れた手袋は病原菌が付きやすく、野菜に触ると感染する場合がありますので、一回使い終わったら水洗いしてよく乾かすようにしましょう。
土をモグラのようにガシガシ掘る場合がありますので、手袋をはめていても爪に土が入りやすいのがツライところですが、上の写真のようにビニールと園芸用手袋のセットで作業しますと、若干手の汚れを防ぐことが出来ます。
[カジトラ愛用品]
麦わら帽子
日差しが強い暑いシーズンは、通気性の良い帽子がおすすめです。
麦わら帽子は軽いので風にあおられることがありますので、アゴ紐が付いていますと便利です。
水筒
畑の近くに自動販売機やコンビニエンスストアがない場合は、水筒も必需品になるでしょう。
夏の暑い日は水分をこまめに摂って、熱中症にならないように気を付けましょうね。
私が使っている水筒は、大容量(500ml)のサーモスですが、このくらいの量がないとバテてしまいます(笑)。
[詳細]可愛いサーモスの水筒レビュー|たっぷり550ml!真空断熱ケータイマグ-550
エプロン
ポケットがたくさん付いているエプロンをおすすめしたいです。
野菜の芽の誘引に麻のヒモやハサミを入れて作業しますと便利です。
ご紹介していますエプロンは、どれも実際に使っているものですが、小物を入れすぎますと首が重くなりますので、下のような腰巻タイプのエプロンもおすすめです。
腰巻タイプのエプロンもポケットが付いているタイプが便利です。
[詳細]
便利なエプロン3選!家庭菜園・ガーデニング・農作業に最適アイテムをご紹介
長靴
雨がふっていない畑でも、水やりをしますとぬかるみますので、長靴があると便利です。
ロング丈の長靴を選ばれる場合は、かがんでも作業しやすい やわらかい素材のものがおすすめです。
ショートタイプの長靴は軽作業に便利ですが、私はズボンのスソと靴の隙間から蚊に刺されますので、もっぱら長いタイプを履いています。
[詳細]
家庭菜園でおすすめの靴は?おしゃれで丈夫なメーカー2社をご紹介します
蚊取り線香
蚊にされやすい方は、携帯用の蚊取り線香があると便利です。
上の写真2つは腰に吊るすタイプですが、左のアース製薬版が腰から落ちにくく、火が消えにくいのでおすすめです。
[詳細]
やっぱりこれ!おすすめの携帯用 蚊取り線香|ガーデニング、畑の農作業に最適です
土壌酸度計
土の酸度をpH3.0~10まで計測できます。
ネットショップの口コミの評価はいささか低めですが、個人的にはお手頃価格で使いやすく、気に入っています。
[詳細]
簡単!刺すだけ!電池不要のおすすめ酸度計「髙森コーキSPM-001」
家庭菜園で使う道具選びのポイント
少し余談になりますが、私はサポート付き貸し農園のシェア畑と、農家さんから畑を借りて野菜を作っています。
ご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、シェア畑は手ぶらで通える貸し農園で、道具や資材、肥料や苗・種が揃っている、すべてがお膳立てされている農園です。
一方で農家さんから借りている畑はすべて自腹で、道具は自分で揃えなければならず、雨の日も「ほぼ野ざらし状態」で畑に道具を置いています。
つまり、常に道具が傷みやすい状態でいるのです。
これから道具をお買い求めになる方は、道具の設置場所が屋根付きであればよいのですが、サビにくい素材の道具(ステンレス製のクワ、トタンやブリキ製のバケツ、支柱は竹)など、傷みの進行が遅いものをご検討されることをおすすめしたいです。
まとめ:良さそうな道具をリサーチ中です
自分で使ってみて良かった道具、良さそうな道具を少しずつご紹介してゆきたいと思います。
随時更新して、本ページの下におすすめのアイテムをご紹介いたしますので、ご参考にしていただければ幸いです。
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